「債券」と「債権」はぜんぜん違うもの

「債券」と「債権」はぜんぜん違うもの。恥をかく前に知っておきたい投資用語

最近、株などの金融商品が大きく動いています。

債券もその例外ではありません。

そのため、いろいろな人が「債券」についてTwitterやフェイスブック、ブログなどで言及しているのを見かけます。

しかし、かなりの割合で「債権」と書いてしまっている人がいます。

この2つ読みがなも発音も両方とも「さいけん」とまったく同じですが、実は意味はぜんぜん違うものなんですよ。

会計や法律周りの仕事や勉強をしたことないとなかなかこの2つの違いを意識したことはないかもしれません。(私は元々会計畑)

しかし、分かっている人からすると「また間違っている人がいるわ」と思ってしまう恥ずかしいミスなんです。

せっかく良い内容を発信していてもこのような誤字をしているとこの人実はあまり知識ないのでは?と疑われてしまいます。

今回は「債券」と「債権」の違いについてわかりやすく解説していきます。

債券とは

まずは「債券」から見ていきましょう。

債券とは国や企業などが発行する投資家などからお金を借りるために発行する有価証券のことです。

簡単に言えば債券はお金を借りた証明の借用証書みたいなものですね。(現在はペーパーレスです)

債券は国債や社債などいろいろな種類があり多少仕組みやルールが違いますが、基本的に返済期日(償還日)が決まっていて元本が返金されます。

株式投資と違い配当はありません。

しかし、その代わりに利子がもらえます。

債券投資は基本的にこの利子部分が投資家の儲けとなります。

比較的安全な投資法として注目されているのが債券投資です。

多くの投資信託のバランス型には債券への投資が含まれていますので身近になってきましたね。


債券の種類

債券といっても発行体によって種類があります。

具体的には国が発行する「国債」、地方公共団体が発行する「地方債」、会社が発行する「社債」などですね。

また、債券にはいくつか方式があります。

利付債」、「割引債」、「転換社債」などですね。

また、「サムライ債」や「ユーロ円債」なとどいった外債、外貨建債券もあります。

銀行でよく販売されている「仕組債」も大きな括りでは債券として扱われます。

いろいろな種類があり、ルールも違いますので株よりもちょっとややこしいかもしれません。

債券投資とは

債券は投資対象として考えられます。

証券会社や銀行などで国債や社債などを購入できるのです。

また、最近は債券へ投資する投資信託なんかも充実していますね。

基本的には債券は株などと比較して利益が安定して確保できるので安全性が高いと言われています。

また、株式と値動きが基本的には相関していませんので株などと一緒に持つことでリスクを下げる働きを持っています。バランス型ファンドに債券を組み入れているのはその辺りを狙っているんですよ。

ただし、発行した側が倒産したり、財務状況が悪化したりすると元本や利子を受け取ることができなくなる可能性もあります。

デフォルト(債務不履行)が発生する可能性があるのです。

ですから債券投資をする場合にはその発行体の財務状況を把握しておくなどをしておいたほうがよいでしょうね。

特に利回りなどの条件がよい債券はそういうリスクがあることを知っておきたいところ。(条件を良くしないと買ってもらえないため)

債券投資に興味を持たれた方は詳しくはこちらの記事を御覧ください。

債権とは

次に債権について見ていきましょう。

債権とは財産権の一つです。

債権とは法律上の権利を有する特定の者(債権者)が特定の者(債務者)に対して一定の行為(給付)を請求することが出来る権利のことを指します。

簡単に言えば後からお金や何かしらの物やサービスを提供してもらえる権利です。

債券とはぜんぜん違うものなんですね。

債権の種類

債権と言っても結構幅広いです。

代表的な債権は金銭債権でしょう。

具体的には売掛金や受取手形、前渡金、貸付金などがそれに当たります。

後からお金を受け取れる権利のことですね。

例えば売掛金は商売上でなにかを販売(提供)は終わったけどまだお金を受け取っていない、つまりこれからお金を受け取れる権利のことを指します。

金銭債権以外にも債権には土地の引き渡しなどの特定物債権、商品などを買う時の目的物を種類と数量だけを指定した種類債権などがあります。

ちなみに広く考えれば前述した債券もあとからお金が返してもらえる仕組みですから債権に内包されており、債権の一種となります。

債権と債券が混同されやすいのはここにも原因がありそうです。

債権の反対は債務

なお、豆知識として債務についても一緒に押さえておきましょう。

債務は債権の逆のことです。

金銭債務ならお金を払わなければならない感じですね。

例えば売掛金の逆を買掛金といって商品やサービスの提供を受けてまだお金を払っていない、これから払わなければならない債務となります。

債券を発行した側の扱い

ちなみに債券を発行した側は、その金額を会計上債務として処理します。

例えば社債を発行したとしましょう。

この場合は債券を発行した会社は後日返済する義務がありますので、財務諸表(貸借対照表)の負債の部に社債として表示することになります。

まとめ

今回は「債券と債権はぜんぜん違うもの。恥をかく前に知っておきたい投資用語」と題して債券と債権の違いについて見てきました。

どうしても発音まで同じで、債券は債券に内包される内容ですからどうしても混同しがちですが、ぜひ違いを知っておきたいところですね。

本当に勘違いしている方が多いんですよ。

債券を買うには

債券は多くの証券会社や銀行で取り扱いがあります。

ただし、扱っている債券の種類は金融機関ごとに大きく異なります。

個人的に債券投資するならおすすめはSBI証券とSMBC日興証券です。

両方とも債券の種類が充実していますね。

SBI証券は特に社債や外債(外国の債券)、SMBC日興証券は国債をお得に買えるキャンペーンをよく開催しています。

CHECK!  SBI証券

また、最近では債券へ投資をする投資信託なんかも増えています。

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