流動性の低い資産への投資はリスクが大きい。売りたくても売れない恐怖

最近、経済系のニュースで聞かない日がないトルコリラ関連ですが、またまたニュースがでていました。それは一部でトルコリラ建て債券で運用する投信の購入と解約申し込みを一時停止した件です。

大和証券投資信託委託や三菱UFJ国際投信は、リラ建て債券で運用する投信の購入と解約申し込みを一時停止した。リラ急落の影響でトルコの金融市場が混乱し、売買注文を出しても取引が成立しにくくなっているためだ。出所:日経新聞 8月17日朝刊

投資信託は当たり前に解約が自由にできると認識されていますが、このようなリスクもあるのです。トルコリラが急落している。そこで投資信託を解約して損切りしたくてもできない・・・これは恐怖でしかありませんよね。

今回はこの件を踏まえて流動性のあまりない資産への投資はリスクも大きいという件を見ていきましょう。

流動性の低い資産とは


株式投資などの投資を行う場合に流動性を意識しておくことは大変重要です。流動性とはその資産がどれだけで出回っているか売買されているかということです。流動性が低い資産とは市場に出回る数が少ない、もしくはそれを買ったり売ったりする人が少ないことをいいます。トルコリラ関連でもそうですが、売りたい人がたくさんいても買いたい人がいなければ売買が成立しないのです。今回の件は、リラ建て債券の売買がなかなか成立しなかったようですね。

流動性が低いとどうなる?

流動性が低い場合そもそも売買が成立しにくいため、値動きは大きく極端になる可能性が高いです。今回のように売り対人がたくさんいる場合は極端に下るケースが多くなります。

例えば株式投資を例に例えると悪いニュースが出たら買いを控える方が増えます。売りたい人はどうしても売りたいがために成り売り(いくらでもよいから買ってってこと)する人が多くなります。その時点ではなかなか売買は成立しませんが、ストップ安で指値をいれる人がいればその金額で成立しますね。

もし流動性が多い株の場合は売りたい人もいればそうでもない人もいますし、解体人もそれなりにいるでしょうからここまで急激に値動きをすることはかなり大きなニュースでないとありえません。

逆も考えられます。買いたい人がみんな成り買いしてれば売りたい人の指した値で決まります。流動性が低い銘柄は値上がり時も極端に成りやすいのです。

つまり、流動性が低い資産は値動きが極端になりやすいってことです。さらに今回のケースのように買いたい人、売りたい人が存在しなければそもそも売買が成立しないということもありえます。

流動性が低い資産を見分ける

流動性が低い資産はいろいろあります。基本的には不動産や美術品などの実物資産は流動性が低い傾向にあります。もちろん売りたい人も買いたい人もそれほど多くないがために当然といえば当然でしょう。価格があがるとさらにその傾向はつよくなります。芸能人の○億円の家が売れ残ってるというのはこの流動性が低いということが言えるのかもしれませんね。

株式投資は基本的には流動性が高い投資先です。しかし、銘柄によってはそうでもないものもあります。例えば株式市場で言えばIPO(新規上場株)の小型株は基本的に株式の発行数がすくないですから流動性が低い銘柄がほとんどです。社長や親族などあまり売買しない方の持ち分が多い銘柄などでは出回る株数が少なくなりますのでさらに流動性が低くなりますね。IPO銘柄が大きく値動きするのは流動性が低いという点が大きかったりします。これらは浮動株数を見ればある程度判断が可能です。

また、出来高をみるのも手です。そもそも流動性が低い銘柄は売りも買いも注文数が少なくなります。そうなれば高く売りたいと注文を入れる人と、安く買いたいとする人ととの価格に隔たりが出やすいため、注文が約定ませんので出来高が少なくなるのです。

つまり、株式の場合には浮動株数と出来高を見ればある程度の流動性を測ることができます。

債権も本来それなりに流動性が高いものではありますが、今回のトルコはちょっと特殊なケースともいえますけどね。

流動性が低い資産を購入するときの注意点

流動性が低い資産は前述のように値動きは大きく極端になる可能性が高いです。そのためリスクは大きいですがリターンも大きくなる可能性があります。ですから保有するときに押さえて置きたいのが以下の点です。

余裕資金で保有する

まず、流動性が低い資産を急に必要となるかもしれないような生活費などで投資をすることは絶対やめておきましょう。かならず使わなくても大丈夫、最悪なくなっても仕方ないレベルの資金で投資をしましょう。換金して生活費や事業資金に回さなければいけない状況で投資をするといざ換金できない状況になったときに大変なことになります。もしその状況でもどうしても投資したいならば流動性が高い資産にしておきましょう。

価格が大きく動くことを知っておく

また、流動性が低い資産は価格変動が大きいことを予め知っておくことが必要です。取引量が少なければ少ないほど極端に動きがちです。それを利用して儲けることもできますがリスクは高いことをしっかり認識しておいた上で取り組みたいものです。

焦らない

前述のように流動性が低い資産は価格変動が極端です。そのため価格が下がったときに焦って売るとかなり安い金額で買い叩かれてしまう可能性が高いです。しっかり適正な相場を認識した上で売買したいものですね。株式投資ならば流動性が低い銘柄では安易に成り売りや成り買いはしないほうがいいでしょう。

まとめ

今回は「流動性の低い資産への投資はリスクが大きい。売りたくても売れない恐怖」と題して流動性が低い資産を買うリスクについてみてきました。

流動性が低い資産は価格変動が極端になりがちですから、その点をしっかりと認識した上での売買が重要になるでしょう。また、投資初心者の方にはちょっとハードルが高いですが、その極端な価格変動を利用してやるのも一つの方法ですけどね。

読んでいただきありがとうございました。

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