米国IT系20社へ投資【一歩先いく USテック・トップ20インデックス】が新規設定

新しいNISAがはじまったこともあり、昨年から新しい投資信託が続々登場します。

そんな中、かなり尖った商品が発表されました。

「一歩先いく USテック・トップ20インデックス」です。

名前も特徴がありますね。

今回は新たに登場した「一歩先いく USテック・トップ20インデックス」について詳しく見ていきましょう。

一歩先いく USテック・トップ20インデックスの概要

まずは「一歩先いく USテック・トップ20インデックス」の概要から見ていきましょう。

ファンドの名称一歩先いく USテック・トップ20インデックス
運用会社大和アセットマネジメント株式会社
ベンチマークFactSet US Tech TOP20指数(配当込)
設定日 2024年3月13日

一歩先いく USテック・トップ20インデックスはFactSet US Tech TOP20指数(配当込)をベンチマークとした投資信託です。

FactSet US Tech TOP20指数(配当込)は今まであまり聞いたことない方も多いでしょう。

有価証券届出書によるとFactSet US Tech TOP20指数(配当込)はとはFactSet Research Systems Inc.が開発した米国を代表するテクノロジー関連上場企業20社で構成されている時価総額加重平均型(浮動株調整後・キャップ付き)の株価指数とのこと。

つまり、アメリカのITハイテク企業20社の株式指数です。

構成銘柄は後述しますが、ご存じの方が多い会社が多いかと思います。

一歩先いく USテック・トップ20インデックスの手数料

次に手数料を見ていきましょう

信託報酬率

一歩先いく USテック・トップ20インデックスの実質的な信託報酬率は

年率0.0825%程度(税込)
となっています。
ただし、こちらの投資信託はETFを買う投資信託ですので、グローバルX US テックトップ20ETFの信託報酬率0.4125%が別途必要となります。
合計すると年率0.495%(税込)ですね。

購入時手数料

購入時手数料は

販売会社が別に定めるもの

となっています。

信託財産留保額

信託財産留保額は

なし
となっています。
ただし、信託財産留保額はなしが得とは一概には言えない部分もあります。

構成銘柄

投資先のグローバルX US テックトップ20ETFの構成銘柄は以下のとおりです。(月次レポート2024年1月31日時点より)

銘柄名比率
NVIDIA9.7%
AMAZON.COM7.8%
BROADCOM7.8%
MICROSOFT7.8%
APPLE 7.2%
ALPHABET6.9%
META6.8%
INTUIT5.9%
TESLA5.8%
PDD HOLDINGS5.2%
INTUITIVE SURGICAL4.9%
ADVANCED MICRO DEVICES3.9%
PALO ALTO NETWORKS3.6%
KLA3%
MERCADOLIBRE2.6%
INTEL2.6%
QUALCOMM2.3%
ADOBE2.2%
TEXAS INSTRUMENTS2.1%
NETFLIX1.9%

有名企業が中心ですね。

今勢いのあるNVIDIAの比率が最も高くなっています。

なお、構成銘柄は下記のように決定され変動があります。

NASDAQ上位300銘柄のうち、3ヶ月間の1日平均売買が1億ドル以上ある銘柄の中で自動化(ロボティクス)、クラウド、コンテンツ/プラットフォーム、eコマース、半導体の5つのカテゴリーから時価総額上位3社が選ばれるイメージですね。

一歩先いく USテック・トップ20インデックス構成銘柄選定

出典:グローバルX US テックトップ20ETF 月次レポート

また、1銘柄8%が上限。テーマごとに25%が上限とするなどのルールも設定されています。

銘柄入れ替えや比率調整は年2回とのこと。

2024年1月31日時点ですでにエヌビディアの比率が8%を超えてしまっています笑




一歩先いく USテック・トップ20インデックスの取り扱い金融機関

一歩先いく USテック・トップ20インデックスの取り扱い金融機関で今の時点では不明です。

大和アセットマネジメント株式会社の商品ですので大和証券は取り扱いそうですね。

大和証券の独占の新しいNISAの目玉商品として扱われない限り、ネット証券で人気になりそうなファンドなので大手ネット証券での取り扱いもありそうすが・・・

グローバルX US テックトップ20ETFを直接買う場合との比較

前述したように一歩先いく USテック・トップ20インデックスはグローバルX US テックトップ20ETFを買うファンドです。

ですからグローバルX US テックトップ20ETFを直接買っても良いわけです。

どちらが良いのかは好みでしょう。

ETFを直接買う場合と比較すると以下のメリット・デメリットがあります。

ETFで買うと

・1口単位で買う必要がある
・売買手数料が掛かる
・売買がちょっと面倒
という部分がネックの方が多いでしょう。
メリットとしては
相場の動きで売買できる
という部分ですね。
投資信託の場合は
・信託報酬率が余分に掛かる
・約定は翌営業日となる
というデメリットはありますが
・100円以上1円単位で買える
・クレジットカード積立で買える
・投信マイレージなどが受けられる
というメリットがあります。
このあたりはどちらが良いのかは好みですね。
私は投資信託の方が好きですね。

FANG+やVGTとどっちが良いか?

一歩先いく USテック・トップ20インデックスと似た投資信託として「iFreeNEXT FANG+インデックス」というのがあります。

また、アメリカ上場のETFでは「バンガード 米国情報技術セクター ETF(VGT)」というのもあります。

コンセプト的にこれらと競合する形になりそうです。

VGT、NASDAQとの比較

出典:グーグル

グローバルX US テックトップ20ETFはまだ出て1年経っていませんので、参考程度ですが、その間の成績をみるとFANG+とほぼ同等。

VGTやNASDAQ100よりよい感じとなっていますね。

また、米国の大型テクノロジー株式7銘柄(マグニフィセント・セブン)に集中投資するファンドも登場します。

このあたりとも悩みそうですね。




まとめ

今回は「米国IT系20社へ投資【一歩先いく USテック・トップ20インデックス】が新規設定」と題して一歩先いく USテック・トップ20インデックスのレビューを見てきました。

結論としては以下のとおりです。

アメリカIT株インデックスの本命?
投資と猫
koge

評価:5最近はAIの進展で急激に人気となってきたエヌビディアを中心とした半導体株。またそれらを活用するIT系企業にも再び注目が集まりだしています。それら企業に個別投資をするのではなくまとめて買いたい人には人気となりそうなファンドですね。注目です。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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