e-Tax(電子申告)送信時にICカードリーダー不要に。令和3年分(令和4年申告)の変更内容を解説

ご自宅で確定申告ができるe-Tax(電子申告)が年々便利になっています。

私もe-Taxを10年近くやってきて実感していますが、少しずつ進歩してますね。

昔はいろいろとトラブル(相性問題など)があり大変だったんですよ。

令和3年分(令和4年申告)も改善が加えられましたので変更点を解説しておきましょう。
特に大きいのがICカードリーダー不要になったことかな。

ICカードリーダー不要の2次元バーコード認証

まず、今年の目玉はICカードリーダー不要になったことです。

少し前の確定申告からマイナンバーカードをもっていない方向けの「ID・パスワード方式」というものもあり、ICカードリーダーがなくても確定申告ができるようになっていました。

令和4年1月4日以降に提出する令和3年分確定申告からはさらにそれが進化させマイナンバーカードをつかった確定申告でもICカードリーダーを使わずに送信できるように改善されました。

具体的には、スマートフォンにインストールした「マイナポータルアプリ」でパソコン等に表示された2次元バーコードを読み込むことで、スマートフォンとパソコン等の連携(接続)が可能となります。

これを使えばトラブルが多かったパソコンでの事前の設定(事前準備セットアップ)が不要となります。

私の場合はICカードリーダーをすでに持っていますのでどちらでもよいですが、これからe-Taxを始める方にはとてもありがたい話ですね。

ICカードリーダーってe-Taxなどマイナンバーカード関連以外でつかうことないですからね笑

まだ試せませんが、案内を見る限りかなり簡単そうです。

なお、当然ですが、ICカードリーダーがある方はそちらでもいままでどうり使えますのでご安心ください。

スマートフォンで読み取りを選択

まず、e-Taxのサイトでログインを下記のように選択できるようになっています。

そこで「スマートフォンで読み取り」を選択します。

e-TAXスマホ読み取り

出典:国税庁 e-Tax 2次元バーコード認証 より

2次元バーコードをスマホで読み取り

e-TAXスマホ読み取り3

出典:国税庁 e-Tax 2次元バーコード認証 より

上記のように2次元バーコードが表示されますのでスマートフォンで読み取ります。(スマートフォンのマイナポータルアプリ)

パスワード入力

e-TAXスマホ読み取り4

出典:国税庁 e-Tax 2次元バーコード認証 より

次にマイナンバーカードのパスワードを入力します。

なお、マイナンバーカードのパスワードは複数ありますのでご注意ください。

ここで使うのは利用者証明用電子証明書のパスワードです。

マイナンバーカードのパスワードについて詳しくはこちらの記事で解説しておりますので合わせて御覧ください。

スマホで読み取り開始を選択

その後、マイナンバーカードの上にスマートフォンを置き読み取らせるだけでログインができますので申請画面に入ることが出来ます。

e-TAXスマホ読み取り5

出典:国税庁 e-Tax 2次元バーコード認証 より



マイナポータル連携で自動入力

また、マイナンバーカードを使ってe-Taxをご利用になる方は、政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」を経由することでさまざまな情報を自動入力できるようになりました。

具体的には以下の項目です。

自動入力される項目

  • 株式の特定口座
  • ふるさと納税
  • 生命保険
  • 地震保険
  • 医療費
  • 住宅ローン控除

上記の必要書類のデータをまとめて取得して、申告書の該当項目へ自動入力することができます。

ただし、すべてできるとは限らないのでご注意ください。

条件があるんですよ。

証明書発行者がマイナポータル連携に対応している必要あり

契約している保険会社、証券会社、ふるさと納税ポータルサイト等の証明書発行者がマイナポータル連携に対応している必要があります。

ちなみにふるさと納税ポータルサイトについては以下の時期から連携手続き開始とのこと

「さとふる」 … 令和4年1月中旬(対応済み)
「ふるなび」 … 令和4年1月下旬
「楽天ふるさと納税」 … 令和4年2月上旬
「ふるさとチョイス」 … 令和4年1月末
地方団体が発行するもの… 令和4年1月末

証券会社は地場の証券会社は対応しているところが多いですが、ネット証券などはあまり対応していませんね。

auカブコム証券株式会社が令和4年2月からとなっているくらいです。

なお、対応の有無はこちらでご確認できます。

>>マイナポータル連携可能な控除証明書等発行主体一覧

対応していただけるとかなり確定申告が楽になりそうです。

マイナンバーカードを作っておこう

マイナポータルの件にしても前述のICカードリーダ不要になる件にしても前提はマイナンバーカードがあることです。

最大2万円分のポイントがもらえるマイナポイント第二弾も始まりましたし、まだ作ってない方は予め作っておくとよいでしょう。

詳しくはこちらを御覧ください。




源泉徴収票をスマホのカメラで自動入力

源泉徴収票をスマホのカメラで自動入力する機能もつきました。

スマホのカメラで給与所得の源泉徴収票を撮影することで、その記載内容を直接入力しなくても、確定申告書等作成コーナーの該当項目に自動入力することができます。

源泉徴収票は入力する項目が多いですからありがたい話ですね。

どのくらいの精度があるかやってみないとわかりませんが・・・

e-Tax源泉徴収票自動入力

出典;国税庁 国税庁ホームページでの所得税等の申告書作成・e-Taxがますます便利に!

スマホ申告の対象範囲が広がる

スマホでの確定申告ではできない申告が多かったのですが、令和3年分(令和4年申告)から対象となる範囲が広がりました。

具体的には特定口座年間取引報告書(上場株式等の譲渡所得等・配当所得等)、上場株式等の譲渡損失額(前年繰越分)及び外国税額控除です。

株に関係がある項目が増えた感じですね。

スマホ申告対象範囲

出典;国税庁 国税庁ホームページでの所得税等の申告書作成・e-Taxがますます便利に!



まとめ

今回は「e-Tax(電子申告)送信時にICカードリーダー不要に。令和3年分(令和4年申告)の変更内容を解説」と題して令和3年分(令和4年申告)からの変更点をご紹介しました。

かなり使いやすくなった感じですね。

年々使いやすく進化していますし、利便性は高いですからまだe-Taxを利用したこと無い方はそろそろ重い腰をあげてみてはいかがでしょうか?

なお、昨年の確定申告では新型コロナ予防の観点から税務署への入場も整理券が必要だったり、かなり大変だったようです。

今年も同様となる可能性もありますので早めに動くとよいかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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