株式の有名な格言にセル・イン・メイ SELL IN MAY(株は5月に売れ)というのがあります。
この格言が本当に当たっているのでしょうか?今回はセル・イン・メイを検証して見たいと思います。
セル・イン・メイ(株は5月に売れ)とは
セルインメイ(SELL IN MAY)とは直訳どおり株は5月を売れということで9月の半ばまで相場から離れていろというウォール街の格言です。
もともとアメリカで言われていたことになります。
下記はアメリカダウと日経平均の5年チャートです。
赤い丸の地点が5月です。今年はまだですので過去4年を見てみるとダウは2年がプラス、2年がマイナス、日経平均は1年プラス、3年マイナスとなっています。
しかし、よくみるとプラスでも少し上がっているだけなのがわかるでしょう。
また、日経は2106年は大きく下げてるのがわかります。ある程度格言どうりと言えなくもありません。
出所:yahoo finance
出所:yahoo finance
なぜ5月に売るのか?
それではなぜ5月に売れという格言ができたのでしょうか?
5月に株価が下がるからでしょうか?
これはもともとアメリカのヘッジファンドのルールに45日ルールというのがあり、それに伴い5月に売られやすいからというのがもともとの発生源だそうです。
現在はそのルールがないためあまり関係ないとも言われています。
また、アメリカの税還付の件じゃないか?
信用取引の決済期限の関係じゃないのか?
など色々な説があります。
正直いろんな要素が絡んでいるのでしょうが一番大きいのがこの格言があることでいったん売っておこうかなって人が多いのではないかなって思ってます。
結局相場は心理ゲーム的なところが多分に含まれていますのでその影響が大きいのです。
まとめ
セル・イン・メイはよく聞く格言ですが、過去5年でもある程度はその傾向が読み取れましたが、すごい顕著な結果という訳でもありませんでした。
特に初心者の人はそういう格言などにとらわれがちになりますが気にしすぎもよくないと思います。
なんども書いていますが積立式にしてドルコスト平均的に買っていけばあまりそういうことに惑わされずに住むと思いますのでオススメです。
とくにiDeCo、つみたてNISAなど税優遇がある制度を活用するのがいいですね。
読んで頂きありがとうございます