【ARKK】はどこの証券会社で買えるのか?破壊的イノベーションをテーマとしたETF

先日、テスラの株に投資をする方法という記事でARKKARKWという米国のETF(上場投資信託)をご紹介したところ、どこの証券会社で買えるのか??というお問い合わせを何件かいただきました。

記事を書いたときには気づきませんでしたが、米国ETFに力を入れている日本の大手ネット証券会社「SBI証券」、「楽天証券」、「マネックス証券」とも取り扱いが無いんですね。

ただし、日本からでも買うことは可能なんです。

今回は「ARKK」や「ARKW」といったアーク・インベストメント・マネジメント・LLCのETFについて見ていきましょう。

※投資銘柄や過去リターンを公開されている最新版に更新しました

アーク・インベストメント・マネジメントとは

アーク・インベストメント・マネジメント・LLC(以後ARK社)はアメリカの調査会社でいくつかのETFを発売しています。

ARK社の特徴は「破壊的イノベーション」をテーマとした投資を行っていることでしょう。

日本でも日興アセットマネジメントがARK社に出資し戦略的パートナーとして助言をもらい「グローバル・フィンテック株式ファンド」や「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」、「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」などが販売されています。

破壊的イノベーションとは

破壊的イノベーションとは業界構造を劇的に変化させるイノベーション(革新)のことです。

ARK社では以下の3つの条件を破壊的イノベーションとして定義しています。

  • 劇的に生産性の向上をもたらすこと
  • 急激なコスト低下をもたらすこと
  • 他のイノベーションを創出するプラットフォームであること

過去に当てはめると

スチームエンジン、内燃エンジン、電話、電気、飛行機、マイクロプロセッサ、インターネット、ヒトゲノム解析
がそれに当たるとされ現在はゲノム解析、ロボティクス、プロックチェーン、エネルギー貯蓄、人工知能などに注目しているようです。
ARK社のレポートを見るだけでも参考になりますよ。テスラのすごさがよくわかりました。
>>Big Ideas



ARK社のETF

ARK社は5つのアクティブ型ETF、2つのインデックス型ETFを販売しています。

今回はこのうちアクティブ型の5つをご紹介しましょう。

ARKK

まずは今回のテーマとなった「ARKK」です。ARK社の基本的なETFはこちらでしょう。

こちらは破壊的イノベーションという投資テーマに関連する企業の国内および外国株式証券に投資することにより、長期的な資本の拡大を目指してたETFをとなります。

成績

過去の成績はかなり高いです。(12月末時点、3年以降は年換算)

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

ARKK3ヶ月1年3年5年創業以来
パフォーマンス37.44%152.51%52.35%45.40%36.39%

出所:ARK社 WEBページより

1年リターンが152.51%と恐ろしい事になっていますね。

また、5年(年換算)でも45.40%と長期でみてもかなりのリターンとなっています。

経費率

経費率は0.75%

アクティブ型としてはそれなりの経費率ですね。

2021年1月8日時点投資先トップ10

投資先のトップ10は以下の通り。これをみるだけでどのような企業を破壊的イノベーションと考えているかわかりますね。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

投資割合会社ティッカー
10.90%TESLA INCTSLA
7.37%ROKU INCROKU
5.80%CRISPR THERAPEUTICS AGCRSP
5.18%SQUARE INC-ASQ
4.43%TELADOC HEALTH INCTDOC
4.22%INVITAE CORPNVTA
3.05%ZILLOW GROUP INC-CZ
2.85%EDITAS MEDICINE INCEDIT
2.77%PROTO LABS INSPRLB
2.73%SPOTIFY TECHNOLOGY SASPOT

出典:ARK社 WEBページより

なお、8/21時点のトップ10は以下の通りでした。

投資比率会社名
10.02%TESLA INC
7.70%INVITAE CORP
6.71%SQUARE INC-A
5.39%CRISPR THERAPEUTICS AG
4.55%ROKU INC
3.59%PROTO LABS INC
3.44%2U INC
3.34%イルミナ株式会社
3.17%ZILLOW GROUP INC-C
3.00%EDITAS MEDICINE INC

出所:ARK社 WEBページより

比率こそかなり変化していますが、テスラ、ROKU、 SQUARE、CRISPR THERAPEUTICS AG、INVITAE CORP、ZILLOW GROUPと銘柄は大きくは変わっていませんね。

上位10銘柄中8つは8/21の時点の上位10銘柄に入っているものでした。

投資銘柄からして短期売買のイメージを持っていましたが、破壊的イノベーションというコンセプトを考えると意外と中長期投資なのかもしれません。

ARKQ

次は「ARKQ」です。正式名称はARK Autonomous Technology&Robotics ETF

こちらはエネルギー、自動化、製造に関連する科学研究の進歩に関連する企業の国内および外国株式証券に投資することにより、長期的な資本の拡大を目指してたETFをとなります。

成績

こちらも過去の成績はかなり高いです。(12月末時点、3年以降は年換算)

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

ARKQ3ヶ月6ヶ月1年3年5年創業以来
パフォーマンス34.08%106.70%106.70%34.01%33.30%25.07%

出所:ARK社 WEBページより

こちらも1年で106.70%のプラスととんでもないことになっていますね。

経費率

こちらも経費率は0.75%

アクティブ型としてはそれなりの経費率ですね。

2021年1月8日時点投資先トップ10

投資先のトップ10は以下の通り。こちらもテスラがトップですね。

投資比率会社名
12.72%TESLA INC
7.84%マテリアライズ
4.84%TRIMBLE INC
4.26%DEERE&CO
3.59%JD.COM INC-ADR
3.55%BAIDU INC-SPON ADR
3.48%ALPHABET INC-CL C
3.30%Kratos Defense & Security Solutions, Inc
3.12%IRIDIUM COMMUNICATIONSINC
2.98%NXP SEMICONDUCTORS NV

出所:ARK社 WEBページより

ARKW

次は「ARKW」です。正式名称はARK Next Generation Internet ETF

こちらは人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティ、ブロックチェーンテクノロジーを含む「次世代インターネット」に関連する企業の国内および外国株式証券に投資することにより、長期的な資本の拡大を目指してたETFをとなります。

成績

こちらも過去の成績はかなり高いです。(12月末時点、3年以降は年換算)

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

ARKW3ヶ月6ヶ月1年3年5年*創業以来*
パフォーマンス36.56%157.08%157.08%53.96%49.33%41.46%

出所:ARK社 WEBページより

こちらも1年リターンが157.08%と恐ろしいことになっています。創業以来の成績も高いですね。

経費率

経費率は0.76%

アクティブ型としてはそれなりの経費率ですね。

2021年1月8日時点投資先トップ10

投資先のトップ10は以下の通り。こちらもテスラがトップですね。

投資比率会社名
10.55%TESLA INC
5.69%ROKU INC
4.73%GRAYSCALE BITCOIN TRUST BTC
4.33%SQUARE INC-A
3.69%TELADOC HEALTH INC
3.24%SPOTIFY TECHNOLOGY SA
3.08%TENCENT HOLDINGS LTD-UNS ADR
2.60%ピュアストレージ株式会社
2.24%FACEBOOK INC-CLASS A
2.16%SNAP INC-A

出所:ARK社 WEBページより

ARKG

次は「ARKG」です。正式名称はARK Next Generation Internet ETF

こちらはバイオテクノロジーに関連する企業の国内および外国株式証券に投資することにより、長期的な資本の拡大を目指してたETFをとなります。

成績

こちらも過去の成績はかなり高いです。(12月末時点、3年以降は年換算)

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

ARKG3ヶ月6ヶ月1年3年5年創業以来
パフォーマンス47.71%180.50%180.50%59.48%36.94%29.85%

出所:ARK社 WEBページより

こちらも1年で180.50%とかなり恐ろしいレベルのパフォーマンスです。12月末時点のARKシリーズで1年リターンは最も高いです。

経費率

経費率は0.75%

アクティブ型としてはそれなりの経費率ですね。

2021年1月8日時点投資先トップ10

投資先のトップ10は以下の通り。

投資比率会社名
7.78%Pacific Biosciences of California Inc
6.42%TELADOC HEALTH INC
5.77%ツイストバイオサイエンス株式会社
5.60%CRISPR THERAPEUTICS AG
3.88%FATE THERAPEUTICS INC
3.77%CAREDXINC
3.42%IOVANCE BIOTHERAPEUTICS INC
3.36%INVITAE CORP
3.32%REGENERON PHARMACEUTICALS
3.10% EXACT SCIENCES CORP

出所:ARK社 WEBページより

ARKF

次は「ARKF」です。

こちらはフィンテックに関連する企業の国内および外国株式証券に投資することにより、長期的な資本の拡大を目指してたETFをとなります。

成績

こちらもまだそれほど出来て経っていないETFとなりますが成績は良いですね。(12月末時点)

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

ARKF3ヶ月6ヶ月1年創業以来
パフォーマンス26.02%107.92%107.92%62.21%

出所:ARK社 WEBページより

こちらも1年で100%超えのプラスですね。

経費率

経費率は0.76%

アクティブ型としてはそれなりの経費率ですね。

2021年1月8日時点投資先トップ10

投資先のトップ10は以下の通り。

投資比率会社名
10.70%SQUARE INC – A
4.66%ZILLOW GROUP INC-C
4.45%メルカドリブレ
4.27%TENCENT HOLDINGS LTD-UNS ADR
4.19%インターコンチネンタル取引所
3.98%PINTERESTINC-クラスA
3.70%ペイパルホールディングス株式会社
3.66%SEALTD-ADR
3.309%ADYEN NV
2.86%アリババグループホールディング-SPADR

出所:ARK社 WEBページより

個人的に中国政府と揉めてアントグループの上場が停止になったり、独占禁止法で調査を受けたり苦境のアリババに投資しているのが注目です。

8月21日時点では上位10銘柄にはなかったですね。

ARKX

2021年3月30日から新しいETFが登場します。

ARKX(宇宙開発ETF)です。

名前のとおり、宇宙開発に関連した企業に投資をするんですよ。

投資先上位10社には日本の企業もはいっており注目です。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。



ARKKなどARK社のETFが買える証券会社

ARKKなどARK社のETFが買える証券会社は日本でもあります。

ただ、デメリットもありますのでそのあたりをご検討の上、ご購入ください。

サクソバンク証券

まずARK社のETFが買えるのはサクソバンク証券が有名ですね。

サクソバンク証券はCFDなど為替に力を入れている証券会社ですね。

米国株も取扱商品が業界最多水準の12,000銘柄以上と充実。

取引手数料も低くなっています。

さらにDrip(配当金再投資)に日本の証券会社ではじめて対応するなど日本で米国株投資する環境として最も充実しているといっても過言ではないでしょう。

ただし、大きなデメリットもあります

特定口座が利用できない

それは特定口座に対応していないことです。

特定口座に対応していませんので一般口座の扱いとなります。

そのため、ご自身によりその年1年間の譲渡損益・譲渡所得等の金額の計算や確定申告などの手続きが必要です。

これはかなり手間なんですよ。

私がサクソバンク証券の口座開設を躊躇している理由ですね。

一般口座と特定口座の違いについて詳しくはこちらを御覧ください。

サクソバンク証券をおすすめできない理由

個人的にサクソバンク証券はあまりおすすめしていません。
それは特定口座が利用できない以外にもあります。
過去に大きな個人情報の流出があったり、源泉徴収し忘れ事件なんかもあったからです。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。

IG証券

CFDを中心に取り扱いをしているIG証券も一部ARK社のETFが購入可能です。

日本でARK社のETFを買うなら個人的にはIG証券がおすすめですね。

IG証券もサクソバンク証券と同じく特定口座は利用できないというデメリットがありますが、こちらの方が安心感は高いですね。

なお、2月12日現在、IG証券で取り扱いがあるARK社のETFは以下の4本です。

ARKQ/アーク・インダストリアル・イノベーションETF
ARKW/アーク・ウェブx.0 ETF
ARRG/ゲノミック・レボリューション・マルチセクターE
ARKF/ARK Fintech Innovation ETF
ただし、ARK社のETFはマーケットの状況次第では、取引ができなくなる可能性がありますのでお気をつけください。
詳しくはこちらを御覧ください。

日興アセットマネジメントのARKが助言した投資信託を買う

上記のようになかなか日本でARK社のETFを買うのは敷居が高い部分があります。

そこでもう一つ考えられるのがARK社に出資し戦略的パートナーとなっている日興アセットマネジメントの運用しているARK社助言対象となっている投資信託を買う方法です。

ただし、こちらも取り扱い金融機関は少なめなのですが・・・

とくに「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」はテスラの高騰もあり成績も高いことから売れているようなんですけどね。

ARK社から助言を受けている投資信託

日興アセットマネジメントがARK社から助言を受けて運用している投資信託は以下のとおりです。

投資対象信託報酬率取り扱い金融機関
グローバル・プロスペクティブ・ファンド破壊的イノベーションを起こし得るビジネスを行なう企業の株式0.858%(実質1.658%)みずほ証券
グローバル・フィンテック株式ファンド日本を含む世界の金融商品取引所に上場されているフィンテック関連企業の株式1.75%SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券など多数
デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド日本を含む世界の金融商品取引所に上場されている、生活や社会のデジタル化に 関連するビジネスを行なう企業の株式1.635%SBI証券、SMBC日興証券など
グローバル・モビリティ・サービス株式ファンド日本を含む世界の金融商品取引所に上場されているモビリティ・サービス関連企業の株式1.75%大和証券、愛知銀行など地銀
グローバル全生物ゲノム株式ファンド日本を含む世界の金融商品取引所に上場されている、ゲノム技術に関連するビジネスを 行なう企業およびゲノム技術の恩恵を受ける企業の株式1.64%大和証券、エース証券など
グローバル・スペース株式ファンド日本を含む世界の金融商品取引所に上場されている宇宙関連ビジネスを行なう企業 および宇宙関連ビジネスの恩恵を受ける企業の株式1.75%SBI証券、楽天証券、岡三オンライン、auカブコム証券など

どの投資信託も成績は悪くないようですが、信託報酬率がARK社のETFより高めなのがネックですね。

ARKKの投資信託版のような投資コンセプトの「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」は実質ARKKと同様な投資先となっているので注目したいところですが扱い金融機関がみずほ証券だけなんですよ。

取り扱い金融機関がもう少し増えると買いやすいのですけどね。



まとめ

今回は「破壊的イノベーションをテーマとしたETF【ARKK】はどこの証券会社で買えるのか?」と題してARK社のETFについて見てきました。

ARK社のETFは過去の成績を見てもかなりよく魅力的に映る方も多いでしょう。

ただし、ネット証券や大手証券会社での取り扱いがないためちょっとまだ買いにくい状況ですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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