SBIホールディングスの傘下に入った新生銀行(SBI新生銀行)。
グループ企業のSBI証券との連携も強化されます。
「SBI新生コネクト」が始まるのです。
今回は「SBI新生コネクト」について解説していきます。
ちなみに新生銀行がSBIホールディングスの傘下に入るまでマネックス証券が絡んで紆余曲折あったんですよ・・・
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
SBI新生コネクトの概要
それではSBI新生コネクトの概要について見ていきましょう。
SBI新生コネクトとは
SBI新生コネクトとは、簡単に言えばSBI新生銀行に預けている円普通預金を、SBI証券における投信積立の設定金額を自動入金するサービスやSBI証券からの自動出金サービスです。
つまり、わざわざ預金を振り替えなくてもSBI新生銀行の残高から投信積立を利用できるってことです。
クレカ積立を利用している方には関係ないですが、2024年から始まる新しいNISAに向けて嬉しい仕組みとなりそうです。
SBI新生コネクトの利用方法
SBI新生コネクトを利用するにはSBI証券ウェブサイトより、SBI新生銀行との口座振替契約の申込が必要です。
SBI新生銀行側からではなく、SBI証券側からとなりますのでご注意ください。
具体的にはSBI証券の口座にログイン後
>「お客さま情報 設定・変更」
>「SBI新生銀行関連サービス」内の口座振替契約
>「口座振替の契約へ進む」をクリック>規約(個人情報の取り扱いについて)のご確認
>SBI新生銀行 口座振替サービスページ
住信SBIネット銀行のハイブリット預金との違い
なお、同じSBIホールディングスの傘下の住信SBIネット銀行のハイブリット預金(預り金自動スィープサービス)とは少々仕組みが違います。
ハイブリッド預金とは以下のような仕組みです。
SBIハイブリッド預金は、SBI証券と連携した円預金です。
SBIハイブリッド預金へ預入れたお金は、お客さまのSBI証券口座の買付余力に自動的に反映し、株式や投資信託、債券などの証券取引に利用できます。また、証券取引に伴う精算代金は、受渡日にSBIハイブリッド預金とSBI証券口座との間で自動的に資金振替を行います。(自動スウィープサービス)
出所:住信SBIネット銀行 SBIハイブリッド預金より
簡単に言えばSBI証券と住信SBIネット銀行の間で簡単に資金が使える仕組みってことです。
概念は似ていますが、SBIハイブリッド預金は買付余力に反映される(SBI証券にある残高と同様に扱われる)仕組み。
つまり、株式や投資信託、債券など幅広く使える。
SBI新生コネクトは今の時点では投信積立専用ですね。
将来的には住信SBIネット銀行のハイブリッド預金と同様な仕組みになっていくとは予想していますが・・・
システムの改修等も必要でしょうからすぐにはできないのでしょう。
ハイブリット預金について詳しくはこちらの記事を御覧ください。
住信SBIネット銀行のハイブリッド預金との併用は不可
【SBI証券】住信SBIネット銀行のハイブリッド預金と、SBI新生コネクトは併用できるか教えてください。
既に住信SBIネット銀行のハイブリッド預金をご利用中のお客さまが新規でSBI新生銀行コネクトを利用することはできません。
出典:SBI新生銀行 よくあるご質問
メリット:ダイヤモンドステージにステップアップ
なお、SBI新生コネクトにはSBI証券における投信積立の利便性があがる以外にメリットが用意されています。
SBI新生コネクトを利用するとSBI新生銀行のステップアッププログラムの判定でダイヤモンドステージにステージアップされます。
ちなみにステップアッププログラムの最上位なのがダイヤモンドステージなんですよ。
通常であれば「所定の投資商品の年間判定残高」2,000万円以上か、「対象商品のお取引金額」1,000万円以上である必要があります。
それをSBI新生コネクトに加入するだけで適用される形です。
ダイヤモンドステージになると様々なメリットがあるんですよ。
なお、適用は月末最終営業日15:00の時点でSBI新生コネクト利用のお申し込みが完了して、翌々月からとなります。
金利が上乗せ
まず、分かりやすいメリットから見ていきましょう。
金利が上乗せされるんですよ。
通常の普通預金金利は年0.001%ですが、ダイヤモンドステージの方は年0.1%とかなり優遇されます。
他社と比較しても高めな金利ですね。
さらにキャンペーンがあります。
2023年9月28日(木)まで金利年+0.10%(税引前)上乗せキャンペーン実施中です。
つまり、条件を満たすと期間内の金利が年0.2%となるということですね。
特別御礼円定期預金
また、お誕生日をお迎えになられるダイヤモンドステージ、プラチナステージのお客さまが、所定のお申込期間内に3ヵ月もの円定期預金をお申し込みいただくと、金利を優遇するというメリットもあります。
具体的には3ヶ月ものの定期預金が金利年1%となります。(500万円以上3,000万円まで)
500万円以上ですから少々敷居が高いですが、かなり有利な円定期預金ですね。
インターネットによる他行宛振込手数料
こちらも利用する方には嬉しいサービス。
インターネットによる他行宛振込手数料が月50回まで無料となります。
さらに50回を超えても1回75円と激安。。。
これは利用する方には嬉しいでしょうね。
住宅ローン事務手数料
さらに住宅ローン手数料が50,000円値引きされます。
住宅ローン手数料ってかなり高いですからこれも嬉しいサービスです。
まとめ
今回は「SBI証券とSBI新生銀行で「SBI新生コネクト」始まる。金利が年0.2%になるキャンペーンも」と題してSBI新生コネクトについてご紹介しました。
住信SBIネット銀行のハイブリット預金と併用が不可なのは残念ですが、積立投資しか利用していない方であればSBI新生コネクトの方が住信SBIネット銀行よりも金利が高いですし、メリットが大きいかもしれませんね。
住宅ローン手数料の値引きやインターネットによる他行宛振込手数料が月50回無料なのもおいしいです。
今後もSBI証券界隈はサービスを充実してくれそうな予感。。。
SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。
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