新年度になり、新入社員や転職された方の中には今日から勤務の方もお見えだと思います。
どの会社もそうだと思いますが、初日もしくは事前に必要書類として給料の銀行振込先を書く紙を渡されますよね。
いつも使っている銀行口座を指定する方も多いと思いますが、ちょっと考えてほしいこともあります。
今回は給料振込みに最適(便利な)銀行口座について考えて見たいと思います。
※加筆修正を加えました。
給料振込みに最適な銀行口座はこれだ
まず考えてほしいのが給料振込みの口座に指定するってことは今後メインで使っていく銀行ということです。
もちろん後からでも変えることはできますが、いろいろ登録したあとだと変更もかなり大変です。
まず、始めの段階で自分にとって最適な銀行口座を選んでおくことが重要です。
会社によっては指定銀行がある場合もありますが、この場合は仕方ありませんので従いましょう。
給料振込みの銀行口座選択ポイント
どこの銀行がよいのかは人によってそれぞれ違ってきます。
まず、選択する際のポイントを考えてみましょう。
現金を下ろしやすいのか否か
まずおさえておきたいのがその銀行が現金が下ろしやすいかどうかです。
コンビニで下ろせるのか、どこに銀行やATMがあるのかを確認しましょう。
また、重要なのがその際に手数料が掛かるのかどうかです。
少し前までは大抵の銀行はコンビニでの引出しは無料のところが多かったです。
しかし、最近はマイナス金利の影響で銀行の運営も厳しく都市銀行や地方銀行を中心に有料化するところが増えています。
そのためどこで下ろせて、手数料がいくら掛かるのかを確認する必要があります。
また、下ろせる時間や曜日の確認も合わせてしておきましょう。
日曜日は5時までしかダメとか。朝は9時以降しか下ろせないという銀行もあります。
理想はコンビニOKで手数料が無料、24時間365日引き出しが可能なところです。
家のすぐ近くにATMや銀行があればそこまで気にしなくてもよいとは思いますが・・・
振込手数料がいくらか
もう一つ抑えておきたいのが振込手数料です。
大手銀行の場合、振込手数料がかかるのは当たり前ですが、ネット銀行などは利用度に応じて数回は振込手数料が無料だったりもします。
振り込む機会があるならばそのあたりも考えておく必要があります。
なにげに数回あるといろいろな場面で役に立つものです。
給料振込み設定によるメリットが有るか
銀行によっては給料振込みを設定するだけでランクが上がってなにかしらのメリットがあるところもあります。
銀行によってはそれだけでポイントが貯まったりもしますのでこのあたりのキャンペーンも合わせt確認しておきたいところです。
リアルタイム送金が可能か
特に株やFXなどをやっている方には重要度が高いですがリアルタイム送金が可能な銀行かというのも確認しておきたいところです。
大手銀行とネット銀行は対応しているところが多いですがそうでないところはほとんど対応していません。
詳しくはこちらをご覧ください。
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営業時間、土日、祝日の対応は?
昔はほとんどの銀行が法律に定められた営業時間でした。しかし、最近は土日、祝日や15時以降も窓口があいていたりする銀行が増えて行きています。
利便性を考えるとそれらの銀行を選択するのもありでしょう。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
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銀行ごとの特徴
次に銀行のカテゴリーごとの特徴を見ていきましょう。
銀行は大きく分ければ「メガバンク」「都市銀行」「地方銀行」「信用金庫」「ネット銀行」があります。
それぞれ特徴がありますので自分にとってどの点が重要なのかを考える必要があるのです。
メガバンク・都市銀行
まずはメガバンク・都市銀行です。
メガバンク・都市銀行は三菱UFJ銀行(東京が取れたそうです)、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行がこれにあたります。
最近ではゆうちょ銀行のこの仲間として捉える時もあります。(法律上は違いますが・・・)
カンタンに言えば日本国内で全国に支店を持つ大手銀行です。
全国に転勤が有るようなお仕事なら1つは作っておきたいのがメガバンクの口座ですね。
ただし、全国に支店があると言っても県庁所在地しかなかったり、そもそもその県に進出していない銀行もありますので予めどこに支店があるのかは確認しておく必要があります。
地方銀行
地方銀行はそれぞれの地域で展開している銀行です。
それぞれの地域で1つや2つ大きめの地方銀行があると思います。
その地域ではATMの数、店舗の数が多く、利便性が高いのが強みです。
一方、その地域を離れてしまうとATMや銀行を探すのが困難となります。
私も某地方に住んでいますがその地域1番の銀行のキャッシュカードで下ろせるATMは東京駅で発見できず困ったことがあります。
その地方に住んでいる間は使いやすいと思っておけばよいでしょう。
逆に転勤や出張が多い方とかは地方銀行はやめておくのがよいかもしれませんね。
信用金庫
信用金庫も地方銀行とほぼ同様です。
その地域ではATMの数など不便することはすくないと思います。
また、信用金庫の場合には外に出ても他の信用金庫のATMで下ろせるのがほとんどなので地方銀行よりは不便しないと思われます。
都市銀行や地方銀行はそれなりの資産がないと相手にされませんが、信用金庫の場合には500万くらいの預金があればそれだけで担当者がつくなどします。
そのあたりにメリットを感じるならありでしょうね。
それもあるからか他の金融機関と比べるとお金が借りやすいという話もあります。
ネット銀行
ネット銀行はオンライン上にある銀行でパソコンやスマートフォンから銀行サービスを利用することができます。
利便性はかなり高いため口座数を伸ばしています。
また、振り込み手数料や引出し手数料も他の銀行と比較して安いことも大きなメリットとなります。
一方、通帳がなかったり、店舗がなかったりするのでそのあたりを求める方にとっては不便かもしれません。
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行は郵便局が全国にありますので利便性がかなり高いです。
ただし、他の銀行へ振り込む際の手数料などちょっと不便なところもありますのでどこに重点をおくのかでしょうね。
また、会社によっては給料振込先としてゆうちょ銀行は指定できない会社もあります。
個人的におすすめ給料振込用銀行口座
それでは私が考える給料振込用銀行口座を見ていきましょう。
まず、給料振込用銀行口座の最低限の条件としてお金が下ろしやすく、手数料が安い事が挙げられます。
それを踏まえて考えると下記4つの銀行が有力かなって思います。
楽天銀行
まずは楽天銀行があげられます。
楽天銀行の最大の特徴は最大で月7回までATM手数料が無料であることです。
また、コンビニで入出金が可能ですから引き出す場所に困ることもありません。
振込手数料も利用状況に合わせて月に最大3回まで無料となります。
また、ネット銀行の利点ですが預金の利率が大手銀行と比較しかなり高くなっています。
楽天証券口座開設を行いマネーブリッジを行えば株式投資を行わなくても年0.1%となります。
これは大手と比較すると100倍近いです。
東京スター銀行
次は東京スター銀行です。
東京スター銀行も新しい銀行ですがかなりユニークなサービスを提供しています。
こちらもセブン銀行のATMなど使えますのでお金を引き出す際に不便となりことはほとんどありません。
また、ATM手数料も月に8回まで実質無料
さらにネットでの他行宛振込手数料が月に3回まで無料と利便性が抜群です。
また、給料振込みを設定すると普通預金の金利が年利0.001%から0.1%まであがるのは嬉しいですね。
この辺りは楽天銀行、GMOあおぞら銀行も同レベルですが、証券会社との連携が必要ないので投資をしない人にも優しいですね。
住信SBIネット銀行
次は住信SBIネット銀行です。
こちらもネット銀行です。
こちらもセブンイレブン、ローソン、イオン、ゆうちょのATMが使えますのでお金を引き出す際に不便となりことはほとんどありません。
また、利用状況に応じてATMからのお引出し・他行宛てのお振込みは、最大月15回まで無料となります。
もう一つの特徴が預金の利率がSBI証券と連携を行えば年0.01%となります。
さらにローンの利率もかなり安いため住宅ローンを考えている方にも適した銀行だと言えます。
また、住信SBIネット銀行にはプレミアムサービスなる有料サービスもあります。
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まとめ
今回は新入社員や転職者向けの給料振込口座に適した銀行口座について考えて見ました。
ネット銀行ばかり紹介しましたが、給料振込みということを考えると決済用の口座となるはずです。
そうなると利用できるATMがどこにでもあり、手数料や決済が安価なネット銀行1択かな・・・って思います。
スマートフォンなどで残高などが確認できることも大きいですしね。
あとは用途に応じてメガバンクやゆうちょ銀行、信用金庫などは開いておいても良いかなって思います。
また、複数の銀行や証券会社使う場合には下記のアプリなどを使うと便利ですよ。
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