Amazonが11月より「Amazon Prime Mastercard」、「Amazon Mastercard」を発行をはじめました。
それに伴い今まで発行していた「Amazon Mastercardクラシック」及び「Amazon Mastercard ゴールド」の新規申込みは停止しております。
ちょっとわかりにくい今回の変更。
従来のカードと何が違うのか、従来のカード利用者はどうなるのか?などを解説していきます。
新カード「Amazon Prime Mastercard」の変更ポイント
それでは新しく発行された「Amazon Prime Mastercard」、「Amazon Mastercard」が従来のカードとどこが変わったのかを見ていきましょう。
Amazon Prime MastercardとAmazon Mastercardの違い
まずちょっとややこしいのが「Amazon Prime Mastercard」と「Amazon Mastercard」の違いです。
従来の「Amazon Mastercardクラシック」「Amazon Mastercard ゴールド」のように片方がゴールド、片方が通常カードという訳ではありません。
Amazonでの買い物時のポイント還元率以外の条件はまったく同じなんですよ。
「Amazon Prime Mastercard」はAmazonプライム会員用
「Amazon Mastercard」はAmazonプライム会員以外
と分けられています。
Amazonプライム会員用の「Amazon Prime Mastercard」の方がAmazon利用時に還元が大きくなっています。
デザインが大きく変更
出典:Amazon Master Card より
デザインは上記のようにかなりシンプルなものに変更となりました。
また、表面にカード番号がないのも最近の流行りですね。
なお、黒いぽいのが「Amazon Prime Mastercard」、白っぽいのが「Amazon Mastercard」となっています。
色は自分で選べる訳ではありません。
私はプライム会員ですが白が好み・・・
なお、従来は下記のように「Amazon Mastercardクラシック」はダンボールをイメージしたような柄
「Amazon Mastercard ゴールド」もわかりやすいゴールドでしたから大きなイメージ変更ですね。
出典:Amazon Master Card より
個人的には新しいカードのデザインの方が好きですね。
年会費が無料に
次に年会費が以下のように大きく変わりました。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
Amazon Prime Mastercard | Amazon Mastercardクラシック | Amazon Mastercard ゴールド |
年会費永年無料 | 初年度無料。 2年目以降1,375円 (前年1回以上利用で無料) | 11,000円 |
年会費が永年無料となりました。
最近は永年無料のクレジットカードが増えていますからそれに合わせて来たのでしょう。
ETCカードも無料に
また、ETCカードも料金が改定されました。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
Amazon Prime Mastercard | Amazon Mastercardクラシック | Amazon Mastercard ゴールド |
年会費永年無料 | 初年度無料。2年目以降550円 (前年1回以上利用で無料) | 初年度無料。2年目以降550円 (前年1回以上利用で無料) |
従来はAmazon Mastercardクラシック、Amazon Mastercard ゴールドとも初年度無料。2年目以降550円(前年1回以上利用で無料)となっていましたがこちらも永年無料ととなっています。年会費が永年無料となりました。
利用する方にとってはありがたい話ですね。
コンビニでの還元率がアップ
還元率は以下のように変更となりました。
なお、還元されるのはAmazonポイント。
Amazonポイントは自動的にアカウントに加算されAmazonでの買い物等で利用が可能です。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
Amazon Prime Mastercard | Amazon Mastercardクラシック | Amazon Mastercard ゴールド | |
Amazonでの買い物 | 2%(プライム会員) 1.5%(プライム会員以外) | 2%(プライム会員) 1.5(プライム会員以外) | 2.5% |
コンビニでの利用 | 1.5% (ご利用金額200円につき) | 1.0% | 1.0% |
Amazon、コンビニ以外 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
Amazon Mastercard ゴールドの方はAmazon利用時の条件が少し悪くなる形となります。基本的にAmazon Mastercardクラシックと同じ条件ですが、コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)での利用が今までの1%と比較して1.5%と増加しているのが特徴です。
ただし、コンビニ利用が中心なら5%還元の三井住友カード(NL)を使ったほうがオトクですから中途半端感は否めません。
私はコンビニ利用はApple Payに入れた三井住友カードNLばかりですね。
ただし、ちょっとした注意が必要なんですが・・・
プライム会員資格は別途必要に
Amazon Mastercard ゴールドは11,000円の会費があったこともあり、Amazonプライム会員資格は無料で付帯されていました。
しかし、今回のAmazon Prime Mastercard等は永年無料などのもあり、プライム会員は付帯されていません。
Amazon Mastercardクラシックと同等の条件ってことですね。
プライム会員は年間4,900円(税込)もしくは月間500円(税込)ですからそれと還元率アップ目当てでAmazon Mastercard ゴールドに加入していた方も多かったと思いますので少し残念ではあります。
プライム会員は動画だけでも元が取れるほど充実していますのでまだ加入していない方はぜひ加入するのをおすすめします。
タッチ決済に対応
また、タッチ決済(Mastercardコンタクトレス)に対応しました。
タッチ決済のマークも盤面に記載がありますね。
最近はコンビニなどタッチ決済に対応している店舗が増えているのでありがたいところです。
Apple Payを使ったタッチ決済もできるなら財布レス生活にも相性がよさそうです。
その他条件も変更あり
その他保険など細かいところで変更があります。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
Amazon Prime Mastercard | Amazon Mastercardクラシック | Amazon Mastercard ゴールド | |
旅行傷害保険 | 最高2,000万円の 海外旅行傷害保険 | なし | 最高5,000万円の 海外旅行傷害保険 |
ショッピング補償 | 年間200万円まで | 年間100万円まで | 年間300万円まで |
空港ラウンジ | なし | なし | あり |
Amazon Mastercard ゴールドの方はAmazon利用時の条件が少し悪くなる形となります。
11,000円の年会費がありましたから当然といえば当然ですが・・・
Amazon Mastercardクラシックと比較すると全体的に条件が良くなった形ですね。
既存カード保有者はどうなる?
次に既存カード「Amazon Mastercardクラシック」及び「Amazon Mastercard ゴールド」の方がどうなるかからみておきましょう。
新カード移行後も手持ちのカードはそのまま利用可能
既存カード利用者はそのまま手持ちのカードが利用可能です。
新サービス移行後、お客様のAmazonプライム会員のご登録状況によって、自動的に新しいポイント還元率が適用されますので、今お持ちのAmazon Mastercardの変更手続きをしていただく必要はありません。お持ちのAmazon Mastercardの有効期限が近づきましたら、その時点のAmazonプライム会員のご登録状況にあわせ、順次新デザインのカードをお届けします。
出典:新しいカードサービス概要について:よくある質問
既存のカードは有効期限までそのまま使えます。また、自動的に新しいポイント還元率となるようです。
既存のカードの有効期限近くになると新しいデザインのカードが届くようです。
再発行の申請をすると新しいカードがくるとの話もありますね。
このあたりの対応はYahoo!カードがPayPayカードになったときと同じです。
Amazon Mastercard ゴールド保有の方は・・・
年会費が11,000円かかるAmazon Mastercard ゴールドの方は上記のように自動的に新しいポイント還元率になってしまうと損です。
このような扱いとなるとのこと。
2021年11月1日より、Amazonプライム会員資格の自動更新サービスは終了します。新サービス移行日以前にAmazon Mastercardゴールドの年会費をお支払いいただいている場合、ご利用中のAmazonプライム特典はAmazonプライム会員更新日まで継続します。その後はお客様ご自身で新たにAmazonプライムにご登録していただく必要がありますのでご注意ください。
出典:新しいカードサービス概要について:よくある質問
10月でゴールドカードの方のプライム会員資格の自動更新サービスは終了となります。
年会費を払っている期間まではプライム会員を継続されますが、それ以降は自動更新はされず自らプライム会員に入る必要があるとのこと。
また還元率は以下のような扱いです。
引き続きプライム会員を継続されているお客様は、Amazon Mastercardゴールドの年会費を支払い済みでご利用中のAmazonプライム会員更新日までは2.5%、その後もプライム会員を継続されている場合には2.5%ポイントが引き続き獲得できます。プライム会員を解約された場合にはプライム会員資格を喪失した日から1.5%ポイント還元が適用されます。
出典:新しいカードサービス概要について:よくある質問
プライム会員を継続すれば既存の2.5%の還元はそのまま受けられるようになっています。
期限は書いていないのでプライム会員を継続さえすればずっと2.5%還元となる可能性がありそうです。
それならかなりオトクですね。
なお、条件が悪くなる旅行傷害保険、ショッピング補償、空港ラウンジについては以下のような扱いとなります。
旅行傷害保険、ショッピング補償、空港ラウンジサービスはカード年会費のご請求月に関わらず、新サービス移行後も旧サービスを2022年10月31日までご利用いただけます。
出典:新しいカードサービス概要について:よくある質問
こちらも基本的にお得な話ですからAmazon Mastercard ゴールド会員の方には一定の配慮をしてくれているという感じとなります。
まとめ
今回は「Amazon Prime Mastercard登場。Amazon Mastercardクラシックとなにが違うのかを解説」と題して新たに登場したAmazon Prime Mastercardについて見てきました。
最近、イギリスではAmazonでのVISA利用が不可となり大きな騒ぎとなっていますし、Amazonを利用するなら専用カードとしてでも作っておきたいですね。
コストコもMasterのみとなっていますし、VISAはよほど手数料が高いのでしょうかね?
年会費無料でどこでも1%還元ですからAmazonの利用が少なくても作っておいて損はないでしょう。
なお、Amazon Prime Mastercardは新規入会キャンペーンを実施しています。
キャンペーンにエントリーし、12月2日までに入会お申込み受付でAmazon Mastercardに新規ご入会すると入会ポイントに加えて、2021年12月の1か月間のAmazon Mastercardご利用のAmazonポイントが7倍になります。(最大3,500ポイント)
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