楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」は本当にお得?新料金プランを他社と比較してみた

楽天は今まで他のキャリアから回線を借りて通信を提供する格安SIM事業に参入していましたが、とうとう自前の通信キャリアとして再スタートを切ろうとしています。

その料金プランが先日、発表されかなり衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか?

目玉は300万名対象の「1年無料」、1年無料が終わった後もデータ使い放題(後述しますが制限あり)2,980円と他社と比較して半額近い物となっています。

しかし、価格だけで測れないのが通信です。

今回はそんな楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)」について他社と比較検討していきます。

※エリア外(パートナー回線エリア)のデータ容量が5GBと増量、さらにさらに超過した場合にも1Mbpsで使い放題となりましたので追記しています。

※現在人気スマートフォン「Rakuten Mini」を一括1円で販売すると言う超絶お得なキャンペーンが開催中です。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」概要

楽天モバイルのMNOサービスの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)」の概要についてみていきましょう。

料金は非常にシンプルです。

月額2,980円(税抜)

この料金1つだけです。今後も1つのプランしか出さないそう。

他のキャリアはかなり複雑な料金体系となっていますのでこの点だけでも好感が持てます。

また、300万人までは1年間無料で利用できます。

メインのスマホとしてはちょっと・・・って方も無料ならサブスマホとして使ってみようって方も多いのではないでしょうか。

データ通信

月額2,980円ですが、データ通信も完全使い放題となります。

ただし、これにはかなり厳しい制限があるのです。

完全使い放題なのは楽天の自前設備のサービスエリアのみとなります。

それ以外はauのネットワークを借りますので5GBに制限されます。(追加も1G500円で可能)

超過した場合にも1Mbpsで使い放題となります。

今のところ、楽天の自前設備エリアは首都圏、大阪、名古屋を中心と限られており、それ以外の地域の方は基本2GBで月額2,980円ですからそれほど魅力を感じないでしょう。

2月の時点で基地局は3,490局。3月末で4,400局、2021年3月時点で8,600局を目指しているとのこと。

まだまだ自前設備が間に合っていないため300万人までは1年間無料なんでしょうね・・・

ただし、逆に言えば日常のほとんどを首都圏、大阪、名古屋で過ごす方にとっては大変魅力的なプランです。

ちなみにテザリング(パソコンなどと通信する)もエリア内なら使い放題です。

個人的にはテザリングをよく使いますのでこれは嬉しいですね。

通話

通話も「Rakuten Link」という専用アプリを使うと国内通話かけ放題となります。

現在の格安SIMとしての楽天モバイルも「楽天でんわ」というアプリ経由で電話すると10分以内かけ放題ですからそれが更に拡張された感じです。

ただし、この「Rakuten Link」という専用アプリ、今日本で一番多く利用されていると言われているiPhoneが未対応とのこと。早急に対応してほしいところであります。

なお、アプリを利用しない方は30秒20円です。

海外での利用

英語が公用語の楽天らしいといえばらしいのがグローバル対応です。

海外66カ国と地域でも利用可能で、データ通信が月2GBまでSMSが無料となっています。

海外から国内の通話は無料、国内・海外から海外は従量課金もしくは月980円となっています。

海外旅行や出張時にわざわざSIM買ったり、Wi-Fiルーター借りたりしなくてもよくなりそうなのは嬉しいところですね。

SIMロック、最低期間、解除料なし

また、キャリアでの契約で当たり前にあるSIMロック(他のSIMが使えない)や最低利用期間、また契約を解除するときにかかる解除料などすべてなしとなっています。

つまり、使いたいときだけ使えるのです。

この辺りはかなり嬉しい方式ですね。

楽天SPU(スーパーポイントアップ)対象

楽天グループですから当然かも知れませんが楽天SPU(スーパーポイントアップ)の対象となります。

楽天モバイルを契約していると+1倍楽天ポイントが貯まりやすくなります。

「Rakuten UN-LIMIT」と他社との比較

おそらくソフトバンクあたりは対抗してきそうですが、現状の料金プランで「Rakuten UN-LIMIT」を比較してみましょう。

NTTドコモ

まずはNTTドコモです。

NTTドコモドコモはメインとしている料金プランは「ギガホ」と「ギガライト」です。

ギガホ

ギガホは30GBまで利用できるサービスで以下の料金プランとなります。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

月額料金(税抜)
(解約金)
定期契約なし7,150円
(‐)
定期契約あり6,980円
(1,000円)
利用可能データ量(税抜)30GB
国内通話料(税抜)家族間通話無料
家族以外への通話30秒あたり20円
SMS送信料(税抜)SMS(国内)1回あたり3円~(受信 無料)
国際SMS1回あたり50円~(受信 無料)

出所:NTTドコモ ギガホ

また。音声オプションとしてかけ放題1,700円(税抜)、5分無料オプション700円(税抜)をつけることが可能となっています。

さらにdカードを利用する場合、170円の割引が受けられます。

また、みんなドコモ割という仕組みがあり、同一ファミリー内の対象音声回線数に応じて月額料金を各回線ごとに最大1,000円(税抜)割引されます。

また、ドコモ光を契約している回線がある場合、永年最大1,000円(税抜)割引されます。

ギガホライト

次はもう少しデータ量が少ないギガホライトです。

月額料金(税抜)
(解約金)
定期契約なし<ステップ4>
~7GB
6,150円
(-)
<ステップ3>
~5GB
5,150円
(-)
<ステップ2>
~3GB
4,150円
(-)
<ステップ1>
~1GB
3,150円
(-)
定期契約あり<ステップ4>
~7GB
5,980円
(1,000円)
<ステップ3>
~5GB
4,980円
(1,000円)
<ステップ2>
~3GB
3,980円
(1,000円)
<ステップ1>
~1GB
2,980円
(1,000円)
利用可能データ量(税抜)7GB
国内通話料(税抜)家族間通話無料
家族以外への通話30秒あたり20円
SMS送信料(税抜)SMS(国内)1回あたり3円~(受信 無料)
国際SMS1回あたり50円~(受信 無料)

出所:NTTドコモ ギガホライト

こちらもギガホと同様のdカードで決済する場合の割引やみんなドコモ割、ドコモ光割などがあります。

NTTドコモの場合、かなり複雑な料金体系ですし、利用可能データ量の条件がRakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)とだいぶ違いますので単純な比較できません。

ただし、日常のほとんどを首都圏、大阪、名古屋で過ごす方の場合はRakuten UN-LIMITの方が割安なのは確かでしょう。

ソフトバンク

ソフトバンクは「ウルトラギガモンスター+」、「ミニモンスター」、「スマホデビュープラン」というプランがあります。

「ウルトラギガモンスター+」基本料金6,500円(50GB)
「ミニモンスター」基本料金3,980円(1GB)

となっています。

ただし、1年おとく割で1,000円割引、おうち割光セットで1,000円割引、みんな家族割(4人契約)で2,000円割引などが別途用意されています。

こちらもNTTドコモに負けないくらいかなり複雑な料金ですね。各社とも価格競争にしないためかどこが安いのかわからないような複雑な料金にしてるとしか思えません(笑)

ただし、これらの料金プランはすでにソフトバンクのWEBページには3月11日で受付終了とされています。

おそらく新しい料金プランが近く発表されるのでしょう

au

auもかなり複雑な料金プランですね。

「auデータMAXプランNetffixパック」、「auデータMAXプランRro」,「auフラットプラン7プランN」、「新auピタッとプランN」と複数のプランが存在しており、それぞれ家族割、2年契約など全て適用で

「auデータMAXプランNetffixパック」が4,880円(データ上限なし)(7ヶ月目以降5,880円/月)
「auデータMAXプランRro」が4,480円(データ上限なし)((7ヶ月目以降5,480円/月)
「auフラットプラン7プランN」が3,480円(〜7GB)
「新auピタッとプランN」が1,980円(〜1GB)
となっていますね。
auはデータ上限なしのプランがありますが、5,480円/月ですから日常のほとんどを首都圏、大阪、名古屋で過ごす方の場合はRakuten UN-LIMITの方が割安ですね。

楽天モバイル(格安SIM)

ちなみに私はすでに格安SIMとしての楽天モバイルユーザーでスーパーホーダイプランを利用しています。

この時点でもかなり安かったので今までも結構満足していたんですよ。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

現状のプランは以下の通りです。

楽天モバイルスーパーホーダイ料金プラン
楽天モバイルスーパーホーダイ料金プラン

出所:楽天モバイル スーパーホーダイ

ただし、この格安SIMのプランについては今後Rakuten UN-LIMITに移行していくようで

ドコモ回線・au回線でご利用されているお客様は、SIMカードを交換することで、楽天回線へ移行いただけます。

とされています。

楽天回線への移行について

すでにプランの移行についての条件は以下のように提示されています。2019年9月以前にスーパーホーダイを利用していた方はそのままの料金プランで移行できるようです。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

利用中のプラン申し込み時期/
プラン変更時期
楽天回線への移行時に選択できるプラン
スーパーホーダイ組み合わせプラン正式プラン
スーパーホーダイ2019年9月以前×
2019年10月以降××
組み合わせプラン2019年9月以前×
2019年10月以降××
その他プラン××

出所:楽天モバイル 楽天回線への移行についてより

私もスーパーホーダイをそのまま使える条件となっていますのでRakuten UN-LIMITの完全使い放題の部分楽天の自前設備のサービスエリアをどう考えるかでしょうね。

まとめ

今回は「楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」は加入すべきか?新料金プランを他社と比較してみた」と題して楽天モバイルが新たに発表した「Rakuten UN-LIMIT」についてみてきました。

非常に魅力的な料金体系ですし、ワンプランの意欲は評価したいところです。

しかし、現在のところ楽天の自前設備のサービスエリアが首都圏、大阪、名古屋がほとんどとかなり狭いですからそのあたりをどう考えるかでしょうね。

私の場合はこのエリアから少しだけ離れたところに住んでいるのでまだおそらく楽天の自前設備のサービスエリアではないでしょう。今の所、2019年9月以前に契約した人は「スーパーホーダイ」がそのまま使えるようですから私は「スーパーホーダイ」のままかな。

私が「Rakuten UN-LIMIT」に加入するのは住んでいる地域が楽天の自前設備のサービスエリア範囲に入ることと、iPhoneが利用できるようになってからですね。

ただし、楽天の自前設備のサービスエリアにすでに入っている人でAndroidの方は300万人までは1年間無料で利用できるのもありますので非常に魅力的なサービスです。

すでに先行申込受付が始まっています。1年間無料利用できるのは300万人だけですから希望される方はお早めにどうぞ

楽天モバイル
4.5



楽天モバイルは節約志向の方にはぜひおすすめしたいキャリアでありプランですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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