自分があと何年生きれるか予測する方法があるのをご存知ですか?

自分があと何年生きられるか(寿命)がわかっていれば、それまでいくらお金がかかり、いくら準備しておけばよいのか分かれば計画も立てやすくなりますね。

しかし、実際にはそんなことはわかりません。早くに亡くなってしまう方もいれば予想以上に長く生きる方もいます。

私も親族に病気がちの方が見えます。その方は自分は早死であると確信していました。

そのため年金をもらいそこねないために年金を繰り上げ受給しました。

繰り上げ受給とは65歳からもらえる国民年金や厚生年金を早く受給する代わりに月々の年金学を減らす仕組みです。一番はやい60歳からもらい出すと30%の減額となります。

しかし・・・実際にはそこからかなり経っていますがまだまだ元気なようです。

自分は早死であるという予想が外れてしまって損をしてしまったのですよね。

このように自分がいつ死ぬかというのは競馬の予想のようなもので実際はレースが終わるまでわかりません。

しかし、競馬の世界でもプロの予想屋のように過去のデータなどを分析して勝っている方もおみえだったりもします。

同じように自分の寿命についてもこのような予想がされているのはご存知でしょうか?

今回はそんな方法とそれに基づいた老後資金の準備について考えていきましょう。

自分があと何年生きられるかを予想する方法

実は競馬の予想屋と同じようにこのような寿命を計算する予想をする職業が存在します。

それがアクチェアリーと呼ばれる人たちです。

アクチュアリー とは、ビジネスにおける将来のリスクや不確実性の分析、評価等を統計学を駆使しして予想することを専門とする方々のことです。

そんな方達が生命保険用に予想したのが標準生命表と呼ばれるものです。これで自分があと何年か生きられるかを予想することが可能なのです。

平均余命を見てみる

それでは最新の標準生命表2018の生命標準生命表(死亡保険用)を元に平均余命(あとどれだけ生きられるか)各年代ことに見てみましょう。

30代の平均余命

年齢男性の平均余命女性の平均余命
3051.557.03
3150.5356.05
3249.5755.08
3348.654.1
3447.6453.13
3545.7152.15
3645.7151.19
3744.7450.22
3843.7849.25
3942.8348.29

40代の平均余命

年齢男性の平均余命女性の平均余命
4041.8747.33
4140.9246.37
4239.9745.41
4339.0344.46
4438.0943.5
4537.1542.55
4636.2141.6
4735.2840.66
4834.3639.72
4933.4438.79

50代の平均余命

年齢男性の平均余命女性の平均余命
5032.5237.86
5131.6136.93
5230.7136.01
5329.8135.09
5428.9234.17
5528.0333.26
5627.1532.35
5726.2731.44
5825.430.53
5924.5429.62

60代の平均余命

年齢男性の平均余命女性の平均余命
6023.6828.72
6122.8327.83
622226.93
6321.1726.04
6420.3425.15
6519.5324.27
6618.7323.38
6717.9322.5
6817.1421.62
6916.3620.75

長く生きれば生きるほど、平均余命が増えていることがわかると思います。

ニュースなどで出てくるのは平均寿命の話ばかりですが、その年齢の人があと何年生きられるかを見る平均余命が老後資金を考える上では重要となるのです。

例えば50歳の男性の場合には、その方の予想される余命は32.52年で寿命は82.52歳となります。

現在の男性の平均寿命は81.09歳ですがそれより高くなっていますね。

これは50歳になる前に亡くなった方が含まれていないためです。つまり、こちらのほうが現実に即した数字とも言えるのです。

その他の年齢の方はこちらの標準生命表2018を御覧ください。

また、厚生労働省が同じように予想した完全生命表というのもあります。

こちらは5年毎に国勢調査による日本人人口の確定数、人口動態統計の確定数を基に作成されています。ほぼ同じようなものですが数字は多少違います。例えば前述の50歳の男性の場合に完全生命表だと32.36歳が余命となります。

大きな差ではありませんので最新のデータ計算結果である標準生命表2018を使えばよいでしょう。

遺伝子検査もおすすめ

また、これらで出てくる余命の数字はあくまでも平均です。

遺伝子的性質や病気の有無、ライフスタイルなどによって大きく変わってくるでしょう。

そこでおすすめなのが遺伝子検査です。

最近はアメリカのセレブ女優が遺伝子検査の結果がんになる可能性が高いからと事前に該当箇所を切断して対策したなどといった話も話題になっていましたね。中国などでは子どもが生まれてすぐ遺伝子検査を行いそれに基づいて教育などを行っていくそうです。例えばこの子はどういうことが得意になりやすいかがわかります。

短距離走が得意と出れば短距離が活かせるスポーツを学ばせるとかですね。

私もヤフーがモニターで遺伝子検査する人を募集していたときに応募し当選したこともあり、遺伝子検査を受けています。かなり詳細に自分のことがわかりましたので今後の参考になりました。

ちなみにその後の有料での追加検査もしてもらいました。寿命で言えば95歳まで生きる可能性が高めのタイプだそうです。

最近は金額もかなりこなれてきましたので挑戦しやすくなりましたね。

最近はより自分にあっているダイエット法を探るために遺伝子検査をするのが流行っているようですね。

死ぬまでにお金がいくら掛かるか考える

自分があと何年生きられるかがわかったら、死ぬまでにお金がいくら掛かるのかを考えましょう。

自分や家族の生活費は今いくら掛かっていて今後どうなるのかを考えます。

例えば総務省統計局の家計調査年報(家計収支編)平成29年によると単身世帯の1ヶ月間の平均支出は約16万1千円、2人以上の世帯ですと約28万3千円となっています。

単身世帯を例に考えると1年間で193万2千円必要となります。50歳の男性平均余命が32.52年ですからその期間同額掛かるとすると約6,282万8千円となります。

これが死ぬまでに必要となる金額の概算です。

自分がこれからいくら稼げるのかを考える

次に自分が今後いくら稼げるのかも考えましょう。

まずは定年まで働いたとして給料がいくら入ってくるのか。

会社の就業規則や給料規定を見れば自分の給料がどれだけに今後なるのかを予想することも可能です。

また、退職金がいくら入ってくるのかも予想します。

こちらも会社の退職金規定などがあればそこから予想が可能でしょう。さらにねんきん定期便などを参考に自分がもらえる年金も計算に加えます。

そこで出てきた金額と前述した死ぬまでに掛かる費用の差額が準備しなければならない老後資金となります。

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また、年金も当然ありますからいつから受け取るのか等を考える必要があるでしょう。

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老後に備える

必要な老後資金が分かればあとは老後に備えるだけです。老後資金の準備の方法はいろいろありますが、特に個人型確定拠出年金(iDeCo)はおすすめですね。

また、年金を増やす方法も知っておきたいところです。

詳しくはカテゴリーごとに記事を用意してありますので下記の老後資金対策を御覧ください。

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まとめ

今回は「自分があと何年生きれるか予測する方法があるのをご存知ですか?」と題して自分の余命を予想する方法をご紹介しました。

今回出てきた数字はあくまでも平均です。

ですから自分がどれだけ生きれるかというのは正直わかりません。

しかし、少しでも長生きするために健康を維持することももちろん必要ですね。

また、老後に資金不足に陥らないように老後資金もちゃんと準備しておきたいところです。

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