マネックス証券が米ドル買付時の為替手数料無料を継続。8月末までは確定

マネックス証券では米国株用に米ドルの買付時の為替手数料が無料になる期間限定キャンペーンを実施しています。

その期間が延長されることになりました。

今回はマネックス証券の為替手数料のキャンペーン延長のニュース及びそれに絡んで他社との比較をみていきます。

マネックス証券が買付時の為替手数料は無料を継続

それではまず、今回のニュースから確認していきましょう。

このたび、2022年7月1日(金)以降も、外国株取引口座において米国株取引のための円から米ドルへの為替手数料(買付時)を0銭(無料)とすることといたしましたのでお知らせいたします。当社では、2019年7月8日より0銭(無料)を継続しておりますが、2022年7月以降も継続することといたしました(2019年7月8日から2020年1月7日はキャンペーンにより0銭)。円貨決済の場合も0銭(無料)となります。その他の為替取引については通常の手数料が適用されます。
この為替手数料につきましては、為替変動などを考慮し、当社として定期的に見直すこととしております。次回の見直しは2022年9月を予定しております。(次回の定期的な見直しの結果、有料になることもありますので、ご留意ください)

出典:、マネックス証券 米ドル買付時の為替手数料が0銭!7月以降も継続!

具体的な日程は記載されていませんが、次回の見直しがある2022年9月まではとりあえず米ドルへの為替手数料(買付時)を0銭(無料)ってことです。

9月以降については有料になることもありますし、そのまま無料となるということもありえます。

2019年7月8日から無料を継続していますのでかなり長いキャンペーンとなってきていますが笑

他社への対抗の部分も大きいでしょうから他社次第ってところですね。

ちなみにマネックス証券のライバルSBI証券は7月25日から少し為替手数料が値上がりします。(住信SBIネット銀行)

マネックス証券の為替コスト

ただし、マネックス証券のキャンペーンで無料となるのは買付時のみです。

売却時は為替手数料が掛かりますからお気をつけください。

売却時は他社で多い1米ドルあたり25銭ですね

買付時:無料
売却時:1米ドルあたり25銭




為替手数料を他社と比較

それでは為替手数料を他社と比較してみましょう。

SBI証券の為替コスト

まずはSBI証券です。

SBI証券で米国株を直接買う場合の為替コストは

片道:1米ドルあたり25銭
です。
買い付け時はマネックス証券がキャンペーンで無料ですから有利ですね。
ただし、SBI証券ではグループ企業の住信SBIネット銀行を利用することでかなり為替手数料が下げられるんですよ。

住信SBIネット銀行を利用可能

SBI証券の場合には、グループ企業である住信SBIネット銀行でドル転したドルは手数料無しでそのままSBI証券へ移すことができます。

SBI証券側で入出金・振替→外貨入出金

で移す金額を指定するだけなんですよ。

定期的に自動で移すことも可能。

移してしまえばあとはSBI証券で米国株をドルベースで自由に買うことが可能となります。

ですからSBI証券で米国株をやっている方の多くは住信SBIネット銀行でドルにしてから決済していたと思います。

なお、前述の通り、7月25日で為替コストは改定されますがそれでもかなり安いんですよ。(米ドルのみ抜粋)

住信SBIネット銀行の改定後の為替コストは以下の通り

  • 外貨預金:1米ドルあたり6銭(改定前は4銭)
  • 外貨積立:1米ドルあたり3銭(改定前は2銭)

一旦ドルにして。。って作業が入りますので直接売買するのと比べて多少手間が入りますが、売却時までの為替手数料を勘案するとこちらを経由するとかなり安くなりますね。

auカブコム証券の為替コスト

次にauカブコム証券です。

auカブコム証券は米国株参入が他社より後発なのもあり、多少安くしていますね。

片道:1米ドルあたり20銭
マネックス証券と比較すると買い付け時のキャンペーン部分が違いますのでトータルで高くなります。
キャンペーンが終わるとauカブコム証券が有利ですが・・・

楽天証券の為替コスト

次に楽天証券です。

楽天証券もSBI証券直接の場合と同じ金額ですね。

片道:1米ドルあたり25銭
キャンペーンがある分だけ買い付け時の手数料がマネックス証券が安い形となります。
楽天証券もたまにキャンペーンをやっていましたが・・・
ちなみに楽天銀行も同じ為替手数料なので、SBI証券+住信SBIネット銀行のようなことをしても得はありません。

松井証券の為替コスト

次は松井証券です。

松井証券も他社と同等の数字となっています。

片道:1米ドルあたり25銭
こちらもキャンペーン分だけマネックス証券に分がありますね。

サクソバンク証券の為替コスト

海外株の取り扱いが多いことで評判のサクソバンク証券はどうでしょう?

片道:0.25%

こちらも表現の方法は違いますが、他社とほぼ横並びですね。

こちらもキャンペーン分だけマネックス証券に分がありますね。

米国株に力を入れていない銀行、証券会社

あまりアメリカ株に力を入れていない証券会社や銀行はさらに高めの手数料が発生したりします。

たとえば有名ドコロだとこんな感じです。

  • 野村證券:1米ドルあたり50銭(10万米ドル未満)、1米ドルあたり25銭(10万米ドル以上)
  • 三菱UFJ銀行:1米ドルあたり25銭(インターネットバンキング)、1米ドルあたり1円(窓口)





三菱UFJ銀行の窓口など1米ドルあたり1円なんですよ笑

まとめ

今回は「マネックス証券が米ドル買付時の為替手数料無料を継続。8月末までは確定」と題してマネックス証券が米ドル買い付け時の為替手数料の無料のキャンペーンを継続したというニュースを見てきました。

グループ会社を使ってかなり安くできるSBI証券を除いては、キャンペーンがある分だけマネックス証券が有利となっています。

キャンペーンをやめてしまったらauカブコム証券に条件で負けてしまうので、たとえどこかでキャンペーンが終わるとしてもその時点で条件変更等があるのではないかと予想します。

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