損失を許せないなら投資はするな

損失を許容できない人は投資をやるべきではない

先日、「イデコは詐欺的なのか?」という記事を書いたところ様々な意見をいただきました。

この記事はある政党が駅前で金融庁が不安を煽ってイデコや投資信託のような詐欺的商品に投資させようとしているという演説していたことに対しての反論記事です。

意見を送ってきたのはほとんどがフォロワーが0人やかなり少ないツイッターからでしたのでおそらくこのためだけに作ったのでしょう。

その政党関係者や支持者の方かもしれませんね。

その内容をまとめると「イデコは詐欺的で間違いないだろ」という話でした。

儲かる可能性が高いといっても損するかもしれないだろ。
リーマンショック級が起きたらどうするんだ
絶対増えるとは言い切れないでしょ

とかそんな感じです。

もちろんイデコやつみたてNISAで投資信託に投資をすれば絶対儲かるわけではありません

これは投資信託に限らずすべての投資商品に言えることです。

結論から言えばこのような考えをもっている方たち、つまり「損失を許容できない人は投資をやるべきではない」のです。

今回はこの件について考えてみます。

今回の話の元になっていイデコは詐欺的なのかという記事はこちらから御覧ください。

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イデコは詐欺?

投資とは

投資とは簡単に言えば将来利益を得る目的で資金を出すことを言います。

ただし、投資は絶対ではありません

利益を得られなかったり、損失を被る可能性があるリスク(不確実性)があるのです。

ですからそもそも損失を許容できない人がやるべきものではないのです。

そういう人に限って宝くじや競馬はやっていたりするから不思議なのですが・・・


私の投資に対する考え方

私の投資に対する考えの基本は下記の2つです。

これはイデコのような長期投資でもデイトレードのような短期売買でも同じです。

期待値が高いものに投資をする

まず基本は

期待値が高いものに投資をする

ということです。期待値とは確率論の用語で

確率変数の実現値を確率の重みで平均した値である

とされています。

もう少し噛み砕いてお話すると投資で考えると掛金に対していくら戻ってくるかの「見込み」の金額のことです。

たとえば100円払うとサイコロを1回ふれるゲームが有ったとします。

1がでれば10円
2がでれば50円
3がでれば100円
4がでれば150円
5がでれば200円
6がでれば500円

がもらえるとしましょう。

この場合の期待値は10✕6分の1+50✕6分の1+100✕6分の1+150✕6分の1+200✕6分の1+500✕6分の1となります。

これを解くと約168円となります。つまり100円のゲームに対する期待値168円です。

参加費100円で168円期待値のゲームならば参加した方が得をする可能性が高いのです。

しかし、このゲームも絶対勝てるわけではありません。

あくまでも得する可能性が高いというだけです。

1や2ばかりでる可能性もありますからね。

ですから得する確率は高いですが損失を許容できない人がやらないほうがよいのです。

実際、統計データでも損失が許容できない人が多いという結果がでていますね。

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大数の法則で投資する

次に

大数の法則を使う

です。

大数の法則とは

数多くの試行を重ねることにより事象の出現回数が理論上の値に近づく定理のこと

とされています。

前述のゲームはたしかに得する可能性が高いです。

しかし、1や2がでると損ですし、3だとプラスマイナスゼロです。

そういう目が出てしまう可能性ももちろんあります。

しかし、このゲームに複数回参加すればするほど平均利益は理論上の値である68円に限りなく近づいていきます。

これが大数の法則です。

つまり、期待値の高い勝負に何度も参加する(長期投資なら長い間参加する)ことで利益の確率を高めるのが私の投資に対する考え方です。

ギャンブルに勝てない理由

逆に期待値が低いものに複数回参加すれば負ける確率はどんどん上がっていきます。

前述した宝くじや競馬は分が悪いのです。

還元率が下記の数字だからです。宝くじなどは税金が多く掛かっていますからね。

還元率と期待値は同じようなものと考えればOK。

宝くじ 46.3%
TOTO 49.6%
競艇 74.8%
競輪 75%
オートレース 74.8%
競馬 74.1%
パチンコ 85%(店による)

例えば宝くじはを当たると大きいですが、何度も繰り返し買っていればそのお金は限りなく46.3%に近づいていきます。

つまり、最終的には半分以下に減ってしまうんですよね。

期待値の低い勝負に何度も参加するということになってしまうんです。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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損失を許容できない人が投資をするとどうなるのか?

それでは損失を許容できない人が投資をするとどうなるのでしょうか?

一般的な例をみていきます。

損切りができない

損失を許容できない人が投資をしてしまうと多いケースが損切りができないパターンです。

損切りとは名前のとおり含み損が生じている投資商品を売却して損失額を確定することをいいます。

本来は当初考えていたストーリーにズレが生じたり、状況が変わってきたら撤退をする必要があります。

しかし、損失を許せない人が投資をしてしまうと自分が損をしているということを認めたくなくないため、目の前で起きていることを事実と受け止めることができないんですね。

そのため「売却するまで損ではない」と考えてしまうのです。

この場合、うまく救済されるケースもありますが、ほとんどの場合は大きな損失を出してしまうのです。

投資をうまくいくためのコツは「損切りは早く」、「利益確定は遅く」することです。

しかし、損切りできない人のほとんどが利益がでたらすぐ売ってしまうため利益がほとんどのこらず、コツコツ、ドカーンと負けてしまうのです。

損切りがなぜ重要なのかはこちらの記事を御覧ください。

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株価が気になって仕方がない

また、長期投資などで多いのが株価が気になって仕方ないケースです。

例えば期待値が高い投資を長期で分散投資をすればかなり高い確率で勝つことができます。

しかし、損失を許容できない人が投資をしてしまうと少しの値動きが気になってしまうのです。

そうなれば長期的なスパンでみていたような投資でも少しの損が許容できなくなり途中で辞めてしまうことなってしまうでしょう。

世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェット氏はこうおっしゃっています。

株価は気にしない。その資産が将来何を生み出すかのみに着目する

つまり、目先の株価は気にしないと考えているのです。

これができるのは企業分析を徹底して期待値が高いものを長期で購入しているからですね。

少し負けたら撤退

前述のようにかなり高い確率で勝てるゲームだとしても負ける確率はあります。

それが始めの頃にでたら損失を許容できない人が投資をしてしまうとそこで辞めてしまうでしょう。

大数の法則のように期待値の高い勝負に何度も参加する(長期投資なら長い間参加する)ことができないのです。

まとめ

今回は「損失を許容できない人は投資をやるべきではない」と題して損失を許容できない人の考え方についてみてきました。

個人的にはイデコは始める証券会社や投資商品を選別さえできれば、節税効果などを考えかなり期待値が高いと考えています。

(証券会社や投資商品の選別法についてはこのサイトにたくさんあるイデコ関連記事を御覧ください)

また、つみたてNISAははじめから扱われている商品を選別してくれていますから初心者にも優しいですね。

そのためこのサイトでもおすすめしております。

しかし、それも絶対ではありません。あくまでも確率が高いだけです。

投資は勝つ確率が高い(期待値が高い)ものを長期的に行ったり、複数回行うことで勝つ確率を上げていくゲームなんですね。

ですから

儲かる可能性が高いといっても損するかもしれないだろ。
リーマンショック級が起きたらどうするんだ
絶対増えるとは言い切れないでしょ
と考えてしまう損失を許容できない人は投資をやるべきではない人にはおすすめはできないのです。
おそらく我慢できずに途中で辞めてしまうか、悪い方向に行く可能性が高いでしょう。
この場合には投資で老後資金を準備するのではなく、労働や節約でお金を貯めて行くのがよいでしょうね。
ただし、貯金もリスクがあることは知っておきたいところですね。
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また、もう一つ頂いた意見、手数料負けするだろうという話の反論記事は下記です。
こちらも合わせて御覧ください。
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