最近、円安などの影響で様々なものが値上がりしています。
先日もAppleから発表されたMacBook Airの新型も前機種の価格と比べて5万円ほど高くなっています。
日本人から見ると円安によりMacはさらに高値の花になってしまった感がありますね。
そこで今回、アメリカ人の感じるMacBook Airの価格と日本人の感じるMacBook Airの差を考えてみたいと思います。
なお、こちらの記事のYou Tube版はこちらを御覧ください。
MacBook Airの価格の日米差
それではまず、前提となるMacBook Airの新型(M2搭載モデル)価格を見てみましょう。
- 米国だと1,199ドル(税抜)
- 日本だと16万4800円(税込)
です。
なお、アメリカは税抜と日本は税込で単純比較はできません。
アメリカは消費税はありませんが、小売売上税とか使用税というのがあり、州によって違うとのこと。
そこで今回はちょっとややこしいのですべて税抜に統一して比較していきます。
日本のMacBook Airは税抜だと149,818円です。
私も昔MacBook Airを買ったことがありますが、一番安いMacということで10万円前後のイメージでしたからかなり高くなりましたね。
円安の影響が大きくなっています。
なお、税別の価格で計算をすると1ドルあたり約125円の為替レートです。
現状の円安を考えるとさらなる値上げもありそうです。
日本人がMacBook Air(M2モデル)を買うのに必要な労働時間
それではまず、日本人がMacBook Air(M2モデル)の最低価格の商品を買うのに必要な労働時間を見てみましょう。
平均的な所得の方の場合
まずは日本人の平均的な所得の方の場合で見てみましょう。
日本人の年金年収は令和2年の国税庁の調査で433万円です。
平均労働時間は2020年の日本経済団体連合会の調査で2,040時間でした。
調査団体も時期も多少違いますのであれですが、時給換算すると2,211円となります。
最低賃金(東京)の場合
次に最低賃金で考えて見ましょう。
最低賃金は地区によって異なりますので、まずは東京で考えてます
東京は令和3年10月から
です。
ちなみに日本で最も高いですね。
こちらでMacBook Air(M2モデル)を買うと149,818円(税抜)ですから単純計算で
最低賃金(沖縄)の場合
次に最低賃金が最も低い沖縄の場合も考えて見ましょう。
沖縄は令和3年10月から
です。
こちらでMacBook Air(M2モデル)を買うと149,818円(税抜)ですから単純計算で
アメリカ人がMacBook Air(M2モデル)を買うのに必要な労働時間
次にアメリカの方がMacBook Air(M2モデル)の最低価格の商品を買うのに必要な労働時間を見てみましょう。
平均的な所得の方の場合
まずはアメリカ人の平均的な所得の方の場合で見てみましょう。
アメリカ労働労働局の2022年4月調査では
最低賃金(ニューヨーク)の場合
次に最低賃金で考えて見ましょう。
最低賃金は地区によって異なりますので、ニューヨークで考えてます
U.S. DEPARTMENT OF LABORによるとニューヨークの最低賃金は
です。
アメリカでMacBook Air(M2モデル)を買うと1,199ドルですから単純計算で
アメリカでは最低賃金を15ドルに上げていこうという流れですからこの差は広がりそうです。
まとめ
今回は「MacBook Air を買おうとすると平均賃金、最低賃金で何時間の労働が必要?日本とアメリカを比較してみた」と題して日米のMacBook Airを買うのに必要な労働時間を見てきました。
同じ商品を買うのにこれだけ必要な労働時間が違ってしまっているですよ。
円安の影響も大きいですし、そもそも日本の賃金が上がっていないのも大きいのでしょうね。
ビックマック指数を見ても同じような状況となっていますね。
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