【ARK】過去に話題になった投資商品はその後どうなったのかを検証してみた【レバナス】

いろいろな投資商品が毎月のように発売されていますよね。

その中には大きな話題となる商品もあります。

しかし、そんな人気となった商品なのに最近聞かないな???ってのも多くあります。

今回はそんな大きな話題となった投資商品が今どうなっているのかを検証してみたいと思います。

レバナス

まずはレバナスです。

レバナスとはレバレッジを掛けるタイプでNASDAQ100の概ね2倍となる投資信託のこと。

つまり、ナスダックが上がることにかけた投資商品ということです。

走りのiFreeレバレッジNASDAQ100やそれとほぼ同様な仕組みの楽天レバレッジNASDAQ-100auAMレバレッジ NASDAQ100なんかが販売されていますね。

ツイッターやユーチューブでかなり買い煽りしている人を見かけたものです。

たしかに過去の成績は(ナスダック)すばらしいものがありましたので分からなくはなかったのですが・・・

しかし、最近そのような人たちもほとんど見なくなりましたね。

レバナスはどうなったのか?

それではあれだけ話題になった「レバナス」どうなっているのでしょう?

元祖レバナスの「iFreeレバレッジNASDAQ100」の成績で確認して見てみましょう。

過去3年の値動きは以下の通り。(青がiFreeレバレッジNASDAQ100、ピンクが日経平均)

レバナスの成績

出典;:Yahoo!ファイナンス iFreeレバレッジNASDAQ100

2021年末くらいまではかなりに勢いであがっているのがわかります。

しかし2022年に入ってからは大きく下げていますね。

日経平均の値動きがほぼ横ばいに見えるレベルです笑

ちなみに2022年9月30日時点のトータルリターンは1年-48.26%、6ヶ月–48.71%、1ヶ月-19.48%となっており、かなり苦しいですね。

ツイッターやユーチューブで話題になってから買った方は大きなマイナスとなっているかもしれません。

純資産は2022年10月24日時点の1年間で-8,447百万円となっています。

ただし、直近のSBI証券販売金額ランキングでは週間6位、積立設定金額(月間)5位とまだまだ人気はありますね。

金融庁は注意喚起していた

ちなみにレバナスについては金融庁が注意喚起も出していたんですよ。

簡単に言えばレバレッジ型の商品は短期売買向きだよ。

中長期で使う分には注意が必要だよってことです。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

ちなみに私は下記の記事のようにレバナスが流行っているのを見て暴落の予兆を感じていたりしています。




ARKのETF

次はARK社(アーク・インベストメント・マネジメント・LLC)のETFです。

破壊的イノベーションをテーマとしたARK社の「ARKK」や「ARKW」という米国のETF(上場投資信託)がかなり一部で話題になった時期がありました。

当時上げ幅がすごかったテスラなどに集中投資していたこともあり、成績が抜群だったからです。

しかし、ARK社のETFは米国ETFに力を入れている日本の大手ネット証券会社「SBI証券」、「楽天証券」、「マネックス証券」とも取り扱いが無かったんですよ。

そのため、ARK買いたさにわざわざ米国で証券口座開いたり、日本からもARK社のETFが買えたサクソバンク証券やIG証券のCFDで買う人も多かったようです。

それではARK今どうなっているのでしょう?

ARKKはどうなった?

ARKKの成績

出典:GoogleFinance ARKK

ARKの代表的なETFである「ARKK」は2020年から2021年にかけてかなりすごい成績を残しています。

しかし、2021年前半をピークに下り坂。

ほとんど利益を吐き出した形になっていますね。

こちらもネットで話題になったころに買った人は大きなマイナスとなってしまっている形です。

グローバル・プロスペクティブ・ファンドはどうなった?

もう一つARK関連で話題になった商品があります。

日興アセットマネジメントがARK社から助言を受けて運用している投資信託のグローバル・プロスペクティブ・ファンドです。

みずほ証券限定販売だったので、この商品を買うためだけに口座を開いたひとも多かったとか。

2019年6月28日に設定されたのですが、2021年1月26日には純資産総額も1兆円を突破するまでに・・・

Morningstar Award “Fund of the Year 2020”において、国際株式型(特定地域) 部門で優秀ファンド賞を受賞したりもしています。

そんなグローバル・プロスペクティブ・ファンドの値動きは下記の通り。

ほぼARKKと同じような形ですね。

グローバル・プロスペクティブ・ファンド成績

出典;:Yahoo!ファイナンス グローバル・プロスペクティブ・ファンド

こちらも一時期は好成績だったので持て囃された商品なのですが、過去3年でみて日経平均に負けてしまっているという・・・



STEPN

次はSTEPNです。

STEPN(ステップン)とは簡単に言えば歩くと暗号資産を稼ぐことができるNFTゲームとのこと。

こちらも一時期大きな話題となりました。

STEPNで億り人になったとか、毎日歩くだけで日給○○万円とか買い煽りもよく見かけました。

個人的には非推奨を表明していたので、You Tubeのコメント欄に攻撃的なコメントが多く返信に困ったものです笑

STEPNはどうなった?

それではSTEPNはどうなったのかを見てみましょう。

一時期はツイッターはもちろん、フェイスブックでも何度もおすすめしてきて困っていましたが、ほとんど見なくなりましたね。

STEPNの基軸通貨SOL(暗号資産)の値動きは以下の通り

STEPN SOL値動き

出典:CoinMarket Cap SOL

2021年後半から2022年前半に大きく上がりました。

しかし、その後はどんどん下がり、2021年前半の水準とほぼ同じ状況になっています。

STEPNは仕組みが複雑※なので一概には言えませんが、こちらもネットで話題になったときに買った人の多くはマイナスの状況ということですね。

※はじめに靴を買って歩くと暗号資産がもらえる仕組み



まとめ

今回は「過去に話題になった投資商品はその後どうなったのかを検証してみた」と題してここ数年の間で大きな話題になった投資商品の現在を確認してみました。

今回ご紹介した3つの商品とも共通して言えるのは、金余りが生んだ幻想とそれが冷めてしまったって感じですね。

投資は堅実が一番かもしれません。

自分がよく理解できるものにしか投資はしないという投資の原則を意識すればこれら商品は選ばなかったと思うですよ。

この原則はしっかり肝に命じておきたいですね。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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