NISAの積立投資枠を利用している方の多くがクレジットカードの利用でしょう。
クレジットカードを経由するとポイントが貯まりますから口座引落の場合よりもその分だけ有利なんですよ。
ただし、デメリットもあります。
それは積立設定日を決められないという部分。
クレカ積立だと証券会社によって決められた任意の日に自動で積立られちゃうんですよ。
しかし、6月1日以降、SBI証券のクレカ積立で発注日が選択できるようになるとのこと。
SBI証券のクレカ積立の発注日ルール変更
まずは今回の話の前提となるクレカ積立の発注日ルールの変更内容を確認していきましょう。
発注日は毎月3日~9日
SBI証券のクレジットカードでの投信積立はもともと毎月1日の発注と決まっていました。(他社も1日が多いのです)
それが6月1日から
■変更前:~5/31(金)
・積立設定締切日:毎月10日
・積立申込設定日:毎月1日
■変更後:6/1(土)リリース後~
・積立設定締切日:毎月10日
・積立申込設定日:毎月3日~9日のいずれかからお客さまが指定された日
※三井住友カードが発行するクレジットカードの場合
変更方法
なお、6月1日のリリース以前に設定されていたクレカ積立は今まで通り毎月1日に発注されるとのこと。
つまり、設定の変更をしなければ今までどおりということです。
設定の変更は簡単。
クレカ積立の新規設定または変更時(積立金額のみの変更を含む)をするだけ。
すると毎月3日-9日のいずれかから申込日を指定いするようになるため、設定が可能となります。
ただし、一度こちらの設定をしてしまうと、変毎月1日発注に戻すこともできなくなります。
ですから変更するかしないか、何日にするのかは慎重に検討する必要があるんですよ。
日にち指定の場合の積立設定日おすすめは?
それでは日にちを変える場合の最適な積立設定日を考えてみましょう。
過去の統計データで考える
まずは過去の統計データから決める方法です。
過去20年でみると日経平均は一番安い日は3日、一番高いのが16日というデータがあります。
過去20年のS&P500では一番安い日は19日、一番高いのが26日です。
このデータだけを見れば日経なら3日、S&P500ならば19日に買うのが正解ですね。
今回のSBI証券のルール変更では毎月3日-9日なので3日は選択可能ですね。
少しでも長く運用する
期待値が高いものをよりうまく運用するならより長くというのが原則です。
ですからより長く運用することを考えるなら設定は変更をせず1日のままという選択肢もありでしょう。
一度設定を変更してしまうと戻せませんしね。
他の積立日と被らない日に買う
次は他の積立日と被らない日に設定をするというものです。
他社のクレカ積立やiDeCoなどを併用している方はそれと被らないようにするってことですね。
auカブコム証券は1日、楽天証券は1日もしくは8日(始めたタイミングで決まる)、マネックス証券は24日、iDeCoは15日前後となっています。
そこを避けて選択するというのも手でしょう。
他の人が選ばなそうな日を選ぶ
他の人が選ばなさそうな日を選ぶという考え方もあります。
選ぶ人が増えればそれだけ買付も多くなり高くなってしまう可能性があります。
実はそれほどリターンに大差はないかも
いろいろな買い方を見てきましたが、長期投資なら実はいつ買ってもリターンにそれほど差がないというデータもあります。
例えばS&P500のリターンが高い26日と19日で比較したデータが以下の通り。
- 26日:104.7%
- 19日:104%
差が0.7%しかないんですよね。
また、毎日買う場合と毎月買う場合でもそれほど差がありません。
例えば日経平均を20年毎日買った場合と20年毎月買った場合だと
- 毎月:51.7%
- 毎日:52.1%
でした。
こちらも0.4%しか差がありません。長期でみてもそのくらいの差なんですよ。
ですから長期で考えるならそこまで深く考えなくてもよいのかもしれません。
まとめ
今回は「SBI証券のクレカ積立の発注日が選べるように。何日が良いのか?」と題してSBI証券のクレカ積立の発注日が選択可能になった話を見てきました。
結論としてはそれほど大きな影響はなさそうですが、少し一工夫してみるのも良いでしょう。
私は発注日を変更する予定です。
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