【IPO】エコモット財務分析

6月21日に札幌証券取引所アンビシャスに新規上場しますエコモットの財務分析を行ってみたいと思います。

ビーブレイクシステムズディーエムショリューションズに続いて連続での上場です。

エコモット6月21日上場

しばらくIPOがなかったためこの3件は盛り上がりそうな予感もあります。

一方で北朝鮮問題やトランプ関連、ブラジルの問題などで一気に地合が悪くなる可能性もはらんでいます。

なお、財務分析は目論見書で掲載されている直近2年によります。

 

エコモットのビジネスモデル


エコモットの事業内容として目論見書には下記のように書かれています。

IoTソリューションの企画及びこれに付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発並びにクラウドサービスの運用、保守に関する業務をワンストップ提供する事業を展開しております。

どうやらIoTを中心とした企業のようです。IoT、クラウドと新規上場で人気となりそうなキーワードが入っていますね。珍しいのがIoT専業をうたってりゃっしゃるところですね。人気となりそうだということで取り掛かっている企業はとても多いですが専業は珍しいです。

事業としてはloTをベースとしたSI(システムインテグレーター)とパッケージサービスをやってらしゃいます。

強みとしてはつなぐ力、組織力、構築力を掲げていらっしゃいます。ちょっと素人にはわかりづらいです。

エコモットの収益性


売上構成比

売上構成比は

28年度で

インテグレーションソリューション 7.1%

コンストラクションソリューション 67.3%

モニタリングソリューション 24.5%

GPSソリューション 9.9%

となっています。コンストラクションソリューションの割合が三分の二を占めておりかなり大きいですね。

コンストラクションソリューションとは目論見書を見ると

建設現場、構築物の維持管理及び防災等の安全管理、省力化による生産力向上、リアルタイム計測による作業精度向上などを目的とした総合情報化ショリューション

と書いてあります。まあつまり、建設現場向けのIoTなのでしょうね。

 

売上高総利益率

次に粗利の部分にあたる売上高総利益率からみていきましょう。

売上高総利益率をみることでその企業の商品力をみることができます。

27年度47.67%

28年度47.54%

となっています。

少し下がっていますが誤差の範囲でしょう。

同業種と比べても高いレベルです。

IT系は総じて高い傾向にあります。

 

売上高営業利益率

次に本業の儲けを表す売上高営業利益率です。

27年度 5.74%

28年度 0.70%

こちらも前年より悪化しています。

これは販売費及び一般管理費が増えたことが要因です。

目論見書を見ると給料及び手当、役員報酬などの人件費の増加とあります。

上場のために必要な人材等を採用した等なのかもしれませんね。

 

売上高経常利益率

次に利息や営業外収益を含めた売上高経常利益率をみていきます。

27年度 7.17%

28年度 1.56%

こちらも売上高営業利益率と同様となっています。

売上高営業利益率と売上高経常利益率の差は補助金収入が大きいです。

27年度は13,221千円、28年度は6,449千円

が営業外収入として計上されています。

あと珍しいというかあんまりみない項目として

違約金収入 1,051千円が28年度に計上されています。

これはなんの違約金なんでしょうね・・・

 

売上伸び率

次に売上の伸びをみてみます。

27年度15.70%

28年度7.78%

と鈍化はしていますが売上は順調に増えています

 

 

自己資本利益率(ROE)

次に自己資本当期純利益率です。

27年 21.9%

28年 3.6%

と大きく下がっています。

利益が下がったことが大きいでしょう。

 

 

収益性まとめ

売上は増えており収益性は悪くありません。

しかし、利益が27年、28年と少しずつ下がっている点はちょっと気になりますね。

 

エコモットの安全性


自己資本比率

総資産に占める自己資本の比率である自己資本比率はどうでしょう?

27年 33.4%

28年 33.1%

となっています。比較的高い水準です。

 

流動比率

次に短期的な支払能力をみる流動比率です。

27年 344.26%

28年 361.85%

となっています。かなり高い水準です。

受取手形の割合が多いのは気になりますが

基本的に資金繰りは問題ないでしょう。

 

キャッシュフロー

直近のキャッシュフローは営業活動、投資活動ともマイナスとなっており、財務活動がプラス、トータルマイナスとなっています。

2年連続で営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローともマイナスなのはちょっと気になりますね。

 

安全性まとめ

安全性は特に問題ないようです

また、このあたりは上場することで更に改善しますので当面の資金繰り等で問題は起きにくいと想定されます。

キャッシュフローがちょっと気になるかな。って感じです。

 

エコモットの株価


PER、PBR

双方とも同業と比べて割安となりそうです。

IoTという人気となりやすい業態ですし株価は期待できるかもしれませんね。

ただ利益が増えていないこと、キャッシュフロー面では注意が必要ですね。

 

まとめ


今回はエコモットの財務を中心に分析してみました。

次回は初値予想をしてみたいと思います。

読んで頂きありがとうございます

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