ここ数年急激に普及してきた風習があります。
それが「お盆玉」(お盆たま)です。
聞いたことないぞ。って方も見えるかもしれませんが、すでに3人に1人はもらっている習慣となっており、知らないことで恥をかくかもしれませんよ。
今回はそんな「お盆玉」についてみていきましょう。
※加筆修正を加えました。
お盆玉とは
まずはお盆玉とはなにかについて見ていきましょう。
お年玉のお盆版
お盆玉を簡単に言えばお年玉のお盆版といってよいでしょう。
お盆で帰省してきた子どもたちにお小遣いをあげるものとなります。
お年玉と同じですからおばあちゃん、おじいちゃんや両親、おじさん、おばさんから孫や子供、おいなどがもらうものです。
認知度が急激に増加中
お盆玉はもともと江戸時代からある山形県での風習だったそうですが、郵便局がお盆玉のぽち袋を販売したことで全国的に知名度が上がって一気に普及してきたのです。
最近は少子高齢化で上げる人は多いけどもらう子供が減ってきたことも大きいのでしょう。
実際、あおぞら銀行の調査では認知度がどんどん上がっています。
最新の調査では41.5%の方が認知しているんですね。
出所:あおぞら銀行「「お盆玉」認知度41.5%と初の40%突破!新時代の孫消費事情」より
特に女性の認知度は47.3%とかなり高いものとなっています。
お盆玉は3人に1人がもらっている
お盆玉という風習自体がここ数年で急激に広がったものですからまだ知らない方も多いかもしれません。
しかし、普及はかなりの勢いで進んでいます・
三井住友カードが2018年に調査した結果によるとすでに37%の子供がお盆玉をもらっているそうです。
実に3人に1人まで進んでいるんですね。
なお、元のデータはこちらから御覧ください。
>>三井住友カード「夏にもお年玉!?お盆玉に関する親子意識調査実施」
お盆玉のあげ方
お盆玉のあげ方はお年玉と基本的には同じです。
ぽち袋に入れてあげます。
お盆玉用のポチ袋を用意しても良いですし、明らかにお年玉用となっていないものであればそちらを流用することも出来るでしょう。
実際に、ここ数年お盆の時期はポチ袋の売れ行きがよくなっているんですね。
お盆玉は現金が多い
なお、お盆玉は基本的にお年玉と同じですから現金で渡すケースが多くなっています。
こちらも三井住友カードの調査では現金が80%、20%がモノでもらっているという結果となっていますね。
なお、「モノ」でもらっている20%の内訳は、「おもちゃ」9%、「服」4%、「本」3%、「お菓子」2%、「商品券」2%となっています。
お盆玉の相場は?
それではお盆玉はいくらあげればよいのでしょう?
いくつかの統計データがありますのでそちらを見てみましょう。
三井住友カードの調査:平均金額9,345円
まずは三井住友カードの調査結果です。
こちらは平均金額9,345円となっています。
出所:三井住友カード「夏にもお年玉!?お盆玉に関する親子意識調査実施」より
お年玉の平均と比較すると半分くらいですね。
5,001円以上が41%と結構高いなって印象です。
あおぞら銀行の調査:平均金額6,100円
次はあおぞら銀行の調査です。
こちらは三井住友銀行の調査よりも少し少なく6,100円となっています。こちらの調査結果はシニアの方限定ですから少し違いがあるのかもしれません。
年ごとでみると平均金額が少しずつ増えているのがわかりますね。
出所:あおぞら銀行「「お盆玉」認知度41.5%と初の40%突破!新時代の孫消費事情」より
いくら渡すべき?
三井住友カード、あおぞら銀行どちらの調査結果にしてもお年玉と比較すると少し少ないのがわかると思います。
まだ知名度がそれほど高くないのも影響しているのでしょう。
ですからこのあたりの統計データや実際にお年玉で渡している金額を参考にいくら渡すのかを検討するとよいかもしれません。
基本的にはお盆玉で渡す金額もお年玉と同じく相手の年齢や付き合いなどで金額は変わってきます。
データを見る限りお年玉の半分くらいが妥当でしょうね。
なお、お年玉の相場についてはこちらを御覧ください。
まとめ
今回は「3人に1人の子供はもらっている。「お盆玉」を知っていますか?」と題して比較的新しい風習であるお盆玉についてみてきました。
今年は新型コロナウィルスの影響もありお盆に帰省する方はそれほど多くないと思います。
しかし、今後もことも考えて新しい「お盆玉」という風習はあらかじめ知っておきたいところですね。知らないと恥をかくかもしれませんよ。
またお盆はお金のことについて話し合うチャンスでもあります。
お知らせ:You Tubeはじめました。
You Tube「お金に生きるチャンネル」をはじめました。
You Tubeでも少しでも皆様のお役に立てる動画を定期的に発信していきますのでチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。