普通預金口座の未利用口座管理手数料の請求を受けた。対策は?

先日、都市銀行から未利用口座管理手数料の請求を受けました。

たしかに全く使ってない放置口座だったんですよ。

最近、口座管理手数料(口座維持手数料)を導入する銀行が増えており、その都市銀行は2021年から導入していたとのこと。

今回は未利用口座管理手数料について考えてみたいと思います。

未利用口座管理手数料とはなにか

まずは今回の話の前提となる未利用口座管理手数料についてみておきましょう。

簡単に言えば使っていない預金口座があれば口座管理手数料を取りますよってこと。

口座管理手数料(口座維持手数料)は銀行口座を持っているだけで必要な手数料ってことです。

つまり、使っていない預金口座があるとお金が取られる可能性があるってことです。

これはすべての銀行が導入しているわけではありませんが、最近増えているんですよ。

以前、三井住友銀行が導入を検討しているというときにもご紹介しましたが、その時予想したとおり、かなり多くの銀行で導入されるようになってきました。

未利用口座管理手数料の対象となる口座

ちなみに私が請求されたのは銀行の未利用口座管理手数料の対象口座は以下の通りとのこと。

最後の預け入れまた払い戻しから当行が定める一定期間以上、預け入れまたは払い戻しがない普通預金口座が未利用口座管理手数料の対象となります。

つまり、つかっていない普通預金口座ってことですね。

私も学生時代のアルバイトで作らされた口座で、しばらく全く使っていませんでしたので、当然該当します。

当行が定める一定期間以上という条件がどれだけなのかわかりませんが、なぜか今頃該当したようです。

なお、以下の条件に当てはまると対象とならないとのこと。

  • 当該口座の残高が10,000円以上
  • 弊行に借り入れがある場合
  • 弊行に預かり金融資産がある場合(定期預金、外貨預金、投資信託、保険、国債等)

つまり、未利用口座管理手数料が取られたくなかったら入金や出金をするか、上記の条件をクリアすればOKってことです。

「当該口座の残高が10,000円以上」、「弊行に預かり金融資産がある場合」の条件クリアは簡単ですね。

なお、未利用口座管理手数料の条件は銀行ごとに異なっているので使っている銀行の規約等を確認してみるとよいでしょう。

ちなみにりそな銀行は以下の条件だそう。ほぼ同じですね。

  1. 該当未利用口座の残高が1万円以上である場合。
  2. 同一支店で、他にお預かり金融資産(定期預金、積立定期預金、財形預金、投資信託(ファンドラップ含む)、外貨預金、国債、生命保険等)が1円以上ある場合。
  3. お借入れがある場合。
  4. りそなクラブの代表口座でステータスが「パール」以上である場合。

請求された未利用口座管理手数料の金額

ちなみに私が請求された金額は

年間1,320円(税込)
でした。
ちなみに口座引き落としだとのこと。
もし残高不足で未利用口座管理手数料が引き落とせなかった場合は、残高全額を未利用口座管理手数料の一部として使用して、口座は解約するとのこと。
※足りない分が請求されるのかまでは書いてありません。



未利用口座管理手数料対策

それでは未利用口座管理手数料を取られないためにはどうすればよいのでしょうか。

銀行口座を絞る

まず考えられるのが銀行口座を絞ることです。

会社を転職したり、引っ越しをしたりするとその都度新しい銀行口座が必要となりどんどん増えていってしまうものです。

私も気づいたら10個くらい銀行口座を持っていました。

(今も証券会社間で無料の資金移動するためにいくつかもってますが・・・)

しかし、私のような特殊なケース以外は使っているのは一部の銀行だけだと思います。

ですから使わなくなった銀行口座は閉じてしまうことも必要でしょう。

ちなみに10年以上使っていない預金口座は休眠口座として没収され、NPO法人などにお金を使われるというルールもできています。

また、使っていない口座は詐欺の足場として使われることがあります。
そうなると取り調べの対象となったりと面倒なようですのでその観点でも使わない銀行口座は閉じておくほうがよいでしょう。

無料条件をクリアする

また、無料条件をクリアしておくというのも一つでしょう。

「弊行に預かり金融資産がある場合」なんてのは低い金額でもクリア可能です。

例えば極端な話、1セントでも外貨預金をもっていれば条件クリアしていますので未利用口座管理手数料は取られません。

私も1行そういうところがありますね。

未利用口座管理手数料の回避を意図はしていませんが、少額だけ外貨預金が残っている銀行口座があります。

この口座では今のところ未利用口座管理手数料は請求されていませんね。

ネット銀行をメインバンクに

口座管理手数料が今の時点で必要なのはメガバンク、都市銀行、地方銀行などです。

ですからこの手の口座は極力減らし、メインをネット銀行にするのがおすすめです。

ネット銀行はメガバンクなどと違い、店舗も少なくそもそもの人員も少ないですからコストが少なく運用できています。

そのため、口座管理手数料が掛かるとしても一番最後でしょうからそちらをメインにしておけば被害は最小限に押さえられるはずです。

ただし、会社によっては給料振込みの指定銀行があったりするケースもあります。

また、ネット銀行は給料振込みの対象外のケースがありますのでその辺りは勤務先にお尋ねください。




まとめ

今回は「普通預金口座の未利用口座管理手数料の請求を受けた。対策は?」と題して未利用口座管理手数料について見てきました。

多少利息が増えたとは言えまだまだ低金利。

その状況で未利用口座管理手数料を取られたらかなりのマイナスです。

未利用口座管理手数料をとられないように対策をしておきましょう。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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