2019年は亥(イノシシ)年。投資格言では「固まる」。過去実績を検証してみた

2018年はかなり波乱の相場となりました。年初の予想だと強気な評論家や専門家がほとんどでしたね。日経平均は年末には3万円になると予想した方も何人か見ました・・・

結果はみなさんご承知な通り2万円も割ってしまう状況です。それだけ将来の相場を予想するのは難しいということです。

ニトリの会長(似鳥昭雄氏)だけ2018年の日経平均は年末に19,500円になっていると予想してましたからほぼ当たりでした。そのためそこら中で絶賛されているのを見かけます。しかし、実は前年の2017年のニトリの会長の予想は17,000円(結果は22,764円)と大外れでした。単にかなり悲観的なタイプというだけな気もします。

そこで2019年ですが、投資格言では亥(イノシシ)年は「固まる」となっています。今回は亥年の過去実績を検証してみたいと思います。

ちなみに2018年は戌年(いぬ)で「笑う」でした。過去の実績も過去5回で4勝1敗、上昇率もかなり高かったので良い年のはずでしたが、結果はご存知のとおりアノマリーとは大きくハズレてしまっています。果たして2019年はどうなるかのか?

戌年の過去実績は下記の記事を御覧ください。

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株式投資格言戌年は笑う
また、最新の2021年はこちらの記事を御覧ください。

2019年亥(イノシシ)年の投資格言は「固まる」

投資の世界ではアノマリーが大事にされています。

アノマリー」とはサイクルや季節性、クセのことで根拠はないけどなんだかそういう傾向になるもののことを言います。

一番有名なのは海外でよく言われるセルインメイですね。セル・イン・メイとは日本語に訳すとそのままですが株は5月に売れってことで、さらに9月半ばに戻ってこいとなっています。日本では節分天井彼底なんてのもありますね。これもそのままですが節分(2月上旬)が天井だからそこで売って、彼岸(3月中旬)で底になるからそこで買えってことです。

最近はそこまでこれらのアノマリーは当たらなくなっている気もしないでもありませんけどね。


干支で言われる投資格言

日本では昔から干支ごとにそれぞれ下記のアノマリーが言われています。

辰巳(たつみ)天井、
午(うま)尻下がり、
未(ひつじ)辛抱、
申酉(さるとり)騒ぐ、
戌(いぬ)笑い、
亥(い)固まる、
子(ね)は繁栄、
丑(うし)つまずき、
寅(とら)千里を走り、
卯(う)跳ねる

亥 固まるとはどういう意味?

固まるって投資でどういう意味があるのでしょうか?

亥年の固まるとは相場が固まる年と捉えられています。

「上値に向けて下値を固めていく年」で小幅な値動きにとどまるということです。

ですから格言どうり捉えれば2020年の子(ね)の繁栄に向けての足固めの年ということですね。

過去のデータをみると悪い年ではなく干支の中で4番目の好成績だったりもします。

過去の亥年の日経平均の成績

それでは過去の亥年が実際どんな成績だったのかを直近5回を見比べてみたいと思います。

2007年

直近の亥年は2007年です。

この年は日経平均は始値が17,353.67、終値が15,307.78

-11.8%でした。

1995年

1995年は日経平均は始値が19,684.04、終値が19,868.15

+0.9%でした。

1983年

1983年は日経平均は始値が 8,021.40、終値が9,893.82

+23.3%でした。

1971年

1971年は日経平均は始値が 2,001.34、終値が 2,713.74

+35.6%でした。

1959年

1959年は日経平均は始値が 671.28、終値が 874.88

+30.3%でした。

過去5回のまとめ

過去5回の亥年の成績は4勝1敗

上昇率も悪くありません。とくに古い3回はかなりの上昇率ですね。

しかし、ちょっと気になるのが直近の2007年ですね。この年は前半調子がよくて後半失速。

そして翌年2008年のリーマンショックに繋がります。

ある意味リーマンショックへの足固めをしたと言える年だったとも言えます・・・

2019年はどんな相場になるのか?

それでは2019年はどんな相場になるでしょうか?こればかりは2018年の予想でほとんどの評論家や専門家が大外れしたよう今の時点でわかるものではありません。

しかし注目すべき材料を押さえておくことは大事ですね。

特に来年は日本にとって大きなイベントである「消費税増税」があります。さらに「軽減税率」の導入。

さらにさらに「キャッシュレス決済によるポイント還元」など景気に影響がありそうな話がいくつもあります。

2020年にはオリンピックも開催されます。

海外に目を向けるとアメリカと中国の貿易戦争、ファーウェイの問題、イギリスのEU離脱問題などいろいろな懸念材料もあります。

これらの動向次第で株価などは大きく動いてしまうので予想することにそれほど意味自体ないのかもしれません。

下手に予想するのではなく「相場は相場に聞け」と考えるのが正しいのかもしれませんね。

まとめ

今回は「2019年は亥(イノシシ)年。投資格言では「固まる」。過去実績を検証してみた」と題して亥年の相場についてみてきました。

過去のデータだと亥年は良い傾向の年ではありますね。

来年こそはよい相場環境になってくれることを祈るばかりです。

投資のアノマリーを気にされる方は下記の本がおすすめですよ。また、投資カレンダーなどもあると便利です。

また、投資をするのに良い日なのかどうかは下記の記事も参考になると思います。

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