SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)が爆誕。

新しいNISAの影響なのか各社から新しい投資信託が続々登場しています。

しかも信託報酬率の最安値を更新するような商品や今までなかったような投資信託が多いんですよ。

今回は新たに登場したSBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)について詳しく見ていきましょう。

SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)の概要

それでは詳しく見ていきましょう。

それでは「SBI・S・米国好配当株式ファンド(年4回決算型)」について詳しく見ていきましょう。

ファンドの名称SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)
愛称:S・米国高配当株式100
運用会社SBIアセットマネジメント株式会社
ベンチマークダウジョーンズ米国配当100インデックス
設定日 2024年12月20日

本投資信託は米国ETFの「SCHD」に投資をするファンドです。

おなじ「SCHD」に投資をする楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)が楽天証券で人気となっていますので、それに対抗した商品なのでしょう。

ダウジョーンズ米国配当100インデックスとは

ダウジョーンズ米国配当100インデックスはDow Jones U.S. Broard Market Indexの構成銘柄のうち、10年連続配当の銘柄の中からキャッシュフロー・総負債比率ROE年間配当利回り過去5年間の配当成長率などをランク付けした上位100銘柄を対象としたインデックスとなります。

ちなみにSCHDの過去成績(トータルリターン)はこんな感じです。

1年26.05%
3年15.98%
5年12.52%




SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)の手数料

次に手数料を見ていきましょう

信託報酬率

S・米国高配当株式100の信託報酬率は

年率0.0638%程度(税込)
となっています。
「SCHD」の経費率が0.06%ありますので、合わせると0.1238%となります。
かなり低い信託報酬の投資信託ですね。

購入時手数料

購入時手数料は

ありません

となっています。

信託財産留保額

信託財産留保額は

なし
となっています。
ただし、信託財産留保額はなしが得とは一概には言えない部分もあります。

SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)の取り扱い金融機関

取り扱い金融機関はEDNETの提出時点では下記です

SBI証券

SBI証券のNISAの目玉として活用させるのかもしれません。

ちなみに楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は楽天証券のみの扱いです。

ライバルとの比較

ライバルとなりそうなのが楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)です。
こちらも「SCHD」に投資をするファンドですが、信託報酬は0.1238%です。
S・米国高配当株式100はそれよりもかなり低く設定されていますね。
楽天が対抗してくるのか注目です。
また、SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)は分配が3月、6月、9月、12月となっており、楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)とずれています。
楽天は2月、5月、8月、11月なんですよ。
つまり、両方買えば8ヶ月分配が出る形となりますのでそのような併用もありかもしれません。
また、米国ETFの「SPDR」に投資をするSBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンドも似たタイプの投資信託となります。
こちらは信託報酬率年率0.0638%程度(税込)、SPDRの経費率0.07%がかかりますので、実質的な信託報酬率は0.1338%とかなり似た水準となります。
ただし、多少ベンチマークが違うんですよ。

「SPDR」はS&P500構成銘柄のうち配当利回り上位80銘柄に均等投資をするタイプのものです。

高配当だけに着目したSPDRと他の要素も加味したSCHDといった感じで好みは分かれそうです。

ポイント:年4回の決算(分配)

この商品のポイントとなりそうなのは年4回の決算(分配)があるということでしょう。

新しいNISAで購入した場合、分配金も非課税なのでそれ目当てで買う方も多いかもしれません。

この辺りは判断が分かれそうですね。

大きなデメリットは複利が活かしにくいということです。

個人的にはあまり賛同しませんが。。。理由はこちらの記事でも書いております。

配当金や分配金はたしかに非課税で受け取ることができますが、その分を再投資を行おうとすると非課税枠を別で消費することになります。

枠を目一杯使っている場合は再投資ができないということにもなります。(非課税では)

そうなれば配当分について複利効果が得られないということになってしまうのです。

長期投資の最大のポイントと言っても過言ではない複利効果をうまく得られないのは大きなデメリットですね。

複利効果について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

また、多くの高配当株は成熟企業でこれから大きく成長するものではありませんしね。

たくさん配当金を出すってことはその時点で成長を諦めているという部分もあるんですよ。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。




まとめ

今回は「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)が爆誕。」と題して新たなファンドの情報を見てきました。

新しいNISAに向けてどんどん魅力的なファンドが登場してきており嬉しいところですね。

NISAを巡っての競争が激しくなってきました。

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