世界一の投資家といっても良いウォーレンバフェット氏が2011年に買いはじめていたIBM株を3分の1売却したと話題になっています。(
正確にはウォーレンバフェット氏の会社であるバークシャーハサウェイ社の持ち分です)IBMの売却からウォーレンバフェット氏の投資を考えてみたいと思います。
ウォーレンバフェット氏とは
ウォーレンバフェットは一代で5兆円もの個人資産を築いたアメリカの史上最強の投資家です。毎年、世界長者番付でランクインしており1993年には1位、他は2位の時期が大半であるなど大成功を納めています。基本的に長期投資、ファンダメンタルズ投資と言われますが自身の投資法についてはあまり語っていません。安い株を探して買うバリュー投資や今後成長が見込まれる企業に投資する成長株投資とも違うとは本人が語っています。
ウォーレンバフェット氏のIBM株への投資
今まで、「自分のわからない分野は買わない」とITバブルの時も含めてハイテク産業に投資をしてこなかったウォーレンバフェット氏がIBM
に投資をしたのは2011年。当時は多くの方が驚きました。ウォーレンバフェット氏は当時、IBMはハイテク企業ではない。『IT企業を手助けする会社」だと答えてらっしゃいます。もともとIBMhはパソコンメーカーでありましたが中国企業のレノボにパソコン事業を売ったことでハードウェア企業ではなくソフトウェアの企業に転換しておりました。また、ウォーレンバフェット氏の大好きな自社株買いを積極的に行うことも評価されたのでしょう。ウォーレンバフェット氏は資本投資が多い会社をこのまず、自社株買いをする企業を好んでいるようですのでそこが合致したのかもしれません。
ウォーレンバフェット氏のIBM株の売却
ウォーレンバフェット氏はIBMの売却理由に関して
- 思ったような経営手腕でなかった
- 他に強力なライバルがいる
と語っています。確かにIBMは直近の業績はそれほどよくありません。というよりもかなり悪いです。20四半期連続の減収となっています。IT産業の成長について行けてない感がありますね。その間のグーグルやアップルと比較すると・・・。またハイテクセクター特にIBMが力を入れているAI等にはたくさんの競合がいます。大きなところでいえばマイクロソフト。アップル。グーグル全部競合です。しかし、この辺りの要素は当初から想定されていたはずです。また、ウォーレンバフェット氏は基本的に長期投資を主体としていますが数年で3分の1とはいえ売却とは珍しいのです。単にウォーレンバフェット氏の得意分野でなかったので間違えだだけなのでしょうか・・・
まとめ
個人的には思うのはBMは研究開発などの投資が必要なIT業界でありながらウォーレンバフェット氏などの投資家対策ばかりやっていました。自社株買いは確かに既存株主からしたら良い政策ですがそればかりやればそれは伸びなくなるだろうなって思ってしまいますね。ウォーレンバフェット氏が買っているからと何も考えずに投資をするのではなくなぜ買ったのか?自分でしっかり判断してこれなら買い、これなら辞めておこうと判断できるようにしておきたいものです。
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