びっくりするニュースが流れてきました。
スマホ証券の「LINE証券」が証券サービス、CFDサービスを撤退するというのです。(FXのみ継続)
同じグループでPayPay証券(OneTapBuy)とLINE証券がありましたので自然な流れといえるかもしれませんが・・・
私もLINE証券ではLINEポイントが貯まるとチマチマ投資信託などを買ったり、タイミングが合えば株のタイムセールに参加したりしていましたので衝撃でした。
今回はLINE証券の証券サービス撤退でどう動けばよいのかを考えてみましょう。
LINE証券の事業再編
まずは今回の話の前提となるLINE証券の事業再編について見ていきましょう。
概要
具体的には以下のように再編されるとのこと
・LINE CFDサービス:2024年3月末までにサービスの提供を終了し、口座閉鎖処理を実施予定です。
・LINE FXサービス:今後も継続して提供いたします。
再編スケジュール
なお、再編スケジュールは以下のとおりです。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
サービス | 種別 | 商品 | 買付/新規建 終了 | 売却(解約)/決済 終了 |
証券 サービス | 株式等 | いちかぶ | 2023年7月中旬頃 | 2024年中 |
現物取引 | 2023年7月中旬頃 | 2024年中 | ||
信用取引 | 2023年7月中旬頃 | 2024年2月頃 | ||
IPO・STO | 2023年6月12日 | |||
投資信託 | 投資信託 | 2023年12月頃 | 2024年中 | |
つみたて投信 | 2023年12月頃 | 2024年中 | ||
つみたてNISA | 2023年12月頃 | 2024年中 | ||
LINE CFDサービス | 2023年8月以降順次 | 2023年12月中旬頃 |
株や投資信託の買付や新規建はまだ少し余裕がある感じです。
私もLINEポイントがまだ2000ポイントくらい残っていますので今のうちに投資信託にでもしておこうかな・・・
LINEポイントは今はPayPayに等価で交換できますので無理に買う必要もないんですけどね。
LINE証券のつみたてNISAはどうなる?
なお、LINE証券でつみたてNISAをやっていた方は、野村證券に移管して引き続き野村證券にてつみたてNISA口座(非課税口座)のお預かりとして管理されるとのこと。
元々LINE証券のつみたてNISAは野村證券とほぼ同じでしたから不都合はなさそうです。
LINE証券のつみたてNISAで人気のあった「野村スリーゼロ先進国株式投信」なんかもありますしね。
ただし、2024年から始まる新しいNISAの取り扱いは当然ながらLINE証券ではありませんので、LINE証券でつみたてNISAをやっていた方はそのまま移管先の野村證券で新しいNISAをするのか、他の金融機関にするのかを早めに決めたほうが良さそうです。
なお、2024年1月より他の金融機関にて新NISA制度をご利用いただくためには、LINE証券のつみたてNISA口座を閉鎖申請、もしくは勘定廃止申請を行った上、ご利用予定の金融機関にてNISA口座の開設が必要とのこと。
2023年分のつみたてNISAの利用がある方は、2024年からの金融機関は2023年10月から受付が開始されます。
それ以降にLINE証券NISA口座の閉鎖申請、もしくは勘定廃止申請を行ってください。
解約・売却は急がなくてもOK?
ツイッターなどを見ていると今回の報道で慌ててLINE証券にある資産を売却している方が多いですが、慌てる必要はありません。
金融機関の倒産とは違いますからね。
8月から売却手数料無料化
実はこのような案内がでているんですよ。
まとめ
今回は「LINE証券が証券サービス撤退。預かり資産は野村證券へ移管。どう動くのがよいのか?」と題してLINE証券が証券サービスなどを撤退するニュースを見てきました。
8月から売却手数料が無料化しますし、慌てて解約等をする必要はないと思います。
ご注意くださいね。
個人的には今回のニュースでちょっと気になるのが他のスマホ証券ですね。
新しいNISAが始まると通常の株とかを扱っていないスマホ証券とかは魅力が薄くなりそうですし、さらなる再編がありそう・・・
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