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年10%超の分配「JEPQ」に投資。楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)爆誕!

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楽天JEPQ爆誕

新しいNISAの影響なのか各社から新しい投資信託が続々登場しています。

しかも信託報酬率の最安値を更新するような商品や今までなかったような投資信託が多いんですよ。

そんな中、また新たな尖ったファンドが登場しました。

楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)です。

今回は楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)について詳しく見ていきましょう。

目次

楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)の概要

まずは楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)の概要から見ていきましょう。

項目内容
愛称楽天・JEPQ
設定日2025年8月14日
決算・分配毎月15日(初回10/15)
投資対象JEPQ(米国ETF)
ベンチマークなし(アクティブ型)
為替ヘッジ原則なし

マザーファンドを通じて米国の人気ETFであるJEPQに投資をする投資信託となります。

なお、米国ETFの「JEPQ」は日本からも購入可能です。

国内の証券会社で買えない「SCHD」に投資をする「楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」や「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」はかなり人気となっていますが、「JEPQ」は買えるので売れ行きがどうなるのかも注目です。

JEPQ(JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF)とは?

JEPQって聞いたことがないって方もみえると思いますので、そちらについても解説しておきましょう。

年10%を超える分配で人気なんですよ。

項目内容
ティッカー/正式名JEPQ – JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF
運用会社JPMorgan Asset Management
設定日2022年5月3日
総資産残高約281億ドル(2025年7月19日現在)
経費率(信託報酬)年0.35%
分配頻度毎月(Ex‑Div 日:毎月1日)
直近12カ月配当利回り約10.4%
主な組入上位NVIDIA 8.1%/Microsoft 7.6%/Apple 6.2% ほか(2025/6月末)

仕組みと投資戦略

Nasdaq100 採用の大型グロース株を中心に現物保有しながら、株価が少し上にあるコールオプションを毎月売却(カバードコール)してプレミアムを獲得。

これにより「株式配当+オプション料」の 二重のインカム を創出しつつ、株価急落時のブレーキ効果も狙います。

反面、上値の一部を放棄するため 急騰局面ではQQQなどのインデックスを上回りにくい のが弱点です。

なお、カバーコールとは保有株に対してOTM(やや上の価格)でコールオプションを売り、プレミアム収入を得る代わりに上値を一部放棄する手法です。

パフォーマンスのイメージ

月次分配:2024年~2025年は 1 口あたり平均 0.48~0.52ドルで推移し、年換算利回りは概ね 10~11%台

月次分配の高さで人気がある感じですね。

ボラティリティ:β値約0.7で、Nasdaq100 の値動きを 約3割抑える 効果が確認できます。

上限リターン:オプション設定レンジ次第では、年初来20%超の急騰相場で取り残される ケースもあり、伸び悩む場面がある点には要注意

コスト・手数料

区分楽天・JEPQJEPQ(米国ETF参考)
実質信託報酬年0.658%程度0.35%
購入時手数料0%(ネット証券)想定
信託財産留保額なし

楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)の信託報酬率は

年0.308%程度

です。これにJEPQの経費率0.35%を足した

年0.658%程度

が実質の信託報酬率となります。

購入手数料、信託財産留保額はありません。

取り扱い金融機関

取り扱い金融機関はEDNETの提出時点では

楽天証券

のみとなっています。

楽天証券の目玉にするのか、他の証券会社にも開放して純資産を伸ばす方針なのかは今の時点では不明です。

投資メリットとリスク

それでは楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)に投資をするメリットとリスクについても確認しておきましょう。

メリット

  1. 毎月分配でキャッシュフロー確保
  2. 米国グロース株の成長+オプションプレミアムで二重のリターン源
  3. ドル建て資産を円建てで手軽に保有
  4. カバードコールによりボラティリティを抑制しつつ高配当期待

リスク

  • 株価急騰局面では上値が限定される(コール売りの宿命)
  • 分配金は元本払戻し(特別分配)となる可能性があり、“実質利回り”は要精査
  • 為替ヘッジなし→円高で基準価額押し下げの恐れ
  • 信託報酬二重取りで長期コスト負担が嵩む

本家JEPQを直接買う場合との比較

楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)の直接のライバルとなりそうなのは本家のJEPQでしょう。

そちらとの比較をみてみましょう。

楽天・JEPQJEPQ
主戦略米国グロース株+カバードコール同左
信託報酬0.658%0.35%
分配頻度毎月毎月
直近12カ月利回り—(設定前)約10.4%
為替ヘッジなしなし
NISA(つみたて投資枠)対象外対象外
NISA(成長投資枠)対象外対象外

まだ楽天・JEPQは発売されていませんので、実際の成績が本家のJEPQとどうなるのかはわかりません。

JEPQの過去12カ月配当利回りは10.42%、費用0.35%で実績十分。

国内投信の楽天版は利回り・実質コストでどこまで肉薄できるかが焦点です。

なお、どちらもNISA対象外となっています。

投資信託と米国ETFの違いが大きい

評価軸投資信託(楽天・JEPQ)米国ETF(JEPQ)
売買単位100円から1円単位で購入可能1株(約55ドル)
売買タイミング1日1回(タイムラグあり)リアルタイム
売買手数料無料片道約0.495%(楽天証券例)
為替円建て/内部で為替取引都度ドル転が必要(両替コスト)
税務国内課税のみ(源泉徴収)分配に米国源泉税10%+国内税

投資信託と米国ETFという違いも大きいでしょう。

ETFも投資信託の一種ですが、上場しているため違いがあるのです。

例えば投資信託は100円から1円単位で金額指定での購入が可能

ETFは1単位あたりの購入となります。

ちなみにJEPQは7月18日時点で54.79ドルくらいとなっています。

また、ETFはリアルタイム売買が可能、投資信託は1日1回の約定となります。

さらにJEPQは米国市場に上場していますので当然ながらドル決済です。

そのため、あらかじめ米国ドルを用意しておくか、購入の都度ドル変える必要があります。

手数料や税金の部分での違いもあります。

このあたりの違いの部分で年0.308%程度の信託報酬の差を許容できるのかというのがどちらを選ぶのかという部分になりますね。

手軽さ重視なら楽天・JEPQ、実質コストと流動性重視なら本家JEPQ

こんな感じですね。

ここまで来ると好みの問題ですが。

まとめ

今回は「年10%超の分配「JEPQ」に投資。楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)爆誕!」と題して楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型)についてみてきました。

まとめるとこんな感じですね。

・JEPQに興味はあるがドル建てETFの為替・税務が面倒な人
毎月の配当で生活費の足しにしたいシニア投資家、FIRE民
・株価上昇よりインカム重視のサテライト運用を探している人

配当利回りと上値余地のトレードオフを理解し、目的に合わせたポートフォリオの一部として活用しましょう。

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