最近話題のPLAUD NotePinご存知でしょうか?
簡単に言えばAIを活用したボイスレコーダー
「スマホ録音アプリで十分じゃない?」
なんて疑問を抱えつつ、新しいモノ好きの血が騒ぎ買ってしまいましたのでPLAUD NotePinについて検証していきます。
購入を検討している方の参考になれば幸いです。
PLAUD NotePin とは?
まずはPLAUD NotePin とはなにかについてから見ていきましょう。

製品概要・コンセプト
主な特徴は以下の通り
- 重さ0.59 oz(約17 g)・親指サイズのウエアラブルAIレコーダー
- 40日待機/20時間連続録音/64GBストレージで長時間運用可
- 112言語対応+スピーカー識別+要約テンプレ15種のクラウドAI処理
比較的小さくて、主張が強くないのでリストバンド、ネックレス、クリップ、ピン好きなタイプに持ち歩きができます。
個人的にはもう少し小さくなってほしい感はあります笑
そして簡単に録音、そしてAIで高精度な文字起こしができるって感じの仕組みです。
開発背景とターゲットユーザー
会議が多い知的ワーカーや多言語取材を行うジャーナリスト、営業マン、講師などを想定。
スマホより瞬時に録音開始でき、後処理はAIに任せる設計思想が光ります。
主なスペック・特徴
項目 | 仕様 | チェックポイント |
---|---|---|
重量 | 0.59 oz / 17 g | 腕時計バンド・クリップ・マグネットピンに装着可 |
バッテリー | 40日待機 / 20h録音 | USB‑C 2h充電でフル回復 |
ストレージ | 64GB | 約960時間の音声保存目安 |
AI機能 | 112言語転写, 要約, Mind Map, チャットQA | GPT‑4.1等複数LLMを併用 |
価格 | $159(約2.4万円) | AI Pro: $100/年, Unlimited: $240/年 |
防水 | IPX4相当 | 雨の屋外使用は可 |
使って感じたメリット 5 選
次に使って感じたメリットを見ていきましょう。
瞬間キャプチャ
なにより感心したのは早いこと。
押し1秒で録音開始→終了後クラウドへ自動アップロード。
2タップで完了するんですよ。
多言語転写の精度
日本語90分+英語10分混在データで**誤字率3.8%**とGoogle Recorder比±0.4%。
とのこと。
かなり高い精度を誇っています。
実際使っていても間違いはかなり少ないです。
要約テンプレが便利
議事録テンプレを選ぶだけで「決定事項・ToDo」を自動抽出。
議事録作成や報告書作成等の時間が大幅に削減可能です。
Mind Map自動生成
マインドマップも自動作成できます。
それにより会話の流れを視覚化。
メモの後追い整理が不要になり、アウトライン作成が体感50%くらい短縮できています。
軽い
前はソニーのボイスレコーダーを使っていましたが、それと比較してかなり軽いです。
17 gはAirPods片耳以下とのこと。
丸1日装着でも重さは感じません。
気になったデメリット・注意点
次にデメリットや注意点を見ておきましょう。
それなりに時間は掛かる
買う前のイメージと比べるとそれなりに時間はかかりますね。
クラウド転送→AI処理に10分程度かかるときもあります。
そこまで即効性を求めていないなら問題はないかと思いますが。
それなりにお金が掛かる
ハード代+サブスクで初年度4万円超とそれなりにお金がかかります。
他の機種と比べても高いので、メリット分で価格差を補えるのかは検討の余地ありです。
バッテリーはカタログよりちょっと悪い
バッテリーは実働15hくらいは持ちます。
基本的に1日持つので問題はありませんが、カタログ値と比べると少し悪いですね。
見た目はもう少し頑張れ・・・
それなりに主張は強いのでもう少し見た目の部分は頑張ってほしいところはあります。
少し前の中国のウェラブル端末みたい・・・
また、付属アクセはピン&クリップのみ。
リストバンド等は別売です。
どういう持ち方が正解かはまだ見えていません・・・
個人的にはここが一番の不満かな・・・
他製品との比較
競合商品と比較するとこんな感じです。
PLAUD NotePin | Pixel 9 Pro+Recorder | Sony ICD‑TX800 | Senstone Scripter | |
---|---|---|---|---|
価格 | $159+$100/年 | 端末代のみ | ¥14,000前後 | $179+$59/年 |
重量 | 17 g | 197 g(端末) | 22 g | 20 g |
AI転写 | 112言語・要約 | 英語中心(※日本語β) | なし | 40言語 |
録音時間 | 20h連続 | 端末バッテリー依存 | 15h | 13h |
クラウド要否 | 必要 | 不要(オンデバイスAI) | 不要 | 必要 |
強み | 多言語・装着性 | 即時転写・無料 | 高音質/低価格 | ボイスコマンド |
ソニーのICレコーダーと比較してもかなり割高ですね。

ICレコーダーやスマホで録音したものを別途AIに入れて文字起こしをする場合との比較になるでしょう。
手間暇と価格の部分でしょうね。
なお、カードサイズのPLAUD Noteというのもあります。

おすすめの使い方&ワークフロー例
会議
- NotePinで録音 → 2. AI要約テンプレ「Meeting Minutes」を選択 → 3. Notionへ自動転送し共有。
効果:議事録公開までのリードタイムを従来45分→10分に短縮。
読書メモ
- テキストなどを音声読み上げ→NotePinで録音 → 2. Obsidianでまとめる

出張メモ術
移動中の思いつきをNotePinで一言録音→AIタグ付け→帰社後ChatGPTで検索・再利用。
まとめ
今回は「PLAUD NotePin レビュー|AIを活用したボイスレコーダーを徹底検証」についてみてきました。
かなり便利ではありますが、価格もそれなりにしますので人を選ぶかもしれません。
まとめるとこんな感じ。
読者タイプ | 評価★ | コメント |
---|---|---|
多言語インタビュアー | ★★★ | 112言語&スピーカーラベルで唯一無二。投資価値アリ。 |
国内ビジネスパーソン | ★★☆ | 議事録要約は便利だが、コスパをどう考えるか |
価格重視の学生 | ★☆☆ | サブスク込みで割高。スマホアプリで十分。 |


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