先日、IKEA(イケア)のPAX(パックス)ワードローブシステムを購入して、取付工事まで終わらせました。
想定していたよりもかなりいろいろ問題や後悔がありましたね。
今回は今後PAXを買う方のために備忘録として残しておきたいと思います。
IKEAのPAXとは
まずは今回の話の前提となるIKEA(イケア)のPAX(パックス)とはなにかというところを簡単に解説しておきましょう。
イケアのPAXは自分の理想の収納スペースが実現できる
イケアのPAX(パックス)ワードローブシステムとは簡単に言えば組み合わせが自由に選べるクローゼットのことです。
必要なパーツを組み合わせて自分の必要な収納を作れるのです。
色はもちろん、クローゼットのフレーム、扉の有無、扉の種類、取っ手など見た目的な部分はもちろん、どのような引き出しをいくつ付けるかなど収納に掛かる組み合わせも変えることができるのです。
かなり細かくカスタマイズできるので、殆どの方は自分の理想とする収納スペースが実現できるでしょう。
こんなかゆいところに手が届くパーツがあるんだ・・・って驚くと思います。
あとから追加や変更もしやすいんですよ。
プランナーが無料で提案
組み合わせ自由で・・・ってなるとなかなかどれを選んだらよいか難しいですよね。
しかし、イケアではお店やインターネット上で簡単にシュミレーションができる「PAX収納プランナー」が用意されています。
それで自分でいろいろ試すことも可能です。
さらにイケアでは「リモート 収納家具プランニングサービス 」というのを無料で実施しています。
経験豊富な専任スタッフが電話やオンラインツールを使用して要望を伺って、ワードローブや収納のプランニングをサポートしてくれるのです。
私もオンラインで利用しましたが、自分たちが想像もしない使い方やパーツを紹介してくれてかなり使いやすい提案をいただけました。
いただいた提案はそのまま見積もりとしてPDFで送られてきますのでオンラインで注文も可能となっています。
また、複数回の利用も可能ということですから納得行くまで相談ができるのもうれしいですね。
PAXの価格
PAXは部品ごとに価格が決まっており、その総額で金額が決まります。
ですから価格はその人によってかなり変わりそうです。
ちなみにうちが利用したPAXの金額は設置工事等を含んで32万円くらいでした。
ざっくりとですが、商品代25万円、配送料はキャンペーンで無料、組立料金5.5万円+壁に固定する費用が現場で1万5千円の追加って形でしたね。
ハウスメーカーで同様のクローゼットをお願いすると32万円では絶対済まないのでかなりお値打ちに自分好みにアレンジできるのが魅力ですね。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
IKEAのPAXの取り付けで起こった問題点
それでは話の本題です。
私がIKEA(イケア)のPAX(パックス)を購入、工事をしてもらって実際に起こったり、わかった問題点を見てみましょう。
正直、イケアで買って後悔した部分もあります笑
部材が間違えていた
まずひとつ目の問題点です。
送られてきた部材が1つ間違えていました。
「リモート 収納家具プランニングサービス 」で作ってもらったデザインプランを元に見積もりをしてそのまま注文しているのですが、なぜか一つ部材が合わないのです。
しかし、送られてきた商品は明細どうり。
そのまま組み立てるとデザインプランと違うのに明細は合っているという・・・・
注文する段階で一部在庫がオンラインストアになかったことで、電話注文となり他店から一部取り寄せみたいな複雑な注文となったので、部材が間違えて登録されてしまったのでしょう。(イケア側が商品登録)
具体的にはデザインプランだと棚板が75センチのはずなのに、注文明細だと100センチとなってしまっていたのです。
これからイケアに交渉したいと思いますが、イケア側の登録ミスとはいえ、こちらも確認不足で明細どうりに送られてきてるので対応してもらえるのか・・・
3,000円の棚板なので半分あきらめていますが・・・
8時間位取り付けに掛かる
これは仕方ないですが、想定よりも取り付け工事に掛かった時間が長かったことも問題と言えば問題ですね。
そんなに掛かるなら事前に知っておきたかったですね・・・
取り付け工事は2人がかりで8時間かかったんですよ。
まさかここまで掛かるとは。。。。
12時位から始まり夜8時くらいまで。
専門の方が来てこれですから、自分たちでやらなくてよかったと心底思いましたね。
取り付けを間違えられた
もう一つは現場の工事担当の問題ですが、棚板を違う列のところに取り付けられてしまったんですよ。
判明したのが、夜8時くらいでそこからやり直しをお願いするのも酷だったのでそのまま流してしまいましたが。
完成予定図を張って作業しているのにそこ間違う??ってレベルでしたね。
自分で修正もできそうですのでこれはそこまで大きな問題ではありませんが。
PAXに傷がついていた
もう一つが傷です。
個人的にはこの対応が一番どうかと思いました・・・
工事担当の人曰く、自分たちは傷つけていない、はじめからということでしたが、PAXの外枠(フレーム)にかなりガッツリ傷がついていました。
そこで工事の人から言われた選択肢は
- 返品、交換。ただし、10日以上掛かる、取り付け依頼するなら工事料、送料は別途必要
- 我慢
の2択から選べとのこと。
日本の企業ではありえない選択肢ですね笑
さすがにこの2択はどうかと思ったので強めに交渉したら、工事担当の人が色を塗ってごまかしてくれることに。
色が微妙に違ったのでうまくごまかしきれていませんでしたが、クローゼットで人に見せるものでもないのでそこは妥協しました。
精度が悪い?
工事担当の方の施工なのか、元の商品の精度が悪いのか2つ並べて設置しているのに微妙な隙間が空いています。
しかも上の方と下の方では隙間の広さが違うんですよ。
このあたりは気になる人は多いかもしれません。
個人的には穴の大きさもまばらな部分もありますので元の商品の精度の問題な気がしますね・・・
また、木の材質もハウスメーカーのそれと比較してかなり安っぽい感じはありました。
イケア家具は巾木対応していない
最後は巾木の問題です。
イケアの家具は巾木対応していないんですよ。
巾木とは壁と床の取り合い部分に取り付ける部材のことで、巾木により床と壁の間に少し段ができるのです。
こんな感じのやつですね。
日本製で壁付する家具は巾木用に少しスペースが開けてあるそう。
しかし、イケアは北欧の企業で、北欧では巾木なんてありません。
そのため、日本仕様でもそこはそのままになっており、イケア家具は巾木があるときれいに壁付できないという。
巾木を取って対応するか、間になにかを挟んで壁に固定して巾木の分壁の間に隙間が空くのかとなってしまうそう。
うちはハウスメーカーがイケアの巾木問題を認識しており、あらかじめ相談していたのでその部屋だけ巾木を付けずにおいてくれていましたので壁付できました。
まとめ
今回は「IKEAのPAX(パックス)を購入、取り付け工事依頼。しかし、様々な問題があり後悔も・・・」と題してイケアのPAXについてみてきました。
イケアのPAXはかなり安価に自分好みにアレンジしたクローゼットを作れるのが魅力です。
ただし、今回ご紹介したような問題も起こり得ることはあらかじめ知っておくとよいかもしれませんね。
致命傷となるほどの問題ではありませんが、ちょっと気になる点が多かった印象ですね。
このあたりを改善するともっと日本でも普及すると思うんですけどね。
ちなみに引っ越しの見積もりを何社か取っていますが、すべての引越し業者からイケアの家具はありますか?と聞かれています。
どうやらイケアの家具は運送中に壊れるとか、分解すると戻せないとかリスクが大きいので引越し業者が嫌らしいんですよ。
その件や今回のPAXの問題点を考えると個人的には今後、イケアで大物家具を買うことは無いかな・・・
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