auがなんと個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入!他社と比べてどうなのかを考えてみた

意外なところが個人型確定拠出年金(iDeCo)に新規参入してきました。ケータイ電話のauです。現在、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入できる金融機関はたくさんありますが、現在選ぶのであれば下記の5つの金融機関から選ぶのが無難でしょう。

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ideco比較2018

そこに加わるべく名乗りを上げてきたのがauです。運営管理機関手数料が無条件で永年無料という条件をクリアしていますので競争の土俵に乗ってくるのは間違い無いでしょう。

今回はauの個人型確定拠出年金(iDeCo)についてみて行きます。

そもそも個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ってなに?って方はこちらを先にどうぞ。

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満を持して? auが個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入

KDDI、KDDIアセットマネジメントは2018年10月24日より、個人向け確定拠出年金サービス「auのiDeCo」の提供を開始します。

前述のように運営管理機関手数料が無条件で永年無料となっています。これは現在、SBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券、イオン銀行、大和証券のみとなっており、7社目となります。競争の土俵には乗っている感じですね。

それでは他の要素はどうでしょうか?他社と比較しながら見て行きましょう。

ポイント還元

今回のauのiDeCoの最大のウリはポイント還元でしょう。

「auのiDeCo」では、お客さまが保有している投資信託の残高に応じて、WALLET ポイントまたはWow!スーパーポイントを還元します。

これは他のところはやっていないサービスとなります(楽天が一時的にポイント付与はやっていますが)今後、自社でポイントを題している楽天あたりはこれに対抗してくるのか見ものです。

付くポイントはどれくらいか

それではどれくらいのポイントが付くのでしょう。

まず、月間保有残高が100万円の場合には下記の通りつきます。

月間保有残高が100万円の場合、年間1,000ポイント (auユーザーの場合) が永続的に付与されます

年間ですからたいしたことが無いと言えば無いです。しかし、毎年のことですから30年投資を続ければそれだけで合計30,000ポイントとなります。

また毎月の保有残高に付いても以下のポイントが

毎月の保有残高に応じて、翌月下旬にポイント付与します。

保有残高に掛かるポイントは商品ごとにより異なり、以下のポイントとなります。信託報酬が高いものが高ポイントになっている感じですね。信託報酬から以下のポイントを差し引いて考えるとよいかもしれません。

WALLETポイントWow!スーパーポイント
auスマート・ベーシック(安定)0.04%0.02%
auスマート・ベーシック(安定成長)0.04%0.02%
auスマート・プライム(成長)0.10%0.05%
auスマート・プライム(高成長)0.10%0.05%

スマホで運用

もう一つのポイントはスマホで完結することでしょう。

積立額や年収に応じた節税額のシミュレーションや運用スタイルの選択・見直し時のシミュレーション機能等が充実した「auのiDeCo」専用アプリを提供します。仕事をリタイヤするまでにいくら積み立てられるかアプリ上にてひと目で分かるため、運用目標を立てる際の目安になります。職業、年収、年齢と月々の積立額を設定するだけでご利用が可能なほか、現在の運用状況はもちろん、運用スタイルを変えるとお金の育ち方がどう変わるかまでチェックができます。年金管理に必要な機能をワンストップに集約し、スマートフォンひとつでライフステージの変化に応じた運用スタイルの調整が可能です。

取り扱い商品

一番大事な取り扱い商品は以下の通りです、全部で5つの取り扱いがあります。

(1)三菱UFJ銀行確定拠出年金専用1年定期預金

三菱UFJ銀行が提供する預入期間が1年の自動継続型定期預金です。
価格変動リスクを許容できない方に向けた、元本確保型の商品です。

auスマート・ベーシック (安定)

コツコツお金を増やしたいお客さま向けのプランです。
4つのファンドへの投資を通じて、内外の債券、株式に分散して投資を行い、リスクの低減を図りつつ、信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指します。
資産クラス毎の運用は、概ね市場全体の動きを捉えることを目指し、資産配分比率は概ね、国内株式15%、国内債券65%、先進国株式5%、先進国債券15%とします。

auスマート・ベーシック (安定成長)

リスクとリターンのバランスを重要視するお客さま向けのプランです。
6つのファンドへの投資を通じて、内外の債券、株式に分散して投資を行い、リスクの低減を図りつつ、信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指します。
資産クラス毎の運用は、概ね市場全体の動きを捉えることを目指し、資産配分比率は概ね、国内株式20%、国内債券50%、先進国株式10%、先進国債券10%、新興国株式5%、新興国債券5%とします。

(2) と (3)auスマート・ベーシック (安定/安定成長)
運用会社KDDIアセットマネジメント株式会社
商品分類追加型/内外/資産複合
申込手数料0% (ノーロード)
信託報酬年率0.2376% (税込)

auスマート・プライム (成長)

お金を守ることよりも、増やすことを優先したいお客さま向けのプランです。
複数のファンドへの投資を通じて、内外の債券、株式に分散して投資を行い、リスクの低減を図りつつ、信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指します。投資するファンドは、パフォーマンスなどの定量情報や運用体制や運用哲学などの定性評価等を勘案して決定します。資産配分比率は概ね、国内株式25%、国内債券35%、海外株式 (新興国株式含む) 20%、海外債券 (新興国債券含む) 20%、を基本とし上下10%の範囲内で配分比率を調整します。

auスマート・プライム (高成長)

減るリスクを覚悟のうえ、お金を増やしたいお客さま向けのプランです。
複数のファンドへの投資を通じて、内外の債券、株式に分散して投資を行い、リスクの低減を図りつつ、信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指します。投資するファンドは、パフォーマンスなどの定量情報や運用体制や運用哲学などの定性評価等を勘案して決定します。資産配分比率は概ね、国内株式30%、国内債券20%、海外株式 (新興国株式含む) 35%、海外債券 (新興国債券含む) 15%、を基本とし上下10%の範囲内で配分比率を調整します。

(4) と (5)auスマート・プライム (成長/高成長)
運用会社KDDIアセットマネジメント株式会社
商品分類追加型/内外/資産複合
申込手数料0% (ノーロード)
信託報酬年率0.8856% (税込)

取り扱い商品の感想

正直ちょっと物足りない感は強いです。ただし、auがターゲットとしているのはおそらく完全に投資初心者です。その方たちから見れば必要十分なのかもしれませんね。ただし、同様なアセットアロケーションのファンドと比較するとポイントを加味しても少し信託報酬が高いかな・・って感じます。

まとめ

今回は「auがなんと個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入!他社と比べてどうなのかを考えてみた」と題して個人型確定拠出年金(iDeCo)に新規参入するauについて見てきました。

auのiDeCo
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eMAXIS Slim シリーズなど大幅に商品ラインナップが拡充されてiDeCoの本命の1社となったauのiDeCo。

なお、auのおすすめ投資信託はこちらを御覧ください。

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