SBIラップの4月〜6月の運用報告書が交付。損益、手数料はどうなった?

本サイトでSBIラップとeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を同時に同金額を購入する企画を実施しています。

SBIラップの4月から6月の運用状況報告書が届きました。

今回はSBIラップの4月〜6月の運用報告書に基づき、損益、手数料などを詳細にご紹介したいと思います。

4月〜6月の運用状況

4月〜6月SBIラップ運用状況

出典:SBI証券 SBIラップ 運用状況報告書

運用報告書では6月末で上記のような結果となっています。

投下資金はスタート時10万円、その後、月1万円で13万円となっています。

スタートして3ヶ月目の運用成績はマイナス2,960円。

運用報酬徴収額は156円ですね。(手数料)

合計してマイナス3,116円となります。

残高126,884円です。

4月から6月はアメリカ株も下げていますし、こんなもんかなってところはあります笑

ただし、同じ日に同額投資をしている8資産分散のインデックスファンド「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」と比較すると負けてしまっているんですよ。

  • SBIラップ:-3,116円
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):-1,830円

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

SBI証券の管理画面と評価損益に差があり注意が必要

ちなみにSBI証券のSBIラップ管理画面上では下記の表記となっていました。

資産残高は運用報告書と同じですが、評価損益はなぜか結構ズレていますね・・・

SBIラップ6月末

出典:SBIラップ

差が出ているのは手数料、源泉徴収の関係?とも思いましたがそれにしては大きい気も・・・

なぜこのような表記差になるのかはちょっとわかりませんが、今後は投下金額と資産残高で比較してみるのが良さそうですね。

差が生じている理由についてはSBIラップに問い合わせてして見たいと思います。

一般的なロボアドやTOPIXより悪かった

ちなみにSBI証券からSBIラップの実績としてTOPIXや一般的なロボアドとの比較が公表されています。

一般的なロボアドもTOPIXも4月〜6月はマイナス。

4月くらいまではSBIラップの成績が良かったのですが、徐々に悪化して6月末ではSBIラップが最もマイナスが大きくなっていますね。

4月〜6月SBIラップ騰落率推移

出典:SBIラップ

このような都合の悪い資料を出してくれるのは、ある意味信用できるかもしれません

なお、このような比較は相場の状況で変わりますので長期で見ることが大事です。

今の時点で言えるのはスタートしてからの3ヶ月はSBIラップは苦労していたということですね。

運用報酬

運用報酬徴収額は前述のように3ヶ月で156円でした。

具体的には

  • 4/27 36円
  • 5/30 51円
  • 6/29 56円

こんな感じで徴収されています。

これがAIがリバランスなどの運用する分という感じで考えればよいでしょうね。

これにプラスしてそれぞれ投資先の投資信託の信託報酬がSBIラップの手数料という形となります。



投資比率

6月末の運用比率は以下のとおり、

4月〜6月SBIラップ運用比率

出典:SBI証券 SBIラップ 運用状況報告書

表記の順番は違いますが、SBI証券上の数字と同じですね。(比率は小数点第二位までと詳細です)

SBIラップ6月末ポートフォリオ

出典:SBIラップ

現金が大きくなっているのは6月末に投下された10,000円分がその時点では買付されていないからだと思われます。

取引はどのくらい行われている?

取引明細を見ると売買は月1回〜2回程度ですね。

初期買い付け後の売買を残高比率が多い3つの資産で確認してみましょう。

まずは米国株

  • 5/11 3,243 円  買付
  • 6/7 10,781 円 売付
  • 6/16 20,926円 買付

2回の買付と1回の売付が行われています。

次に米国債券

  • 5/11 5,941円  売付
  • 6/7 12,184 円 買付
  • 6/16 5,660円 売付

こちらは2回の売付と1回の買い付けですね。

最後は米国不動産

  • 5/11 7,126円 買付
  • 6/7 15,380円 買付
  • 6/16 16,546円 売付

こちらは買付、買付、売付という順番になっています。

毎月の投下資金もありますのでちょっとわかりにくいですが、月1回位調整する形な感じになっていますね。

日付は同じですが、売却する資産もあれば、買付する資産もありますので、そのときの状況に応じて投資比率をリバランスしてくれているということなのでしょう。

SBIラップでは、相場見通しが大きく変わったとAIが判断した場合、「臨時リバランス」を行い、臨機応変に対応する仕組みを備えています。

との案内もでていますので相場の状況によってはさらに売買が行われるのでしょう。

ちなみに5月末と6月末の投資比率の差をまとめるとこんな感じですね。結構動いています。

  • 米国株式:+2.2%
  • 先進国株式:-0.2%
  • 新興国株:-0.2%
  • 米国債券:+3.5%
  • ハイイールド債:-0.2%
  • 新興国債券:-0.2%
  • 米国不動産:-6.6%
  • ゴールド:-6.3%
  • 現金:+7.7%




まとめ

今回は「SBIラップの4月〜6月の運用報告書が交付。損益、手数料はどうなった?」と題してSBIラップの運用成績についてみてきました。

今後買う方の参考になれば幸いです。

定期的に報告したいと思います。

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