つみたてNISA対象のアクティブ型
つみたてNISA向けにはすでに138本の商品が用意されています。
そのためどれを買えばよいのか迷われているかたも多いと思います。
そこで今回はつみたてNISAで買えるアクティブ投資信託15本のうちおすすめを5本ご紹介したいと思います。
基本的に長期投資の場合はインデックス型がおすすめです。
しかし、つみたてNISAで買えるアクティブ型はかなり厳しい条件で選別されていますので検討の余地は大いにあります。
それでは見ていきましょう。
国内型
国内型のつみたてNISA対象のアクティブファンドは全部で7本あります。
(レオスのひふみ投信とひふみプラスは販売先が違うだけで基本を同じなので実質6本)
それぞれ特徴がありますのでまずはそちらから見ておきましょう。
まず、ひふみプラスは国内外の上場企業で割安な銘柄に長期投資をするファンドです。いわゆるバリュー投資ですね。
コモンズ30は世界の成長を取り込める30銘柄に集中投資をするファンドです。
大和住銀DC国内株式ファンドはファンダメンタル価値比割安性(バリュー)を重視し、収益性・成長性を勘案したアクティブ運用を行うファンドです。こちらもバリュー投資ですね。
年金積立Jグロースは成長性が高く株主への利益還元が期待できる企業に投資するファンドです。こちらは名前の通りグロース(成長)投資ですね
ニッセイ日本株ファンドはTOPIX(配当込み)をベンチマークとし、中長期的観点から これを上回ることを目標とした運用を行うファンドです
結い2101はこれからの社会にほんとうに必要とされる会社、 皆さまがファンとなって応援したくなるようないい会社に投資するファンドです。
それではおすすめを見ていきましょう。
ひふみプラス
まず、一つ目がすでに大人気なのでご存じの方も多いでしょう「ひふみプラス」です。
カンブリア宮殿で特集されて人気に火がつき、現在では投資信託全体でも人気一位、二位を争う投資信託となっています。
最大の特徴は実績です。
今回ご紹介した国内型のアクティブファンドの中でもトータルリターンを見ると六ヶ月、一年、三年ともトップとなっています。
経営者などに直接会うなど足をつかって銘柄を調査して投資をします。
そのためデータだけで判断する投資信託とくらべて実績がでているとのことです。
純資産も申し分のないくらいありますので安心度は高いですね。
ただし、逆に純資産が高くなりすぎている感もありますのでちょっと値動きが前ほど切れがなくなってきたかもしれません。
もう1つの特徴は現金比率を調整していることです。
例えばアゲアゲの相場なら株式の割合を多くし、下げ相場なら現金比率を大きくします。
それにより下げ相場時の値動きを緩やかにする効果があります。
下げ相場にもある程度対応できるってことです。
ひふみ投資とひふみプラスの違い
ひふみ投信はレオス・キャピタルワークスから直接買う直販、ひふみプラスは各証券会社で買えるタイプです。
また、個人型確定拠出年金(iDeCo)用のひふみ年金なんて商品もあります。
ちなみに個人型確定拠出年金(iDeCo)用のひふみ年金はSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」で取扱があり
基本的にはこの3つどれを買っても運用成績等は同じですが多少信託報酬が違います。
もちろん直販型が1番信託報酬が安くなっています。
詳しくはこちらから
ひふみ投信は投資信託人気ナンバーワン今現在一番人気といってもよい投資信託はレオスのひふみ投信(ひふみプラス、ひふみ年金)です。(SBI証券投資信託ランキングの1位、SBI証券iDeCo運用商品ランキング1位)[…]
年金積立Jグロース
もう一つのおすすめは年金積立Jグロースです。
ひふみプラスがバリュー投資(割安株を買う)ならばこちらはグロース投資(成長株を買う)です。
投資先がだいぶ違いますので分散するならグロース投資のこちらがおすすめです。
実績もひふみプラスほどではありませんが、今回ご紹介したつみたてNISAで買えるアクティブの国内型の中でトータルリターンは六ヶ月、一年、三年ともすべて2位となっています。
信託報酬はアクティブ型の中では比較的安い0.8856%となっています。
海外型
次は海外型です。
海外型は全部で8本あります。
こちらもそれぞれ特徴がありますのでまずはそちらから見ておきましょう。
セゾン資産形成の達人ファンドはセゾン投信の人気ファンドです。30カ国以上の国の厳選された企業の株式へ国産分散投資を行うファンドです。
フィデリティ・欧州株・ファンドは英国および欧州大陸の取引所に上場されている株式を主要な投資対象としたファンドです。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはこちらもセゾン投信のファンドです。これ1本で世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に国産分散投資ができます。株式50%、債券50%の比率で投資をするファンドです。
ハッピーエイジング30は国内株式・国内債券にとどまらず世界各国の株式及び債券に積極的に分散投資を行うことによって、リスクを軽減しつつ信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指すファンドです。株式比率は70%としています。
ハッピーエイジング40は国内株式・国内債券にとどまらず世界各国の株式及び債券に積極的に分散投資を行うことによって、リスクを軽減しつつ信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指すファンドです。株式比率は50%としています。
世界経済インデックスファンドは国内、先進国および新興国の公社債および株式に分散投資することでリスクの低減をはかり、投資信託財産の中長期的な成長を目指すファンドです。株式50%、債券50%です。
フィデリティ・米国優良株・ファンドは個別企業分析により、国際的な優良企業や将来の優良企業に投資を行うファンドです。
のむラップ・ファンド(積極型)は国内株式、国内債券、外国株式、外国債券、世界各国(日本を含む)のREITに分散投資を行います。助言会社である野村證券株式会社は独自に開発したモデルを用い、より効率的と想定される投資配分比率を算出し投資を行うファンドです。
それではおすすめを見ていきましょう。
世界経済インデックスファンド
まずは世界経済インデックスファンドです。
これは名前にインデックスがあるとおりちょっとアクティブファンドというにはちょっと違和感がありますが、金融庁の区分だとアクティブ型となっているので取り上げました。
世界経済インデックスファンドは、世界各国のGDP(国内総生産)比率を参考に日本、先進国、新興国の株式、債券の計6資産に分散投資を行います。
世界経済全体に投資をしたい方にはこれ1本で投資できますのでオススメできます。
世界経済インデックスオープンとの違い
ほぼ同じ名前(世界経済インデックスオープン)でつみたてNISAのインデックスファンドのカテゴリーに入っているものもあります。
これとの違いは
世界経済インデックスファンドは地域別のGDP(国内総生産)総額の比率を参考に決定
世界経済インデックスオープンは地域別のGDP(国内総生産)総額の比率を基づき決定
つまり、参考にするのか、基づくのかの違いです。
そのため多少投資割合が違います。
信託報酬は同じためどちらを選ぶのか好みでしょうね。
フィデリティ・欧州株・ファンド
次はフィデリティ・欧州株・ファンドです。
今回ご紹介した8本の中でトータルリターンを見ると1年、3年では1番よい投資信託です。
(半年だとフィデリティ・米国優良株・ファンドが1番良いです)
先進国株なんかに投資をするとどうしてもアメリカ比率が大きくなってしまいます。
(アメリカ比率は6割超えるくらい)
それをちょっと緩和したい方にはオススメできます。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
最後はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。
こちらも前述の世界経済インデックスファンドと同様に株式・債券の比率が50%50%となっています。
投資先も国内株式、先進国株式、新興国株式、債券と似ていますが、こちらは新興国債券には投資をしません。
その点少し違うところです。
こちらも世界経済全体に投資をしたい方にはこれ1本で投資できますのでオススメできます。
世界経済インデックスファンド対セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
世界経済インデックスファンドとどちらがいいのかは好みとなりますが違いを書いておきます。
信託報酬、実質コストとも世界経済インデックスファンドの方が少し安い
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは0.68%、世界経済インデックスファンドは0.54%
純資産総額はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの方が大きい。バンガード全体の運用資産残高は471兆円ととんでもないです。
実績はそこまで大きな差はありませんが5年で見るとセゾン、3年でみてもセゾン、直近1年だと世界経済インデックスファンドが勝っています。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをつみたてNISAで買えるのはゆうちょ銀行と直販だけとなっています。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)なら楽天証券 確定拠出年金でも購入することができます。
まとめ
今回はつみたてNISA向けのアクティブ運用の商品のオススメをご紹介しました。
一時期と比べてつみたてNISAやiDeCoの登場もあって投資しやすい環境が整備されてきた感がありますね。
つみたてNISA取扱の金融機関でおすすめはこちらをご覧ください。
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また、アクティブ型以外のおすすめ投資信託はこちらをご覧ください。
つみたてNISA(積立NISA)の取扱商品が各社続々でてきています。特にSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券あたりはかなりの充実度です。また、商品数こそ少ないですが大和証券や野村證券、日本郵便もなかなかよいツボをつ[…]