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ソフトバンクIPOお祭り

ソフトバンクのIPOは初値で本当に儲かるのか?競合のドコモ、auと比較して見た。

このサイトでも下記記事を始め今か今かとなんども続報をお伝えしてきましたソフトバンクグループ傘下の携帯電話事業を営む【ソフトバンク】の新規株式公開(IPO)が12月19日に上場します。

想定価格の時点ですでに吸収価格が2兆6千億円と過去最大規模の新規株式公開(IPO)となります。

IPOは勝率9割超えのかなり儲かりやすいおすすめの投資法です。しかし、9割儲かるってことは1割は損をすることでもあります。

今回のソフトバンクは規模が過去最高ですから証券会社も捌くのに必死なのかすでにテレビCMを見かけますし、証券会社のWEBページでも大きくうたっています。さらに私の元にもすでにいくつかの証券会社から電話まで入っています。中にはほとんど取引のない証券会社からまで電話が入っています・・・

そんなこともあり、今回のソフトバンクのIPOは本当に儲かるのかが心配になりますね。

そこで今回はソフトバンクの初値について、過去の大きな規模のIPOや競合のドコモやauと比較して見ました。

ソフトバンクのIPOの初値について考えてみる


それではソフトバンクのIPOの初値について考えて見ましょう。まずは過去の大規模なIPOと比較していきます。


過去の大規模な新規公開株式公開(IPO)の初値はどうだったのか

それではこれまで大規模な新規株式公開(IPO)の初値はどうだったのでしょうか。

直近5年の時価総額が大きかった(吸収金額1000億円以上)IPO銘柄の公募価格と初値を見てみましょう。

メルカリ(4385)

フリマアプリのメルカリです。今回のソフトバンクを除くと2018年最大の新規公開株式公開(IPO)がメルカリです。

吸収金額1306億円、時価総額4059億円でした。

公開価格は3000円に対して初値は5000円 66.7%のプラスでした。

大きくプラスになりIPOで当選された方はかなり儲かりました。

SGホールディングス(9143)

佐川急便を運営する会社です。2017年最大の新規公開株式公開(IPO)でした。

吸収金額1276億円、時価総額5187億円

公開価格は1620円に対して初値は1900円 17.3%のプラスでした。

SGIホールディングスの規模と比べると今回のソフトバンクの規模がどれだけ大きいのかわかると思います。

九州旅客鉄道(9142)

次はJR九州です。

吸収金額4160億円、時価総額4160億円。

公開価格は2600円に対して初値は3100円 19.2%のプラスでした。

LINE(3938)

次はみなさんご存知LINEです。

吸収金額1328億円、時価総額6920億円

公開価格は3300円に対して初値は4900円 48.5%のプラスでした。

こちらも初値はかなり高く付きましたね。

日本郵政(6178)

次は3社同時に上場した郵便関連です。その郵便部門が日本郵政です。

吸収金額6930億円、時価総額6兆3000億円

公開価格は1400円に対して初値は1631円 16.5%のプラスでした。

かんぽ生命保険(7181)

次は郵便関連の生命保険部門のかんぽ生命保険です。

吸収金額1452億円、時価総額1兆3200億円

公開価格は2200円に対して初値は2929円 33.1%のプラスでした。

ゆうちょ銀行(7182)

次は郵便関連の銀行部門のゆうちょ銀行です。

吸収金額5980億円、時価総額6兆5250億円

公開価格は1450円に対して初値は1680円 15.9%のプラスでした。

リクルートHD(6098)

次はリクルートHDです。

吸収金額2138億円、時価総額1兆7784億円 リクルートでも時価総額1兆7千億円なんですよね。今回のソフトバンクの大きさがわかると思います。

公開価格は3100円に対して初値は3170円 5.7%のプラスでした。

直近5年の大規模IPOは全勝だが・・・

過去5年の大規模IPOは上記のように全勝となっています。ただし考えなくては行けないのが今回のソフトバンクのIPOは上記と比較しても規模がかなり大きいということです。

ソフトバンクの吸収金額は約2兆6千億円です。同時上場した日本郵政、かんぽ生命保険、ゆうちょ銀行を合計しても吸収金額が上回っておりこのあたりがどうなるのかは未知数なのです。

ちなみに今回のIPOの規模は世界的に見てもかなりの規模です。これを超えているのはこれまたソフトバンクが筆頭株主となっているアリババだけになります。アリババは2兆7千億円ですから今回公開価格が高く決まればこれを越える可能性があります。

また、今回の過去の大規模IPOの株と違いソフトバンクはソフトバンクグループの親子上場である点はおさえておく必要があるでしょうね。

親子上場の問題点については下記記事をご覧ください。

競合のドコモ、auの比較

それでは今回IPOするソフトバンクと直接の競合となるドコモやauと経営指標などを比較してソフトバンク株価の妥当性について見ていきましょう。

※ドコモは米国会計基準。KDDIとソフトバンクは国際会計基準で見ていきます。

ドコモの業績、経営指標など

それではまず業界一位のドコモから見ていきましょう。

ドコモの過去三年、今期の予想
営業収益 営業利益 純利益
2016年3月期 4兆5270億円 7830億円 5483億円
2017年3月期 4兆5845億円 9447億円 6525億円
2018年3月期 4兆7694億円 9732億円 7445億円
2019年3月期(予想) 4兆7900億円 9900億円 6950億円

売り上げは微増、利益は総務省の一括0円や実質0円を規制してから急激に伸ばしています。2019年3月期も微増の計画となっています。ただし、総務省が携帯電話料金の値下げを要求しており、ドコモはそれを受け入れる方針を示していますので今後は売り上げも利益も大きく下げる可能性があります。

ドコモの時価総額、配当利回り

時価総額:9,760,223百万円(11/15)
配当利回り:4.26%(11/15)
1株配当(会社予想):110円
配当性向(会社予想):58.9%
株主優待:なし

ドコモの経営指標

PER:(連) 13.84倍(11/15)(会社予想)
PBR:(連) 1.57倍(11/15)(実績)

au(KDDI)の業績、経営指標など

次に業界二位のau(KDDI)です。

au(KDDI)の過去三年、今期の予想
営業収益 営業利益 親会社純利益
2016年3月期 4兆4661億円 8333億円 4944億円
2017年3月期 4兆7482億円 9129億円 5466億円
2018年3月期 5兆0419億円 9627億円 5725億円
2019年3月期(予想) 5兆1500億円 1兆0200億円 6200億円

こちらも売り上げは微増、利益は総務省の一括0円や実質0円を規制してから急激に伸ばしています。2019年3月期も微増の計画となっています。ただし、総務省が携帯電話料金の値下げを要求していることがどう影響していくのか、、、

au(KDDI)の時価総額、配当利回り

時価総額:6,304,691百万円(11/15)
配当利回り:4.02%(11/15)
1株配当(会社予想):100円
配当性向(会社予想):38.7%
株主優待:100~999株保有=3000円相当のグルメ品(5年未満の保有)
100~999株保有=5000円相当のグルメ品(5年以上の保有)
1000株以上保有=5000円相当のグルメ品(5年未満の保有)
1000株以上保有=1万円相当のグルメ品(5年以上の保有)

au(KDDI)の経営指標

PER:(連) 9.64倍(11/15)(会社予想)
PBR:(連) 1.43倍(11/15)(実績)

ソフトバンクの業績、経営指標など

それでは今回新規上場するソフトバンクについて見ていきましょう。

ソフトバンクの過去三年、今期の予想
営業収益 営業利益 親会社純利益
2016年3月期 3兆4105億円 6440億4600万円 3995億2000万円
2017年3月期 3兆4830億円 6786億5900万円 4411億8900万円
2018年3月期 3兆5470億円 6419億3500万円 4126億9900万円
2019年3月期(予想) 3兆7000億円 7000億円 4200億円

こちらも売り上げは微増となっています。売り上げ、利益ともドコモやKDDIと比較すると一回り小さくなっていますね。また他の2社と同じく総務省の携帯電話引き下げ要求の影響がどうなるか気になる所。

ソフトバンクの時価総額、配当利回り

時価総額:7,180,700百万円(想定価格で上場した場合)
配当利回り:5%(予想)
配当性向(会社予想):85%(予定)
株主優待:未定
参考: ソフトバンクグループの株主優待:100株以上保有=ソフトバンク携帯電話・タブレット、またはワイモバイルスマホの利用料金を6か月間500~1000円割引 or インターネットの利用料を6か月間372~1490円割引)

かなり気になるのが配当性向の高さです。配当性向とは利益のうちどれだけを配当に回すかってことでドコモやKDDIと比較してかなり高くなっています。業界三位なのに配当性向が高いのはちょっと・・・

配当が多い弊害については下記をご覧ください。

また、株主優待はまだ出ていませんが、ソフトバンクグループの優待程度は新設してくる可能性が高いです。そうなれば実質的な配当利回りはかなり高くなります。そうなれば配当狙いの方が買う可能性は高い株となります。

ソフトバンクの経営指標

PER:(連) 17.1倍(予想)
PBR:(連) 6.1倍(予想)

競合2社と比較してPERもPBRともかなり高くなっています。つまり、株価に割安感がないってことです。

まとめ

今回は「ソフトバンクのIPOは初値で本当に儲かるのか?競合のドコモ、auと比較して見た。」と題してソフトバンクのIPOの初値を考えるヒントについて見てきました。

ポイントは下記の点です。

◯ここ5年の大規模IPOは全勝で期待度は高い。ただし、今回はそれらの中でも最大となるためその影響がどうなるのか・・・
◯業績は悪くはないが、同業2社と比較して小さい。しかし時価総額はKDDIよりも大きくなる。
◯想定価格は同業2社と比較して割安感はない
◯親子上場である点
◯配当は5%予定と高い、また株主優待の期待は高い。しかし配当性向の高さが気になる

今回のソフトバンクのIPOは前例のない規模なためどうなるのかはなかなか予想が難しくなります。

私は今回のソフトバンクIPOはある意味お祭りなので参加しますが、ちょっと半信半疑ですね。もう少し価格が安くなると参加しやすいのですが・・・

ソフトバンクIPO当選のための攻略法

今回のソフトバンクのIPOに当選するための攻略法を見ていきましょう。ソフトバンクは過去最大規模の新規株式公開(IPO)です。そのため株の入手はそれほど難しくないと予想されます。そのため何枚手に入れられるかがポイントになりますね。

特に主幹事がたくさんいますからここに応募は当然必須ですね。他の当選のためのポイントは下記の記事を御覧ください。

IPOをこれから始める方は下記ページを読んでいただくことをおすすめします。

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