日経平均株価がバブル後最高値を超えるなど調子が良いですね。
日本に限らず他の国の株も比較的調子良いです。
しかし、個人的にかなり気がかりな部分もあります。
今回はそんな個人的に感じる気がかりな点をまとめてみました。
靴磨きの少年が増加中
過去の経験からいろいろなフラグが出ている感じがするんですよ。
収益自慢
最近ツイッターを見てると資産総額◯◯突破とか◯◯◯万円の利益とか収益自慢をよく見かけます。
これは過去でもそうですが、天井が近くなると起こってくる現象なんですよ。
ちょっと怖いですね・・。
株に興味ない人が
また、今まで株にまったく興味を示さなかったような方も株を始めています。
これって過去の傾向から言えば結構なフラグなのです。
私の周りだけでも
- 妹夫婦(自営業者)
- 友人(市役所職員)
- 美容師さんの旦那さん(自動車整備士)
などなど今までの会話で株の「か」の字もでなかった人たちが株式投資を始めています。
特にやばいな・・・って感じたのはいきつけの美容師さんの旦那さんです。
私が株をやっていると知らない美容師さんから、株の話がでてくる時点でちょっとやばいな・・・って感じますけどね。
さらにその旦那さんは今年にはいって株を始めそうののですが、ほぼ全財産を投入してるそう。
やばい気配しかしません。
これは「靴磨きの少年」現象なんですよ
靴磨きの少年とは
「靴磨きの少年」とはケネディ大統領の父の相場師ジョセフ・ケネディ氏の有名なエピソードです。
アメリカのバブルの真っ最中にケネディ氏が街中で靴磨きをしてもらってました。
そのときにその靴磨きの少年が
とか
とか語りだしたそうです。
それを聞いたケネディ氏はすべての持ち株を売却。
その後、すぐに株価は大暴落しました。
それが世界恐慌が始まった日として有名な「暗黒の木曜日」です。
そこからダウは最高値から89%下がったそうです・・・。
それ以来、普段株に興味を持たなさそうな方たちが興味を持ち出したら天井が近いことを表す表現として「靴磨きの少年が株のウンチクを語りだしたら天井」という言葉が使われています。
この話の靴磨きの少年と同じように普段株に興味を持たなさそうな方たちが今株を始めだしているんですよ。
テレビや雑誌の株式投資特集
最近テレビを見てないのもあり、こちらは直接みていませんがいくつかの番組で特集が組まれていたとか。
過去の現象では天井が近くなるとテレビや一般雑誌で株式投資特集が組まれるケースが多くなっています。
過去にもこちらのサイトで記事を書いた「池上彰のニュースそうだったのか」で投資の特集をやっていたときが天井に近かったですね。
会社四季報の部数が増加中
会社四季報が過去にないペースで売れているという話もあります。
四季報は一部証券会社のページでは無料で見れますから本として買う人は初心者かネット証券使っていない方が多いでしょう。
つまり「靴磨きの少年」が増えてきたということです。
実際にあった靴磨きの少年登場後の暴落
大きな暴落前には大抵、靴磨きの少年は登場しています。
有名な日本であった事例をご紹介しましょう。
仮想通貨でも靴磨きの少年が殺到したころに暴落した
最近あったわかりやすい「靴磨きの少年」現象が2017年年末から2018年年初に起きた仮想通貨(暗号資産)の暴落です。
当時、テレビで暗号資産で儲かった人たちが登場して取り上げられていました。
「寝ているだけで朝起きたらお金が増えている」なんて言ってた女性の写真が暴落フラグの象徴として回っていましたね。
最近はビットコインをはじめとした暗号資産も戻ってきていますので、そのまま持っていればプラスになっていますがあの暴落状況で持ち続けられた人がどれだけいるのか・・
暗号資産は最近もツイッターなどで儲かった自慢が多く貼られており、あの時と同じような状況になってきていますね。
ライブドア事件前
また、株式相場で言えばライブドア事件前の雰囲気に本当に似ています。
業績が伴っていない企業の株がテーマが同じってだけで異常な高騰をしたり、テレビなどでちょっと紹介された銘柄が高騰しているのは全く同じですね。
ツイッターなどSNSで
- ◯◯儲かった。
- 資産◯◯達成
- ◯◯でテンバーガー達成
といった個人投資家の声を見ない日はない状況です。
あのときもほぼ同じ状況でしたね。(当時はヤフー掲示板や2chだったかな)
まとめ
個人的に大暴落の予兆として「靴磨きの少年」現象はかなり信憑性が高いと過去の経験から感じています。
この靴磨きが増えたからといってすぐに暴落が始まるとは限りませんが、ちょっと注意が必要な状況であると考えています。
あくまでもすべて注意報や警報レベルの話ですけどね。
個人的には淡々と積立投資をするだけなのであまり関係ないと言えばないのですが・・・
新しいNISA前ですし、リスクヘッジなんかも考えておくべきかもしれません。
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