先日もご紹介しましたが、SBI証券が600万口座を達成したことをきっかけに20歳〜25歳の国内株手数料が実質0円とするプログラムを実施しています。(2021/4/20~)
20歳〜25歳の方が取引した際に生じる国内株式現物手数料を全額キャッシュバックするのです。
かなり思い切ったプログラムですが、他社がそれに対抗してきましたので合わせてご紹介しましょう。
松井証券と岡三オンライン証券です。
いつもすぐ対抗してくる楽天証券は今の所、静観しているようですね・・・
今回は25歳以下が無料となっている証券会社を比較してみます。
なお、SBI証券は600万口座達成を記念して他にも様々なキャンペーンやプログラムを実施していますので合わせて御覧ください。
SBI証券:20~25歳現物手数料実質0円プログラム
まずは今回の競争の発端となったSBI証券です。
SBI証券の手数料
SBI証券では2021/4/20~以下の仕組みが導入されました。
SBI証券の手数料は2種類ありアクティブプランは以下のとおりでした。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
1日の約定代金合計額 | 手数料 |
---|---|
~100万円 | 0円 |
~200万円 | 1,162円(税込1,278円) |
以降100万円増加ごとに | 400円(税込440円)ずつ増加 |
元々1日100万円までの取引は年齢に掛からず無料だったんですよ。
スタンダードプランは以下の以下となります。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
1注文の約定代金 | 手数料 |
---|---|
~5万円 | 50円(税込55円) |
~10万円 | 90円(税込99円) |
~20万円 | 105円(税込115円) |
~50万円 | 250円(税込275円) |
~100万円 | 487円(税込535円) |
~150万円 | 582円(税込640円) |
~3,000万円 | 921円(税込1,013円) |
3,000万円超 | 973円(税込1,070円) |
元々かなり安いこの国内株式現物手数料がインターネットコースの個人のお客さまで20歳になる誕生月から26歳の誕生日を迎える月までの間、全額キャッシュバックされるのです。
なお、注意点としては信用取引とS株(単元未満株)は本プログラムの対象外となります。
信用取引はリスクがかなり高くなりますので、個人的には対象外なのは賛成ですけどね。
松井証券:25歳以下の株式取引手数料(現物・信用)を無料化
次はSBI証券に対応した松井証券です。
松井証券の25歳以下の株式取引手数料(現物・信用)を無料化についてみていきましょう。
松井証券の手数料
松井証券の手数料は2021年5月6日(木)〜以下のとおりとなります。
松井証券では1日の約定金額で株式取引の手数料が決まる「ボックスレート」となっていますが、25歳以下の場合はどのカテゴリーでも無料となります。
なお、26歳以上の方でも1日50万円までは無料
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください、
1日の約定代金合計金額 | 26歳以上 | 25歳以下 (未成年含む) |
---|---|---|
手数料 | ||
50万円まで | 無料 | 無料 |
100万円まで | 1,000円(税込1,100円) | |
200万円まで | 2,000円(税込2,200円) | |
100万円増えるごとに1,100円(税込)加算 | ||
1億円超 | 100,000円(税込110,000円)(上限) |
SBI証券よりも優れている点が3つ
SBI証券は取引した際に生じる国内株式現物手数料を全額キャッシュバックという仕組みでした。つまり、一旦手数料は発生するけど後から返ってくるって形ですね。
しかし、松井証券ははじめから無料を実現したのです。
また、SBI証券は現物取引のみが無料対象です。
しかし、松井証券は信用取引も対象となっています。
さらに、SBI証券の無料化は20歳〜25歳の方限定でした。
松井証券はさらに未成年も対象としています。
つまり、より広い方が松井証券の手数料無料の恩恵が受けられるということですね。
SBI証券も対抗してくるのか見ものです。
>>松井証券
岡三オンライン証券:国内株式取引手数料の実質無料化
次は岡三オンライン証券です。
岡三オンライン証券はほぼSBI証券と同じ仕組みとなります。
岡三オンライン証券の手数料
岡三オンライン証券では2021/5/6~以下の仕組みが導入されます。
定額プラン | ワンショット | ||
---|---|---|---|
1日の 約定代金合計額 | 税抜(税込):上限 | 1注文の 約定代金 | 税抜(税込):上限 |
~10万円 | 0円 | ~10万円 | 99円(108円) |
~20万円 | 0円 | ~20万円 | 200円(220円) |
~50万円 | 0円 | ~50万円 | 350円(385円) |
~100万円 | 0円 | ~100万円 | 600円(660円) |
~200万円 | 1,300円(1,430円) | ~150万円 | 1,000円(1,100円) |
以降100万円 増加ごとに | 500円(550円) ずつ増加 | ~300万円 | 1,500円(1,650円) |
以降100万円 増加ごとに | 300円(330円)ずつ増加 ※3,000円(3,300円)を上限 |
こちらもSBI証券と同じく1日100万円までの取引は年齢に掛からず無料だったんですよ。
それが25歳以下の方は拡充した形ですね。
なお、松井証券と同じく信用取引及び、未成年者も対象となっているのがSBI証券との違いとなります。
元々無料の証券会社も・・・:STREAM
実はあまり知名度はありませんが、すでに年齢関係なく株式の現物取引も信用取引も完全無料の証券会社はすでにあります。
STREAM(ストリーム)です。
アメリカではロビンフッドという成功モデルがすでにあり、証券大手のチャールズ・シュワブも2020年10月1日から手数料を無料していますね。
この流れはある意味世界的ですし、今後も続く可能性が大です。
詳しくはストリームの公式ページを御覧ください。
まとめ
今回は「25歳以下国内株式取引手数料無料の証券会社を比較してみた」と題して若者の株式手数料無料の証券会社を比較してみました。
現状ならばはじめから年令に関係なく無料のSTREAMかキャッシュバックでなくはじめから無料の松井証券がちょっと有利な感じですね。
今後も楽天証券やマネックス証券など他社に対抗してくるケースが多い金融機関も含めて今後の展開が楽しみです。
まだ株を始めていない25歳以下の方はこの機会に挑戦してみてもよいかもしれませんね。
なお、なぜ手数料無料でできるんだろ???って疑問に思う方はも多いと思います。
そのあたりは下記記事で解説していますので合わせて御覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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