メーカー指定価格(指定価格制度)のドラム式洗濯機などPanasonic製品を少しでもお得に買う方法を考える

家電製品はお店によってかなり販売価格が違います。

そのため、少しでも安いお店を探したり、交渉したりする方が多かったと思います。

私も少しでもお得に買える方法を探していますね。

しかし、昨今興味深い売り方をする会社が出てきました。

Panasonic(パナソニック)です。

家電製品の最大手ですね。

昔はNational(ナショナル)というブランドで白物家電は売っていましたので、そちらのイメージの方も多いかもしれません。

そのPanasonicが一部人気商品で「メーカー指定価格(指定価格制度)」というどこで買っても同じという売り方を最近しているのをご存知でしょうか?

今回はメーカー指定価格の解説と少しでもお得に買える方法をご紹介しましょう。

Panasonic製品のメーカー指定価格の概要

まずは今回の話の前提となるPanasonic製品のメーカー指定価格とはどういうものなのかを解説していきましょう。

メーカー指定価格(指定価格制度)とは

メーカー指定価格(指定価格制度)とは家電の販売価格を家電量販店ではなく「メーカー」が指定する制度です。

つまり、値引きがなくどこのお店で買っても同じ金額で売っているのです。

定価販売みたいなものですね。

2020年からPanasonicが導入しています。

なお、今の時点では指名買いが多いなどPanasonicのブランド力のある人気商品を中心に導入されています。

市場シェアがかなり高いドラム式洗濯機などですね。

メーカー指定価格は賛否がありそうですが、値引き交渉の上手下手など不公平感がないのでよいやり方かな?って個人的には思っていますが、他社はいまのところ追随していませんね笑

ちなみにハウスメーカーでも一条工務店などはこれに近いやり方しています(値引き基本的になし)

家の業界も値引きがかなり闇深いですからね・・・

独占禁止法に抵触しないの?

私がこの話をはじめてきいたときに疑問に思ったことがあります。

それは独占禁止法に抵触しないのだろうか?ということ。

一時期アメリカの大手メーカーが実質的な価格指定していたということで問題になったことがありました。

独占禁止法ではメーカー側が販売価格を指定して守らせることを禁止しているんですよ。

しかし、このメーカー指定価格(指定価格制度)はそれを回避できる仕組みとなっているのです。

それは在庫リスクをPanasonicが負担する条件付きとすることです。

そうすることで実質的に販売しているのは、Panasonicとみなされ独占禁止法には抵触しないとのこと。

委託販売に近い売り方ですね。

ポイントはどうなる?

もう一つ疑問があるでしょう。

多くの家電量販店ではポイントを導入していますが、それがどういう扱いになるかということ。

これはポイントを付ける場合はその分が価格に上乗せされる形となります。

例えばドラム式洗濯機の最上位機種(NA-LX129B)を家電量販店各社の自社オンラインページで比較してみましょう。(2023年3月26日時点)

  • Amazon:販売価格342,000円、3,420ポイント
  • ビックカメラ:販売価格338,580円、ポイント対象外
  • ヨドバシカメラ:販売価格376,200円、37,620ポイント
  • ヤマダデンキ:販売価格338,580円、ポイント対象外
  • ケーズデンキ:販売価格338,580円、ポイント対象外
  • ソフマップ:販売価格338,580円、ポイント対象外
  • ジョーシン:販売価格338,580円、ポイント対象外

Amazonは販売価格342,000円で3,420分のポイントが付きます。

販売価格からポイント分を引いた実質価格は338,580円

ヨドバシカメラは販売価格376,200円でポイントが37,620付きます。

販売価格からポイント分を引いた実質価格は338,580円

ビックカメラやヤマダ電機などその他の家電量販店ではポイント対象外で販売価格338,580円

つまり、見せ方の違いはありますが、ポイント分を加味すると基本的にどこで買っても338,580円で同じというわけです。

ちなみに価格ドットコムでみても最安値は338,580円となっているんですよ。

ただし、これには裏技もあります。



メーカー指定価格の商品を少しでもお得に買う方法

それではメーカー指定価格の商品を少しでもお得に買う方法を見ていきましょう。

ヤフーショッピングや楽天市場を使う

まず、少しでも安く買う方法として考えられるのがヤフーショッピングや楽天市場のようなECモールを使うことです。

家電量販店のオンラインショップと違い少しお得に買うことができます。

これは各ECモールが独自に配布しているポイントはメーカー指定価格の範疇外のようなんですよ。

例えば前述のドラム式洗濯機の最上位機種(NA-LX129B)のヤフーショピングの価格で比較してみましょう。(2023年3月26日時点)

※大手家電量販店のみを抜粋しています。

  • ケーズデンキ:販売価格341,686円、17,522ポイント
  • ソフマップ:販売価格346,686円、17,617ポイント
  • ジョーシン:販売価格346,686円、17,522ポイント

ケーズデンキでは販売価格341,686円で17,522ポイントなので実質価格は324,1064円となります。

メーカー指定価格の338,580円より安くなっていますね。

ソフマップ、ジョーシンも同様ですね。

楽天市場でも同様です。

楽天の場合は楽天スーパーセールやお買い物マラソンなど、ショップ買い周りでポイントが上乗せされるキャンペーンもメーカー指定価格商品にも適用されますのでうまく利用すればお得に買えますね。

つまり、ECモールで買うとメーカー指定価格でも少々お得に買える可能性があるのです。

ちなみに支払い時(クレジットカードやQR決済)に付くポイントもメーカー指定価格の対象外ですから、少しでもポイントが付く支払い方法を利用するとお得ですね。

なお、ヤフーショップはその人サービス利用状況やキャンペーンによりポイント付与額はかなり違いますので、上記金額はあくまで私が2023年3月26日に買った場合の価格となります。

メーカー指定価格(指定価格制度)は徐々に下がっていく

また、もう一つ知っておきたいのがメーカー指定価格(指定価格制度)は常に一定ではないということ。

徐々にメーカー指定価格(指定価格制度)を下げていくんですよ。

例えば前述のNA-LX129Bは388,080円からスタートしています。

現在は338,580円ですから49,500円値下げしたということですね。

ですからメーカー指定価格とはいえ徐々に価格が下がっていきますので、新しい商品がでる前の入れ替え時期とかが安く買えそうです。

保証や送料、取り付け料は家電量販店により違いがある

もう一つ知っておきたいことがあります。

それはメーカー指定価格(指定価格制度)であっても保証や送料、取り付け料などは家電量販店により違いがあるということ。

特に保証は長期保証(家電量販店独自)が無料で付与されるところと、有料のところがあります。

この差はかなり大きいのであらかじめ確認しておきたいところですね。



まとめ

今回は「メーカー指定価格(指定価格制度)のドラム式洗濯機などPanasonic製品を少しでもお得に買う方法を考える」と題してメーカー指定価格の商品を少しでもお得に買う方法を見てきました。

まとめると以下の通り

  • ECモールで独自ポイントをもらうとお得
  • クレジットカード等のポイントをもらうとお得
  • 長期保証が無料のお店で買うとお得
  • 新商品入れ替え前はメーカー指定価格も安くなっている

つまり、新商品入れ替え前に長期保証が無料のお店のECモール(楽天市場やヤフーショッピング)でクレジットカードなどポイントが付く支払い方法で決済するというのがお得という事です。

メーカー指定価格だからといってどこで買っても同じではないんですよ。

少しでもお得にメーカー指定価格の商品も買いましょうね。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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