これから株を始めようとしている知り合いの方から質問をいただきました
Macでも株取引できるの?
Macは分野によっては対応ソフトの選択肢がほとんどないケースもありますから、この質問をされるのもよくわかります。
私も昔はMacの上に仮想Windowsを入れてWindowsの会計ソフト(弥生会計)をいれるというかなり面倒なことをしていたこともあります。
しかし、昨今はMacも利用者が増えてそのあたりも改善されてきたんですよ。
会計ソフトの分野は今でもMac対応のものというのはかなり数が限られますが、マネーフォワードやfreeeなどクラウド型を使えばWindowsでやる場合と全く遜色ありませんしね。

今回はMac歴10年以上の私がMacの株環境について解説していきます。
Macで株取引でも可能だが、少し制限があるケースも
先に結論からお話しておきましょう。
ただし、証券会社によっては少し制限があるケースもあります。
証券会社によっては提供している株取引ツールがMac非対応だからです。
ただし、最近はブラウザでも問題なく取引はできますし、デイトレードなどかなり激しい売買をしない限りは大きな問題にはならないでしょう。
Mac用のトレーディングツールを提供している証券会社も
Mac用のトレーディングツール等を提供している証券会社もあります。
国内株対応しているのは以下の4証券会社です。
このあたりの証券会社を使えば株取引をする上でのMacを使うデメリットはほとんどありません。
特に楽天証券のマーケットスピードはデイトレーダーなどにも人気のツールとなっています。
Macでデイトレードしたいなら楽天証券の利用が有力でしょうね。
なお、SBI証券がり提供している「HYPER SBI2」というトレーディングツールもMac OSに対応されました。
Macのシェアは年々増えていますので今後も対応する証券会社は増えてくると思われます。
WEB版はどこの証券会社でも利用可能
Mac用のトレーディングツールを提供していない証券会社も当然、ブラウザでの取引は可能です。
WEB版でも投資に必要な決算情報などの分析などは当然出来ますし、板がみえる証券会社もあります。
ですから大きなデメリットにはなりにくいです。
証券各社のMac対応
それでは証券各社のMac対応について確認してみましょう。
SBI証券のMac対応
SBI証券の場合、Mac対応について以下のような案内となっています。
以下の推奨ブラウザを使用することで、原則として、当社ウェブサイトをご利用いただけます。
Safari 最新版
Mozilla Firefox 最新版出典:SBI証券 よくある質問 Mac(マック)には対応していますか?
私は推奨ブラウザとなっていないChrome(クローム)をつかっていますが、全く問題なく使えていますね。
リアルタイムで株価を更新する株価自動更新機能や電子交付サービスなども使えています。
Macだから・・・ってことにはなったことはありません。
外国株取引や投資信託取引も同じですね。
iDeCoなどもWEBサイトベースですからまったくMacで問題になったことはありません。
前述のようにトレーディングツール「HYPER SBI2」もMac OSにも対応しています。
楽天証券のMac対応
楽天証券は前述のようにMac用のレーディングツール「MARKETSPEED for Mac」を提供しています。
Macでデイトレードするなら最もやりやすい環境を提供してくれているかもしれません。
ただし、WindowsのMARKETSPEEDと別のソフトになりますので、新機能などはWindowsのほうが先に導入されるケースが多いです。
そこまで必要なケースは少ないと思いますけどね。
松井証券のMac対応
松井証券は株式投資ツールの多くをMac対応としています。
ただし、ネットストック・ハイスピードなど一部Mac対応していないツールもあります。
Mac OS X (10以上)、Safari(最新版)
なお、ネットストック・ハイスピードは対応していませんが、ブラウザ版の「ネットストック・スマート」や「Netトレーダー・プラス」は使えます。
マネックス証券のMac対応
マネックス証券も基本的にSBI証券と同じです。
ブラウザについては問題なく利用が可能です。
マネックス証券の提供しているトレーディングツール「Mpnex Trader」についてはFXのみMac版が提供されています。
株式取引版はいまのところ対応していません。
三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)のMac対応
旧auカブコム証券も基本的に同じですね。
ブラウザでの株取引については特に問題ありません。
各種ツールのMac対応は以下の通りです。
WEBサイト:非対応(Windows 10以上)
株ボード:非対応(Windows 10以上)
株ボードフラッシュ:非対応(Windows 10以上)
kabuスコープ:非対応(Windows 10以上)
kabuカルテ:非対応(Windows 10以上)
残高照会フラッシュ:非対応(Windows 10以上)
先物・オプションボード:非対応(Windows 10以上)
先OPナビ:対応(MacOSX10以降)
kabuステーション:非対応(Windows 10以上)
FXWEB画面:対応(MacOSX10以降)
FXPCアプリ:対応(MacOSX10以降)
株関係は公式には非対応のものがほとんどです。
ただし、Safari対応なので、MAC非対応となっているものでも動くものもあったりしますが笑
野村證券のMac対応
野村證券も同じですね。
Webサイトが利用できますので全く問題ありません。
基本は対面の証券会社ですしね。
動作確認環境して
となっています。
ただし、こちらもChrome(クローム)でも問題なく利用できていますね。
大和証券のMac対応
次は大和証券です。
大和証券も問題なくMacで利用可能ですが、以下のようにサポートは終了していますのでちょっと怖いところがあります。
推奨動作環境の対象外となることで直ちにサービスの利用ができなくなることはありませんが、現在、「Android 4.2~4.3」「iOS 6~8」「Macintosh」をご利用のお客さまは、ダイワのオンライントレードの対象となる動作環境でのご利用をご検討くださいますよう、お願いいたします。
出典:大和証券【重要】オンライントレードにおける動作環境変更のお知らせ(Macintoshのサポート終了等)
SMBC日興証券のMac対応
SMBC日興証券は野村證券とほぼ同じですね。
Webサイトが利用できますので全く問題ありません。
基本は対面の証券会社ですしね。
動作確認環境は
となっています。
ただし、こちらもChrome(クローム)でも問題なく利用できていますね。
株価自動更新機能も同様な動作確認環境となっています。
まとめ
今回は「Macは株取引に不利なのか?Mac歴10年以上の投資家がMacの株環境について解説」と題してMacの株取引についてみてきました。
基本的にどこの証券会社でもMacでも取引は可能です。
ただし、一部ツールなどがMacでは使えないというケースがありますのでそのあたりを勘案してご検討くださいね。
個人的にはデイトレードなどをしない人はMacを選んでもWindowsを選んでも大差ないと思います。
私は長期投資がメインなのでまったくMacを利用していて投資をする上でのデメリットを感じたことはありません。
ですが、デイトレードのような激しいトレードをやりたい方は素直にWindowsを選んだほうがよいかも。
デイトレーダ用のPCはWindowsですしね。

どうしてもMacでデイトレードをやりたい方は「マーケットスピード」が使える楽天証券がおすすめですね。
なお、MacなどApple製品を少しでもお得に買いたい方はこちらの記事を御覧ください。
