WealthNaviが2021年初春からNISA対応へ。利益に税金がかからなくなり更に使いやすく

かなり意外?なニュースが飛び込んできました。

投資一任型ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」がNISAに対応するというのです。

今までNISAは株や投資信託、ETFなどがその対象でした。

WealthNaviはETFなどに投資をしているのですが、制度が追いついていないのか対象外となっていました。

しかし、2021年初春からはNISA対象になるとのこと。

NISAとは少額投資非課税制度のことで、少額投資なら税金がかからなくなり投資の裾野を広げるための制度です。

通常投資で得た利益(配当・分配金や売却益)には、約20%の税金がかかります。

それが非課税となるわけですからかなり大きな話なんですよ。

今回はWealthNavi(ウェルスナビ)のNISA対応についてみていきましょう。

ロボアドとして初のNISA対応したサービス「おまかせNISA」とは

WealthNavi(ウェルスナビ)が投資一任型のロボアドバイザーとしてはじめてNISAに対応することになりました。

それに合わせてNISA(少額投資非課税制度)に対応した新機能「おまかせNISA」をリリースされるとのこと。

詳しく見ていきましょう。

NISAとは

NISA(少額投資非課税制度)とは年120万円まで株式や投資信託、ETFなどを非課税で5年間運用できる制度です。

通常は株式投資や投資信託、ETFなどで利益がでればその利益に対して20.315%の税金がかかります

しかし、NISA口座内で運用している場合には利益が出ても税金は免除(非課税)してくれるのです。

つまり、簡単に言えば

年120万円まで株式や投資信託を非課税で運用できる口座

ということです。

投資の裾野を広げたいという名目で導入されているんですよ。

今回この制度の対象にWealthNavi(ウェルスナビ)が入ることになりました。

年120万円までは非課税ですからかなり大きい話ですよね。

おまかせNISAとは

おまかせNISAはWealthNavi(ウェルスナビ)の世界水準の「長期・積立・分散」投資を「おまかせ」で行うことができる特徴を活かしながらNISAの非課税メリットを活用できるサービスです。

当然NISA口座ですから120万円までは非課税なのですが、それだけではないようです。

課税口座とNISA口座で最適な状態を目指す

WealthNaviおまかせNISA

出典:WealthNavi 「おまかせNISA」より

ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づく金融アルゴリズムを利用して、リスクとリターンが最も効率的となる資産の組み合わせを自動で構築。NISAのメリットを活かしながら、「長期・積立・分散」の資産運用を誰でも手軽に行うことができます。

つまり、NISA口座と課税口座をあわせた資産全体の最適な状態を目指すことができるのです。

自動で放置できるのがうれしいですね。

非課税枠のメリットを活かしながらリバランスなど

また、NISA口座の非課税枠を活かしながら、金融商品の選定、取引、積立、資産のリバランスまで、資産運用のプロセスをすべて自動でおまかせできるとのこと。

NISA対応前との違いは非課税枠を活用できることですね。

NISA口座の資産の売却を行わない範囲で最適な資産のバランスを維持するとのこと。

NISAの非課税枠は売ってしまうとそこで終わってしまうので、そのあたりを加味してリバランスなどは課税枠を中心に行うって感じなのでしょうね。

私もこのあたりの考え方は手作業でやっていますが、自動でやってくれるのはかなりありがたい話です。

おまかせNISAは2021年は初春から

おまかせNISAの申し込み・サービス開始は2021年初春からとのことです。

具体的な日にちは今の所でていません。

なお、WealthNavi for 住信SBIネット銀行などの提携サービスでも提供を検討しているとのことですが、まずは通常のWealthNaviからスタートとなるよう。

つみたてNISAへは対応しない

ちなみにつみたてNISAへの対応は下記のとおりしないとのこと。

「おまかせNISA」は一般NISA制度を利用するサービスのため、つみたてNISAには対応していません。ただし、「おまかせNISA」で「積立投資」もご利用いただけます。つみたてNISAは投資方法が積立だけに限定されるのに対して、「おまかせNISA」は積立投資に加えて一括投資もご利用いただけるメリットがあります。

出典:WealthNavi 「おまかせNISA」 よくあるご質問より

現在、WealthNavi(ウェルスナビ)が投資対象としている海外ETFなどはつみたてNISAの対象外ですからこれは仕方ないところでしょう。

つみたてNISAだと基本的に積立投資しかできませんが、一括投資を組み合わせられるのはたしかにメリットですね。

新NISAへは対応予定

2024年から制度移行が決まっている新NISAは対応予定とのこと。

一般NISA制度は、2024年に新NISAヘ制度移行を予定しており、「おまかせNISA」も新制度に対応する予定です。

出典:WealthNavi 「おまかせNISA」 よくあるご質問より

ちなみに新NISAは現行のNISAとつみたてNISAの折衷案みたいな存在です。

少しややこしいんですよ。

特徴は以下のとおりです。

  • 5カ年間の譲渡益、配当等が所得税・住民税非課税(現行NISAと同じ)
  • 特定累積投資勘定(つみたて枠)20万円、特定非課税管理勘定(現行のNISA枠)102万円が上限
  • 高レバレッジ商品不可

基本の仕組みは大きくは変わっていませんが、ところどころ、今まで違います。

変わったのは非課税枠が現行の120万円から20万+102万円の2階建ての仕組みになったことです。

特定非課税管理勘定(現行のNISA枠)102万円部分がWealthNaviで利用できる感じになるのでしょうかね?

新NISAについて詳しくはこちらの記事を御覧ください。

2021年にWealthNaviでNISAを利用したい方の注意点

2021年にWealthNaviでNISAを利用したいと考えている方はちょっと注意が必要です。

NISAは制度上2021年に他の金融機関のNISA口座で金融商品を一度でも購入しているとその年はWealthNaviの「おまかせNISA」を利用できません。

ですからWealthNaviでNISAを利用したいと考えている方は2021年のNISA口座での購入は控えておきましょう。

まとめ

今回は「WealthNaviが2021年初春からNISA対応へ。利益に税金がかからなくなり更に使いやすく」と題してWealthNaviがNISAに対応するぞという話を見てきました。

単にNISAに対応するだけでなく、非課税枠を活かした運用を自動で行ってくれるのは嬉しいところですね。

なお、「おまかせNISA」のお申し込みには、WealthNaviの口座開設(課税口座)が必要となります。

「おまかせNISA」を利用したい方はWealthNaviの口座を予め準備しておまかせNISAの申し込み・サービス開始の2021年初春をお待ち下さい。ちなみに2020年12月1日(火)~ 2021年2月26日(金)は冬のボーナスキャンペーンで最大10万円プレゼントキャンペーンを実施していますので口座開設のチャンスですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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