個人型確定拠出年金(iDeCo)は通常の投資信託売買と少し違う注文方法となっています。
まず、個人型確定拠出年金(iDeCo)の掛け金は毎月26日に引き落とされます。そして掛金引落日から12営業日後に拠出。その翌営業日に申し込み(商品購入手続きが開始)され、国内株式等のファンドなら発注日、海外株式等のファンドなら翌々営業日に約定(購入)という流れです。つまり、掛金引落日の13営業日後が発注日ってことです。掛け金が引き落とされてから実際に約定されるまでかなり間がありますね。これは証券会社や銀行等に関わらず基本的に同じですから、その日にイデコ加入者の投資信託が一斉に購入されるわけです。
例えば2019年11月ならば
拠出日が11月14日
商品購入手続き開始日が11月15日
となっています。
個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入者はすでに100万人を超えていますので、人気の投資信託や小型株の投資信託などではその影響が無視できなくなっている可能性があります。また、決まったタイミングで約定されますので機関投資家などがそれを狙った動きをする可能性もあるでしょう。
そこで今回は実際に個人型確定拠出年金(iDeCo)の約定日にそれらの基準価額がどういう傾向にあるのかを検証して見ました。
個人型確定拠出年金(iDeCo)ってなに?って方はこちらの記事をご覧ください。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の約定日の基準価額を検証して見た
それでは個人型確定拠出年金(iDeCo)の約定日に投資信託の基準価額がどうなるのかを検証して見ましょう。今回は個人型確定拠出年金(iDeCo)で人気となっている投資信託3本について約定日前後の基準価額の動きを直近3ヶ月分を検証して見ましょう。
ひふみ年金
まずは長い間一番人気だったひふみ年金を見ておきましょう。SBI証券など多くの証券会社イデコで扱いがあります。
2019年1月の約定日
2019年1月は21日が商品購入手続き開始日です。ひふみ年金は海外株も買っているのため翌々日営業日の購入となりますから23日が約定日です
前後の基準価額と合わせて見てみましょう。
2019/01/24 |
12,750円 |
+55円 |
---|---|---|
2019/01/23 |
12,695円 |
-102円 |
2019/01/22 |
12,797円 |
-100円 |
23日の基準価額12,695円でした。前後と比較してもむしろ下がっていますね。つまり安く買えていたってことです。
2018年12月の約定日
2018年12月は13日が商品購入手続き開始日です。ひふみ年金は海外株も買っているのためは翌々日営業日の購入となりますから17日が約定日です
前後の基準価額と合わせて見てみましょう。
2018/12/18 |
12,737円 |
-409円 |
---|---|---|
2018/12/17 |
13,146円 |
-124円 |
2018/12/14 |
13,270円 |
-237円 |
17日の基準価額13,146円でした。次の日も下がっていますが前営業日よりは安く買えています。
2018年11月の約定日
2018年11月は14日が商品購入手続き開始日です。ひふみ年金は海外株も買っているのためは翌々日営業日の購入となりますから16日が約定日です
前後の基準価額と合わせて見てみましょう。
2018/11/19 |
13,740円 |
+105円 |
---|---|---|
2018/11/16 |
13,635円 |
-135円 |
2018/11/15 |
13,770円 |
+67円 |
16日の基準価額13,635円でした。前後と比較してもむしろ下がっていますね。つまり安く買えていたってことです。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
次はマネックス証券、松井証券などで人気となっており、SBI証券のセレクトプランでも採用されeMAXIS Slim 先進国株式インデックスを見て見ましょう。
2019年1月の約定日
2019年1月は21日が商品購入手続き開始日です。eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは海外株も買っているのため翌々日営業日の購入となりますから23日が約定日です
前後の基準価額と合わせて見てみましょう。
2019/01/24 |
10,878円 |
+24円 |
---|---|---|
2019/01/23 |
10,854円 |
-147円 |
2019/01/22 |
11,001円 |
-1円 |
23日の基準価額10,854円でした。前後と比較してもむしろ下がっていますね。つまり安く買えていたってことです。
2018年12月の約定日
2018年12月は13日が商品購入手続き開始日です。eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは翌々日営業日の購入となりますから17日が約定日です
前後の基準価額と合わせて見てみましょう。
2018/12/18 |
10,783円 |
-246円 |
---|---|---|
2018/12/17 |
11,029円 |
-197円 |
2018/12/14 |
11,226円 |
+15円 |
17日の基準価額11,029円でした。次の日も下がっていますが前営業日よりは安く買えています。
2018年11月の約定日
2018年11月は14日が商品購入手続き開始日です。eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは翌々日営業日の購入となりますから16日が約定日です
前後の基準価額と合わせて見てみましょう。
2018/11/19 |
11,465円 |
-59円 |
---|---|---|
2018/11/16 |
11,524円 |
+69円 |
2018/11/15 |
11,455円 |
-103円 |
16日の基準価額11,524円でした。この月は前後の日と比べると高く購入していますね。
ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックス
次は確定拠出年金用の商品を見ておきましょう。SBI証券などで取り扱われているニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックスです。
2019年1月の約定日
2019年1月は21日が商品購入手続き開始日です。ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックスは翌々日営業日の購入となりますから23日が約定日です
前後の基準価額と合わせて見てみましょう。
2019/01/24 |
11,293円 |
+25円 |
---|---|---|
2019/01/23 |
11,268円 |
-152円 |
2019/01/22 |
11,420円 | -1円 |
23日の基準価額11,268円でした。前後と比較してもむしろ下がっていますね。つまり安く買えていたってことです。
2018年12月の約定日
2018年12月は13日が商品購入手続き開始日です。ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックスは翌々日営業日の購入となりますから17日が約定日です
前後の基準価額と合わせて見てみましょう。
2018/12/18 |
11,195円 |
-256円 |
---|---|---|
2018/12/17 |
11,451円 |
-204円 |
2018/12/14 |
11,655円 |
+16円 |
17日の基準価額11,451円でした。次の日も下がっていますが前営業日よりは安く買えています。
2018年11月の約定日
2018年11月は14日が商品購入手続き開始日です。ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックスは翌々日営業日の購入となりますから16日が約定日です
前後の基準価額と合わせて見てみましょう。
2018/11/19 |
11,904円 |
-61円 |
---|---|---|
2018/11/16 |
11,965円 |
+71円 |
2018/11/15 |
11,894円 |
-107円 |
16日の基準価額11,965円でした。この月は前後の日と比べると高く購入していますね。
まとめ
今回は「個人型確定拠出年金(iDeCo)の約定日は投資信託の基準価額が高くなるってほんと?」と題してイデコ約定日と投資信託の基準価額の関係を見てきました。
今回みた3本の投資信託および3ヶ月間の基準価格から見る限り、イデコの影響はそれほど感じられませんでした。今回見た投資信託は比較的大きな規模かつ全米など大きな投資先であるための可能性もあります。また機会を見つけて他の条件でも検証して見たいと思います。
それでも高い金額で買ってしまっているのが気になる方はこちらの対策を御覧ください。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの3社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券の3択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この3つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
さらに2024年8月1日(木)より投資信託の保有でポイントが貯まるようになり、現在の条件なら本命といっても良いでしょう。
総合して考えるとこの3つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。