先日、メルカリを見ていたら興味深いものを発見。
某社の株主優待券が出品されていたのです。
あれ??メルカリって株主優待券の出品禁止じゃなかったけ?
と思って調べてみたら大量の株主優待が出品されています。
どうやらいつの間にか解禁されているようなんです。
(サポートに確認済)
そこで私も使いみちのなかった某社の株主優待を出品してみました。
今回はメルカリが株主優待券の出品を解禁した件を見ていきます。
ライバルの台頭で解禁?
メルカリから出品して良い商品が定期的に見直されています。
メルカリでは元々、株主優待の出品はOKでした。
しかし、いろいろな不適切なものが販売されたことが話題になりだした2017年ころから出品禁止商品に改定。
そして今回、また出品可能な商品に変更となったのです。
ライバルである、ラクマやヤフオクなんかでは株主優待券の出品はOKでした。
また、先日鳴り物入りで登場したPayPayフリマも株主優待券が大量に出品されていますのでOKなのでしょう。
それらライバルに対抗するためなのか解禁されたようなのです。
そもそもなんで駄目だったのかよくわかりませんしね(笑)
株主優待とは
株主優待とは配当以外に株を持っている株主の方に企業から優待として様々なものを提供している制度です。
その企業の商品や割引券、優待券はもちろんのこと中には食料品や金券など様々なものがもらえます。
特にクオカードや金券がもらえる企業やカタログギフトをもらえる企業なんかは人気となっています。
メルカリで禁止されている金券類から記載が消えた
現在メルカリの規定を見ると禁止されている現金、金券類、カード、チケットは以下の通りとなっています。
元々の出品禁止一覧データを記録していませんでしたがこちらに記載があったんですよ。
それも消えています。公式に解禁しているってことなのでしょう。
※補足 株主優待券でも下記の項目に該当している商品券や航空券などは引き続き駄目だそうです。
・現行流通している国内外の貨幣、仮想通貨
・チャージ済みのプリペイドカード類(Suica、楽天Edy、nanaco、WAONなど)
・オンラインギフト券 (iTunesカード、Amazonギフト券など)
・商品券、ギフト券
・航空券、乗車券、旅行券
・クレジットカード、キャッシュカード
・債券、小切手、未使用の切手(円)、収入印紙、登記印紙
・宝くじ、勝馬投票券
・貴金属の地金(インゴット)
・その他、金銭と同じ意味を持つもの
・転売目的で得たとみなされるチケット
・記名式チケットや、個人情報の登録のあるチケット
・記名式の航空券
・使用が利用者本人に限られているもの
・手元にないチケット類
・その他、上記と同等とみなされるもの
多くの株主優待券が出品
いつから解禁されていたのかわかりませんが、すでに多くの株主優待券が販売されています。
ヤフオクの相場から考えるとかなり高い価格でも売れていますね。
実際に、私が出品した株主優待券もヤフオク相場の倍の価格で購入されています。
株主優待券の価値があがった
私が今回出品した株主優待券は割引券です。
すでに15年近くそこの会社の株は持っています。
半期に一度株主優待がもらえますが、割引券なのでずっと無駄にしていたんですよ。
割引券ですから当然、その会社の商品やサービスを利用しないと利用ができませんからね・・・
しかし、特に購入するものもなく、ヤフオクの落札価格では手間の方が大きいので利用することも売ることもなくいつも無駄にしていたんですよ。
それが今回メルカリが株主優待券の販売を解禁してくれたことで換金しやすくなったのです。
つまり、株主優待券の価値が上がったと考えても良いでしょう。
5分で売れた・・・
前述のように今まで捨てていただけの某社の株主優待ですが、メルカリに出品後、5分で購入されました。(ヤフオク相場の倍)
メルカリの購買力は驚くべきものがあります。
発送や購入者のやり取りも必要最小限で簡単にできますしね。
クロス取引の競争も激しく?
今回、メルカリが株主優待券の出品を解禁したことで信用取引を利用したクロス取引(両建て)の競争も激しくなる可能性があります。
私が販売したような微妙な株主優待券の価値が高くなるためです。
クロス取引(両建て)・つなぎ売りとは
クロス取引(両建て)やつなぎ売りと呼ばれる手法が株主優待目当ての方に人気があります。
簡単に言えば現物取引で株を買い、信用取引で株を売る手法です。
つまり、売りと買いを同時に行うのです。
寄り付き前に現物買いの成り行き注文と信用取引の成り行き注文を入れておけば売りと買いが同じ金額で約定します。
そして株主優待権利付き最終日の15時までそのままにしておきます。
その後、現渡しと言って信用取引で売った株を返すのを現物取引で買った株を使って返すのです。
そうすれば買った金額と売った金額は同じですから損失は出ないのです。
つまり、リスク少なく株主優待だけがゲットできる手法なんですよ。(別途手数料や貸株料、逆日歩が掛かります)
クロス取引は競争が激しい
月曜から夜ふかしで話題となった桐谷さんの登場の影響もあり、株主優待の人気が年々高まっています。
それに伴い証券各社がクロス取引を案内したりなどしてクロス取引をする人がどんどん増えているんですよ。(証券会社は手数料や貸株料などを稼げる)
ただし、信用売りをするには証券会社がそこの会社の株をもっていないといけません。
特に逆日歩が掛からない一般信用取引「短期」で売建できる銘柄・数量ともに制限があり、人気銘柄ほど在庫に限りがあります。
権利付最終日が近づくと、在庫がなくなってしまうケースが多くなっています。
その競争がだんだん激しさを増している感じがありますが、今回のメルカリのルール改正でそれにより拍車が掛かる感がありますね。
まとめ
今回は「メルカリが株主優待券の出品を解禁!!」と題してメルカリで株主優待券が出品できるようになったぞ、という話を見てきました。
株主としてはありがたい話ですね。
また、株主優待券が欲しい人も買える可能性が増えることに繋がりますから嬉しいでしょう。
ただし、クロス取引で株主優待券をゲットしている方に取っては獲得難易度が上がる可能性がありそうです。
株主優待をゲットするならおすすめの証券会社
株を買って株主優待券をゲットするだけならどこの証券会社でも大差ありません。
SBI証券や松井証券、楽天証券といった手数料が少額なら無料や安いところを利用すれば良いでしょう。
クロス取引を狙うならSMBC日興証券がまず筆頭でしょう。一般信用売りの在庫数も豊富です。信用取引手数料が無料という大きなメリットがありますしね。次点はSBI証券です。こちらも取扱銘柄数が多いことや貸株料が低いのが嬉しいですね。ただし、ネット証券の中でダントツの利用者数であるため在庫をゲットする競争が激しくなってしまっているのが玉に瑕ですね。
メルカリを始めるなら
メルカリを始めるのはかなり簡単です。
AppStoreやグーグルストアで「メルカリ」と検索。
アプリをダウンロード、インストール後に必要事項を入力し登録するだけです。
「Facebookで登録」、「Googleで登録」、「メールアドレスで登録」の3パターンで登録できます。
招待コードがない方は下記を入力しましょう。
500円もらえますよ。※さらにメルペイに登録し本人確認までするとさらに1,000円プラスです。
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