ARK社のETFがIG証券で取引可能に。今まで躊躇していた方に朗報

成績が抜群であることから大きな話題となっているARK社のETF。

ただし、日本の方が購入するには少々敷居が高いんですよ。

日本の方が投資するにはサクソバンク証券の口座を開くか、間接的な方法としてARK社に出資し戦略的パートナーとなっている日興アセットマネジメントの運用しているARK社助言対象となっている投資信託を購入するしかありませんでした。

米国ETFに力を入れている日本の大手ネット証券会社「SBI証券」、「楽天証券」、「マネックス証券」とも取り扱いが無いんですよ。

しかし、朗報が。

CFD大手のIG証券での取り扱いとの情報が入ってきました。

今回はIG証券でARK社のETF取り扱いのニュースを見ていきます。

サクソバンク証券は下記記事に書いたように個人情報の流出や源泉徴収し忘れ問題など不安感が大きく躊躇していた方も多いでしょうから、IG証券での取り扱いはうれしいところですね。私もです。

ARK社ってなに?

まず、前提となるARK社のETFの話から見ていきましょう。

ARK社とは正式名称をアーク・インベストメント・マネジメント・LLCといってアメリカの調査会社です。

いくつかのETFを販売しているのですが、そのほとんどが驚異的な成績で評判となっているのです。

ARK社の特徴は「破壊的イノベーション」をテーマとした投資を行っていることでしょう。

日本でも日興アセットマネジメントがARK社に出資し戦略的パートナーとして助言をもらい「グローバル・フィンテック株式ファンド」や「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」、「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」などが販売されています。

特にグローバル・プロスペクティブ・ファンドはみずほ証券等でしか取り扱いがありませんが、成績が評判となり国内純資産残高最大規模のファンドとなっています。

ARK社のETF

ARK社は6つのアクティブ型ETF、2つのインデックス型ETFを販売しています。

とくに以下のアクティブ型の6つが大きな評判となっています。

  • ARKK:破壊的イノベーション
  • ARKQ:エネルギー、自動化、製造に関連する科学研究の進歩関連
  • ARKW:次世代インターネット関連(AI、ビックデータ、ブロックチェーン含む)
  • ARKG:バイオテクノロジー関連
  • ARKF:フィンテック関連
  • ARKX:宇宙開発関連

それぞれの成績等はこちらをご覧ください。

テスラに大きく投資していることもあり、すごい成績となっているんですよ。

IG証券とは

IG証券は45年以上の歴史があるロンドン証券取引所に上場しているIGグループの企業です。

日本でも10年以上の歴史があるんですよ。

FXやCFDなどが主な商品のため、一般の株式投資をやっている方にはそれほど馴染みはないかもしれませんが・・・

IG証券で取り扱いがあるARK社ETFは4本

2月12日現在でIG証券での取り扱いが判明したのは以下の4本です。

ARKQ/ARK Autonomous Technology&Robotics ETF
ARKW/ARK Next Generation Internet ETF
ARRG/ARK Next Generation Internet ETF
ARKF/ARK Fintech Innovation ETF
ARKKは残念ながら今のところ取引はできないようです。
しかし、上記4本もARKKに負けず劣らずの成績となっているんですよ。
なお、ARK社のETFはマーケットの状況次第では、取引ができなくなる可能性があるとのことです。
詳しくは公式ページを御覧ください。

CFDとは

IG証券でETFを買うのは一般の証券会社で買う場合と少し違いがあります。

それはCFDで買うことになるためです。

CFDとはContract for difference の略で日本語にすると「差金決済取引」です。

差金決済取引とは簡単に言えば「差額だけやり取りする」取引のことで、利益が出たら利益分のみ受取、損失が出たら損失分のみを支払う形で取引を行います。

実際には現物を買うことなく取引ができるんですよ。

これの為替を対象しているのがFX(外国為替証拠金取引)ですね。

CFDは国内外の株価指数、外国株、原油、金など様々な資産に投資が可能となっています。

CFDで買うメリット

CFDには通常の株式現物取引や信用取引にないメリットがいくつかあります。

主なメリットは以下のとおりです。

  • 少ない資金で世界中の様々な資産に投資が可能
  • 取引手数料が掛からない
  • ほぼ24時間取引が可能
  • 売りから入ることもできる
  • 取引期限がない

特に大きいのがほぼ24時間取引が可能なことだと考えます。

例えば明らかにやばいことが起きて世界中の株価が暴落するという可能性が高い状況があったとしましょう。

そんな状況でも日本の市場が祝日などで休みだったり、夜中だったりすると暴落するのはわかりきっているのに日本の市場が開くまで売るに売れないという状況となってしまいます。

しかし、CFD口座を持っていればそんな時も取引が可能ですからリスクヘッジが可能なのです。

つまり、下落が目に見えているときに売りから入ることで現物株の目減り分を補うことができるんですね。

CFDで買うデメリット

当然、CFDにも当然デメリットは存在しています。

主なデメリットは以下の点でしょう。

  • レバレッジを掛けすぎると大きな損失が発生する可能性がある
  • 特定口座などはなく確定申告が必要
  • 取引に金利が掛かる

特に大きいのが特定口座の対象ではないため確定申告が必要となることですね。

CFDで利益が出た場合、「先物取引にかかる雑所得等の金額」として申告分離課税で20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)の税率により、確定申告をして納税する必要があります。

確定申告の手間はデメリットになり得ますね。

ちなみにサクソバンク証券も特定口座が利用できず確定申告が必要ですから同じです・・・

CFDのメリット、デメリットについて詳しくはこちらの記事を御覧ください。

まとめ

今回は「ARK社のETFがIG証券で取引可能に。今まで躊躇していた方に朗報」と題してARK社のETFがIG証券で証券で取引可能となったニュースを見てきました。

ARK社のETFがほしいけど・・・って躊躇してきた方にとっては朗報ですね。

また、CFDはリスクヘッジにとても有効なのでまだ持っていない方はこの機会にIG証券で口座を作るのもよいかもしれませんね。

IG証券
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IG証券は約17,000銘柄のCFDの取り扱いがあるのが魅力。特に米国株、欧州株、日本株12,000銘柄の取り扱いは他を圧倒していますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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