電子申告するときは医療費通知に気をつけろ

「医療費通知」を利用して確定申告すると電子申告(e-Tax)でも郵送が必要という罠があった件

2019年分(2020年申告)の確定申告も電子申告(e-Tax)で終えることができました。

例年、電子申告(e-Tax)はMACでの対応は上手く行かないことが多く、下記記事に書いたような裏技使ってなんとかやっていたのですが、今年はMACでも一切問題が起こらずかなりすんなり終わって拍子抜けでしたね。

しかし、「まじかよ・・・時代遅れじゃね?」と言いたくなることがありましたので、少しでも同じことになってしまう方を減らすためにも記事にしておきたいと思います。

医療費通知(医療費のお知らせ)」の罠です。

なお、医療費控除の詳しい内容についてはこちらの記事を御覧ください。

医療費通知(医療費のお知らせ)とは

医療費通知(組合や協会によって名称は異なりますが、医療費のお知らせとなっているところが多いです)とは、健康保険組合などから送付されてくる一年間に医療費をどこにいくら払ったのかが一目でわかる書類(お知らせ)のことです。

平成29年分の確定申告からはこの医療費のお知らせを使って確定申告ができるようになりました。


医療費通知を確定申告で使うメリット

医療費通知は今までも発行されていましたが、過去どれだけ医療費を使ったかがわかるだけに過ぎない書類でした。

しかし、確定申告で利用できるようになり意味のある書類となったのです。

それまでは医療費控除を受けようとすると自分で医療機関等から発行される領収書を医療機関や薬局毎に集計して上げる必要がありました。

しかし、医療費通知(医療費のお知らせ)を利用すればすでに集計済ですから簡単に確定申告ができるようになったのです。

このあたりは大きなメリットとなりますね。

ただし、多くの健康保険組合や健康保険協会の医療費通知では作成時期の関係なのか10月までの分しか集計されていません。そのため、11月、12月は結局自分で集計しなくはいけないという微妙な仕様ですが・・・さらに前年の11月〜12月分が含まれたお知らせになっていますのでややこしくなっています。

医療費通知(医療費のお知らせ)を電子申告で使う際の罠

メリットが結構大きい医療費通知の利用ですが、ちょっとどうなの?って思うところもあります。

それは通常、電子申告(e-Tax)する場合には医療費の集計をつければOKで領収書等の原本は自分で保管しておけばOKです。

しかし、医療費通知を利用する場合に電子申告(e-Tax)でも別途郵送する必要があるのです。

電子申告(e-Tax)を終えると最後にこのような用紙がでてきます。

通常は電子送信及び提出省略しかありませんが、医療費通知を利用していると別途提出つまり、郵送もしくは税務署に持参が必要となるのです。

医療費通知別途提出
医療費通知は別途提出必要

平成29年分からは医療費控除の明細書を提出することで領収書の添付が不要となって以下確定申告でした。

電子申告(e-Tax)の場合には医療費控除の明細書もデータで送りますので当然になにも郵送等は不要でした。

それが別途提出しなければならなくなるという不便さ・・・

たしかに医療費通知を使えば集計は楽になります。

しかし、別途郵送が必要となるなら自分で集計して医療費控除の明細書で良かったな・・・ってのが正直な感想でした。

領収書の量がそこまでなく集計が簡単な場合には医療費通知を送るほうが逆に手間が増えてしまうんですよね。


医療費通知の郵送を不要とする方法もある

ただし、この医療費通知の郵送(持参)を不要とする方法もあります。

それは「電子署名された医療費通知のXMLデータ」を提出することです。

そうすれば税務署への原本の郵送は不要となります。

やり方は簡単です。確定申告書作成時に電子署名された医療費通知のXMLデータを読み込ませればOKです。

下記は国税庁の確定申告書作成コーナーのものですが、多くの確定申告書作成ソフトではすでに対応済となっています。

XML医療費控除

出所:国税庁「確定申告書作成コーナー」より

ただし、これは健康保険組合や協会などの保険者が電子署名された医療費通知のXMLデータを発行しているのかどうかという問題があります。

システム対応しなければなりませんから発行していないところも多いんですよ。

自身が利用している保険者に確認を取ってみましょう。

大手企業の健康保険組合などは対応しているところもあるようです。

対応しているならば医療費通知を利用するデメリットは前述した11月〜12月分は結局集計しなくてはならないってことくらいですので積極利用したいところですけどね。

まとめ

今回は「「医療費通知」を利用すると電子申告(e-Tax)でも郵送が必要という罠があった件」と題して医療費通知と電子申告の話を見てきました。

せっかく電子申告(e-Tax)しているのに、医療費通知だけ郵送もしくは持参しなければならないという面倒な状況となっています。

医療費通知のXMLデータを利用できる保険者が増えていけばそのあたりも改善するのですが・・・

また、10月までしか集計されないのも利用者のことを考えていないな・・・としか思えません。

医療費通知の件は改善の余地は大ですね。

電子申告(e-Tax)で医療費控除の確定申告をされる方は医療費通知を使うのか、医療費控除の明細書を使うのかは医療費通知は郵送の手間が発生するということを知った上で判断しましょうね。

私のように実は医療費控除の明細書を使ったほうが手間が減ったということになりかねませんからね。

確定申告に関してはこちらの記事も合わせてお読みください。

私が例年、確定申告をすんなり(MAC対応以外)終えているポイントです。

特にクラウド会計は便利ですのでおすすめですよ。

ちなみに私はマネーフォワードを使っています。

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