宝くじを買うくらいならIPO投資をしよう。【無料で参加できる宝くじ】

もうすぐ毎年恒例の年末ジャンボ宝くじが発売の季節になりますね。

今年こそは当選してやると息巻いて買おうと思っている方ちょっとお待ち下さい。

もっとよいお金の使いみちがあるのです。

この記事を読んでも買おうと思うなら止めませんが・・・

ちなみに私は長いこと宝くじやギャンブルはやっていません。

なぜなら下記記事に書いたように宝くじやギャンブルは基本的に損をする仕組みの商品だからなのです。

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宝くじは買わない方が良い

そこでおすすめしたいのが宝くじのようになかなか当たらない運任せの投資法ですが、当たる確率は宝くじよりは高く、無料で参加でき、それなりに利益が出る可能性が高い投資法のIPOです。

今回はこのIPO投資と宝くじについて比較しながら見ていきたいと思います。

※加筆修正を加えました

IPO投資は無料で参加できる宝くじだ

宝くじとIPO投資は似ているところがあります。

それは夢を買うという点となかなか当たらないという点です。

ここは共通です。

しかし大きな違いもあります。


宝くじは愚か者に課せられた税金

宝くじを買うと1枚300円位かかると思います。

もちろん外れればゼロとなります。

逆に1等前後賞があたれば数億になりますね。

しかし、ほとんどの方は一生大きなあたりもなく終えることになります。

それは前述の記事に詳しく書いてありますが、なかなか当たらないのは当然で宝くじの代金の54%くらいが税金などに使われているからです。

つまり、宝くじははじめから半分使われてしまったお金をみんなで分け合うという仕組みなのです。

分け合うといってっも当選者が独占する感じですね。

これは他のギャンブルなどと比較してもかなり悪く世界でもっとも割の悪いギャンブルと呼ばれていたりします(笑)

行動経済学などでは宝くじのことを「愚か者に課せられた税金」と言います。

もちろん当たれば凄いですからそれをわかった上で夢を買うのなら良いと思いますが・・・

宝くじの統計に騙されるな

宝くじの公式サイトには宝くじの高額当選者の統計データが載っています。

これによると「宝くじ当選者の約4割はA型」とか高額当選者のイニシャルで一番多いのが「K.M」や「M.K」だとか載っています。

コレ自体に嘘はないのですが、見せ方がどうかと思うのです。

日本人の人口割合もほぼ同じなんですよ。

宝くじの公式サイトには他にも性別、年齢別、星座やイニシャル、職業など様々な統計データがでていますが、購入を促すために載せているものでほとんどが人口割合と同じなんですよ。

わたしは当たりやすいのかも
とか騙されないようにしてくださいね。

IPO投資とは

IPO投資とは新規に上場する会社の株を買う投資法です。

新規上場する株は割安に売られることも多く、将来性に期待する声も大きいため高騰する可能性が高いです。

そのため人気で抽選となる銘柄が大半です。

IPO投資のメリット

IPO投資のメリットは当たれば儲かる確率が高いこと、外れたら無料のことが挙げられます。

儲かる確率が高い

まずは当たれば儲かる確率が高いことからみていきましょう。

過去のIPO銘柄の公開価格(抽選に当選した人が買える金額)と初値(はじめてついた価格で抽選当選した人が売れる金額)を比較すると9割以上が上がっています。

つまり儲かっているのです。

中には今年上場したHEROZのようにいきなり10倍になった銘柄まであります。

それだけ儲かる確率が高い投資法なのです。

ちなみに今年の4月までのIPO銘柄の成績はこちらをご覧ください。

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外れても無料

また宝くじと大きく違う点として参加にお金がかからないことがあります。

宝くじは1枚300円程度の投資が必要となりますが、IPO投資の場合には抽選にはずれれば掛かるお金はありません。

もちろん当選した場合その株を買うお金は必要になりますけどね。

(また、証券会社によってはあらかじめその株を買えるだけのお金を入れておかないと抽選に参加できないところもあります)

つまり、IPO投資は無料で宝くじが買えるようになるようなものなのです。

IPO投資のデメリット

IPO投資もいいことばかりではありません。

もちろんデメリットもありますのでその点はしっかりおさえておきましょう。

なかなか当たらない

当然儲かる確率が高いわけですからみんながほしいわけです。

しかし、公開される株数には限りがありますので争奪戦となります。

買えるかどうかは基本的に抽選です。(証券会社の上顧客はそうでもないケースもあります)

それがなかなか当たらないというのはデメリットでしょう。

どれくらいの確率であたるのかは証券会社もデータを公開していないところが多く正確にはわかりませんが当選者と応募者の比較で数十倍から数千倍の確率になるケースもあるようです。

ですから宝くじにあたるくらいの確率でしか当たらないという認識でいるとよいかもしれません。

また、複数の証券会社から応募しようとすれば結構面倒なのもある意味デメリットですね。

私は最近あたりそうもない証券会社からはあまり応募しなくなりましたね。

思うように上がるとは限らない

株ですから絶対はありません。

なかにはいきなりマイナススタートとなる株もあります

(選別すればよほどひっかかることはありませんが・・・)

また、かなりあがることを見越して買ったのに少しの儲けということもありえます。

その株だけの問題だけでなく世界的な経済の状況なども影響しますのでなかなか予想は難しいのです。

ある程度の資金が必要となる

証券会社にもよりますが、IPOへの申込みをするためには先に資金が必要な場合があります。

例えばSMBC日興証券やマネックス証券などは応募時に資金がないとIPOに申し込みができません。

また、SBI証券などは抽選日に買えるだけの資金を入れて置く必要があります。

つまり、それなりの資金が応募するために必要になるということです。

金額は銘柄にもより最低単位で5万円くらいから100万円くらいまで様々です。

私の場合は面倒ですので各証券会社にIPOに必要になるだろう資金をおいてあります。

野村證券など資金0円で応募が可能で、当選しなければ資金がいらないところもありますけどね。

私の本年のIPO投資成績

ちなみに私は今年ほとんどの銘柄で複数の証券会社から応募していますが、あたったのが2つ(メルカリスプリックス)、補欠が3つ(共和コーポレーションSERIOホールディングス国際紙パルブ)でした。(外れた方の全員が補欠や次点となる証券会社除く)

補欠3銘柄のうち共和コーポレーションだけが繰り上げ当選となりました。

ですから約半年で3つの当選ということになります。

共和コーポレーション

共和コーポレーションは公開価格1,590円で当選枚数が100枚です。

ですから購入価格159,000円となります。

そして初値が2,511円でした。

100枚だと251,100円となりました。

初値で売ったら92,100円の利益となります。(売却手数料が多少掛かるのと所得税・住民税がかかります)

(私が売ったのは初値より少し上です)

メルカリ

メルカリは公開価格3,000円で当選枚数が100枚です。

ですから購入価格300,000円となります。

そして初値が5,000円でした。

100枚だと500,000円となりました。

初値で売ったら200,000円の利益となります。(売却手数料が多少掛かるのと所得税・住民税がかかります)

(私が売ったのは初値より少し上です)

スプリックス

スプリックスは公開価格2,400円で当選枚数が100枚です。

ですから購入価格240,000円となります。

そして初値が2,587円でした。

100枚だと258,700円となりました。

初値で売ったら18,700円の利益となります。(売却手数料が多少掛かるのと所得税・住民税がかかります)

ちょっと微妙でしたね(笑)

(私が売ったのは初値より少し上です)

IPOの利益を宝くじで得られるのか・・・

つまり、私は約半年でIPO投資で30万円ほど利益を得たことになります。

宝くじで30万円の利益を得ようとしてもかなり運がよくないとなかなか難しいですよね・・・

会社の人が一等組違いで10万円の宝くじを当てた時すごい喜んでいたのを思い出します。

10万円でもそれくらい当たらないのです。

まとめ

今回は「宝くじを買うくらいならIPO投資をしよう。【無料で参加できる宝くじ】」と題してIPO投資と宝くじの比較を見てきました。

どちらもなかなか当選しにくいという商品ですが、無料で参加でき当選確率も宝くじよりはマシなIPO投資をおすすめします。

当選しにくいといってもメルカリや昨年のSGホールディングス(佐川急便)のように大型企業の上場なら株数の発行も多く当選確率はかなり高くなります。

次の大型上場はソフトバンクの子会社ソフトバンク(携帯電話事業)ではないかと予想されていますね。

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IPO投資を始めるには・・・

IPO投資を始めるにはまず証券会社に口座をひらく必要があります。

IPOの場合に抽選に参加できる証券会社がその銘柄によりバラバラですのでできれば複数の証券会社で口座を開いておきたいところですね。

特に主幹事と呼ばれる上場を取り仕切る証券会社は取扱の株数も多く当選確率がかなり高くなりますので主幹事となる証券会社の口座は開いておくのが無難です。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

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