最近、投資界隈はワンコイン投資ブームです。
数百円から株式投資ができるSBIネオモバイル証券
テレビCMで炎上気味のロボ貯で有名になったOne Tap BUY
おつり投資のトラノコ
などが有名ですね。
他にもSBI証券、楽天証券、マネックス証券なども100円から投資信託を購入できるようにしています。
それだけ投資に対する障壁が低くなったと言えますね。
その激戦区にLINEが参入しました。
LINEスマート投資のワンコイン投資です。
今回はLINEスマート投資がスタートしたワンコイン投資についてメリット・デメリットなど徹底解説していきましょう。
LINEスマート投資のワンコイン投資とは
まずはLINEスマート投資のワンコイン投資の概要について見ていきましょう。
ワンコイン投資とは名前の通りLINEスマート投資から利用できる少額投資サービスです。
つみたてNISAのようなつみたて方式となっており、毎週の積立額は500円から100,000円の範囲で、50
なお、投資は投資一任契約となっておりロボ(AI)が自動で分散投資ができるので投資の手間はかかりません。
また、支払いもLINE Payとも連携することができますので残高から自動に引き落としが可能となっています。
このあたりの仕組みづくりは流石LINEといったところですね。
かなり投資初心者に優しい感じですね。
ワンコイン投資のプラン
ワンコイン投資は以下の3つのプランから選択※できます。
※お客様が選択した積立額を毎週1回引き落とし、投資するサービスに変更されました。
- 週1回お手軽プラン
- 週5日平日プラン
- 週7日毎日プラン
それぞれ詳しく見ていきましょう。
掛ける頻度と掛ける金額だけの違いですね。
週1日お手軽プラン概要
まずは一番お手軽なお手軽プランから見ていきましょう。
1日500円を週1回で積立投資した場合には1ヶ月で2,000円程度の投資となります。
LINEの試算だと3年間のつみたて金額は合計78,000円程度、70%の確率で79,480円以上になるそうです。
なお、確率の根拠は残念ながら示されてはいませんでしたが、おそらく過去のシュミレーション等でしょう。
週5日平日プラン概要
次に週5日平日プランです。
こちらは1日500円を週5回で積立投資した場合には1ヶ月で11,000円程度の投資となります。
LINEの試算だと3年間のつみたて金額は合計390,000円程度、70%の確率で397,330円以上になるそうです。
週7日毎日プラン概要
最後は週7日毎日プランです。
こちらは1日500円を週7回で積立投資した場合には1ヶ月で15,000円程度の投資となります。
LINEの試算だと3年間のつみたて金額は合計547,500円程度、70%の確率で557,795円以上になるそうです。
ワンコイン投資の投資先
ワンコイン投資が対象としている投資先は以下のとおりです。
先進国株(米国株除く)
新興国株
米国債
新興国債
ハイイールド債
金
不動産
注目すべきポイントとしては国内株や国内債券がないことでしょうか。
具体的には上記アセットクラスにETF(上場投資信託)を通じて投資をします。
ただし、前述のように自分で投資先を決めるわけではありません。
投資は投資一任契約となっておりロボ(AI)が自動で分散投資をする仕組みとなっています。
自分で投資先を選びたい方はSBIネオモバイルや素直にSBI証券、楽天証券、マネックス証券などが実施している100円から投資信託を購入するのがおすすめですね。
ワンコイン投資のメリット
それではワンコイン投資のメリットから見ていきましょう。
少額から投資できる
ワンコイン投資の最大のメリットは500円から投資できることですね。
例えばスマホゲームのガチャやお菓子、タバコを1回我慢すれば投資することが可能なレベルです。
スマホゲームのガチャやお菓子、タバコに使えばその場でなくなってしまいます。
しかし、ワンコイン投資なら将来増えているかもしれないんですよね。
投資の知識が不要
ワンコイン投資は分散投資による資産運用を自動で行ってくれます。
そのため自分で投資先を考える必要もありません。
このあたりは投資初心者に非常に優しいと言えるでしょう。
また、つみたて方式ですから時間分散もできますし、投資の手間もかかりません。
LINEで投資ができる
また、普段使っているLINE上で投資ができます。
口座開設から申し込みまですべてLINE上です。
ですから始めるまでの敷居も始めてからの敷居も低いのもメリットでしょう。
手数料が期間限定で無料
また、後述しますがこれらロボアドバイザーの最大のデメリットが手数料の負担です。
それが2020年の4月30日まで無料となっています。
この間まではやる価値あると言えます。
ワンコイン投資のデメリット
次にデメリットです。正直デメリットがかなり大きいんですよね・・・
無料期間が終わると運用手数料が高い
まずは最大のデメリットからです。
無料期間が終わると運用手数料は預かり資産の1%(年率・税抜)
また、月額の運用手数料が100円(税抜)に満たない場合は、月額100円(税抜)の適用となります。
例えば、週1回お手軽コースで1ヶ月で2,000円程度の投資を始めた場合、手数料は月額100円です。
投資額との割合で考えると5%
かなり割高な手数料となってしまいます。
ある程度運用額が増えれば預かり資産の1%(年率・税抜)となりますが、それでも高いという・・・
ですから無料期間が終わってからについては正直おすすめできないのがこのサービスです。
投資先やリスクを一切選べない
また、メリットでもありますが投資先やリスクを一切選べないのはデメリットと考えることもできます。
他のロボアドバイザーのWealth Navi(ウェルスナビ)やTHEO、お釣り投資のトラノコなどは自分でどれくらいのリスクを許容するのか選択してそれに応じた投資をしてくれます。
そういう機能もないんですよね。
このあたりは最低ほしいところです。今後に期待でしょう。
マイナスになるリスクもある
前述したようにLINEの試算だと7割の確率でプラスになるような計算となっているようです。
しかし、残りの3割はマイナスとなる確率があります。
このあたりは単純にお金を貯めるのとは違う点を考える必要があるでしょう。
結論:LINEのワンコイン投資は無料期間まで
以上のように今回は「【LINEスマート投資】ワンコイン投資は手数料などデメリットが多くおすすめできない」と題してLINEが始めたワンコイン投資についてみてきました。
私が出した結論は無料期間の2020年の4月30日まではやってもOKのサービスです。
しかし、それ以降は手数料を考えるとあまりおすすめはできません。
自分で投資先を考えれる人ならば数百円から株式投資ができるSBIネオモバイル証券
SBI証券、楽天証券、マネックス証券なども100円から投資信託がおすすめですね。楽天のようにポイントで投資ができる証券会社もあります。
また、ロボにお任せできるロボアドバイザー形式を希望する方は始める金額は大きくなりますがWealth Navi(ウェルスナビ)やTHEOの方がおすすめできます。
また、LINEスマート投資を実質的に運用しているFOLIOで直接やったほうがよいですね。
今回は残念な結論となりましたが、LINEのワンコイン投資まだ始まったばかりのサービスです。
仕組みややりたいことは非常に面白いですから、デメリット部分特に手数料とリスクを選べない点だけでも解消していただけるとおすすめしやすいサービスになるのですが・・・
今後の巻き返しに期待したいところですね。
また、LINEは以下のようなサービスも先日からスタートしています。こちらも注目ですね。
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