PayPay請求書払いがeL-QRに対応することを発表しました。
これにより納付できる自治体が大幅に増加することになります。
PayPay請求書払いは利便性がかなり高いのですが、使えない自治体や支払があったりしてたんですよ。
それが改善されることになります。
今回はこの件を詳しく見ていきましょう。
PayPay請求書払いがeL-QRに対応の概要
それでは具体的な内容についてみていきましょう。
eL-QRとは
まずは今回の話の前提となるeL-QRについて解説しておきましょう。
eL-QRとは地方税の納付書に印字された地方税統一QRコードのことです。
これに対応することで固定資産税や自動車税などの自治体に納付する地方税を納付できるようになります
PayPay請求書払いはすでに全国で1,300を超える自治体で利用が可能でしたが、eL-QRに対応することでPayPay請求書払いがりようできなかった自治体でも地方税を納付できるようになります。
なお、対応するのは2023年4月以降からとのこと。
自動車税など多くの地方税は4月以降から送られて来ますのでそれに間に合わせる形となるのでしょう。
eL-QRの使い方
eL-QRの使い方は簡単。
PayPayアプリで請求書払いを選択。
あとは地方税の納付書についたバーコードを読み取り、支払いボタンを押すだけ。
コンビニや銀行にいかなくても地方税が払えるので利便性は高いですね。
ちなみに支払い予約機能なんてのもあります。
支払い予約機能とは
支払い予約機能とは自宅に届いた紙の請求書のバーコードを、PayPayのスキャン機能で読み取り支払い日を指定(予約)すると、PayPayが予約日に自動で決済します。
つまり、支払う日を決めることができるのです。
払い忘れを防止できますし、支払い期限ギリギリに支払うなんてことも可能です。
これ便利な機能ですね。
支払方法の変更
なお、今回のeL-QRと合わせて支払い方法の変更があります。
まず、「PayPay請求書払い」のお支払いに「PayPayあと払い」が対応します。
「PayPayあと払い」は、事前にPayPay残高へチャージをすることなく、PayPayカード、PayPayカード ゴールドのご利用料金と一緒にあとで支払うことができますので利便性は高いですね。
また、地方税など自治体が発行する納付書を「PayPay残高」でお支払いする場合に、利用できる残高種別が「PayPayマネー」のみとなります。
ちょっとややこしいですが、PayPayマネーは本人確認後に銀行口座やセブン銀行ATM、ヤフオク!の売上金を利用して自分でPayPay残高にチャージした残高のことです。
PayPay残高にはほかにもPayPayマネーライトなどがありますが、それらでは地方税の支払いには使えなくなるってことですね。
PayPayマネーライトはクレジットカードでのチャージやソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを利用して自分でチャージができるものです。
おそらくですが、チャージ時のポイント受取り地方税では使えなくしたということですしょう。
ちなみに請求書払いについてはPayPayは2022年の4月からポイント付与が廃止になっており、これで全くポイントが得られなくなるということです。
利便性は高いが、お得度はないPayPay請求書払い
前述のように今回の改定でPayPay請求書払いを利用する際のお得度は全くなくなっています。
ですからお得度だけを考えればその他の支払い方法を利用するのが良いでしょう。(自治体が対応していれば)
地方税を支払う際にお得な支払い方法も合わせてご紹介しておきます。
楽天ペイ(請求書払い)
まずは2023年4月17日(月)より提供開始される楽天ペイ(請求書払い)です。
楽天ペイ(請求書払い)とは税金や公共料金などの請求書から、バーコードやQRコードを読み込むことで、支払いができるサービスです。
ほぼPayPay請求書払いと同じ仕組みですね。
楽天ペイ(請求書払い)ではポイントが貯まりますし、ポイントで支払うことができます。
具体的には「楽天ペイ(請求書払い)」は、「楽天ポイント」「楽天キャッシュ」で支払いが可能です。
また、「楽天カード」から「楽天キャッシュ」へチャージをすると0.5%の「楽天ポイント」が還元されるため、現金やPayPay請求書払いで支払うより0.5%お得になります。
ちなみに楽天カードの公共料金等の支払いは0.2%しか還元されなくなっていますので、楽天ペイ(請求書払い)で支払った方がお得ですね。
ただし、まだこれから始まるサービスであるため対応支払い先(自治体)がまだ多くないと思われます。
LINE Pay請求書払い
次はLINE Pay請求書払いです。
こちらもほぼ仕組みはPayPay請求書払いや楽天ペイ(請求書払い)の請求書払いと同じですね。
LINE Pay残高での支払いではポイントは付きませんが、チャージ&Payという機能を使うと対応クレジットカードを連携してチャージ不要で利用でき、ポイント還元を受けることができます。
なお、対象となるクレジットカードはLINEクレカこと「Visa LINE Payクレジットカード」と三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカードです。
0.5%の還元となります。
ただし、税金/保険において、1回あたりの支払につき5万円を超える分はポイント還元の対象外となります。
※5万円を超えても支払い自体は可能です。ポイントが付くのは5万円までの分ということですね。
こちらも使える自治体はそれほど多くありませんが、使える自治体なら楽天ペイ(請求書払い)とならんでLINE Pay請求書払いは筆頭候補となりそうです。
nanaco+セブンイレブン
次はセブンイレブンで利用できるnanacoです。
nanacoは支払ってもポイントが付きませんが、チャージするときにポイントが付きますので少しお得に利用できるのです。
例えばリクルートカードならば1.2%のポイントが付きます。
ただし、nanacoを請求書支払いに使うにはnanacoはチャージの上限が5万円(1回目3万)と低いのが厳しいところです。
それを超える場合は、納付書を分けてもらうのを交渉すると発行体によっては受けてもらえるケースもあります。
個人的にはコンビニにいかなければならないので面倒と思ってしまいますが・・・
WAON+ミニストップ
最後はミニストップで利用できるWAONです。
WAONでは一部税金などの支払いに利用できるようになっています。
ただし、WAONで支払ってもポイントは付与されません。
イオンカードでWAONにチャージするときに0.5%のポイントが貯まりますので実質的に0.5%還元となります。
こちらも5万円が上限となっています。
また、WAONのチャージ上限が2万円に設定されているケースも多いのでご注意ください。
まとめ
今回は「PayPay請求書払いがeL-QRに対応。納付できる自治体が大幅に増加へ」と題してPayPay請求書払いの利用できる範囲が広がったという話をみてきました。
お得度は無くなってしまっていますが、利便性は高いです。
私の場合は、楽天ペイ(請求書払い)、LINE Pay請求書払いをまず優先。
使えない支払いについてはPayPay請求書払いって感じになりそうです。
個人的には多少ポイントが貯まってもコンビニ行って支払うのは面倒と考えてしまうので。。。笑
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