NISAからつみたてNISA口座へ切り替えする手続き方法(勘定変更)とその注意点

NISAからつみたてNISAのへの口座切り替え(勘定変更)の手続き方法

NISAからつみたてNISAへの変更は大きく2つのパターンがあります。

一つは同じ金融機関内でNISAからつみたてNISAへ変更するパターン

もう一つは金融機関も合わせて変更するパターンです。

それぞれ手続き方法も提出する書類も変わってきますので分けて見ていきましょう。

同じ金融機関内で変更する

同じ金融機関内での変更はかなり簡単です。

つみたてNISAへの変更届出書」をNISAを開設している金融機関から取り寄せて提出するだけです。

書類の取り寄せ方法は金融機関により異なりますが、大抵はWEBで簡単に申し込みが可能です。

(一部金融機関では電話等が必要)

ただし、前述したように当年に1度でもNISA口座で買付を行っているとその年は変更ができません。

また、当年中の変更は9月30日までですからそれを過ぎている場合は翌年からの変更となります。

金融機関も変更する

金融機関も変更する場合には少し必要書類が増えます。

以下の手順となります。

(1)変更前の金融機関から「金融商品取引業者変更届出書」を取り寄せる
(2)新しい金融機関から口座の申込書類を資料請求
(3)変更前の金融機関に「金融商品取引業者変更届出書」を提出
(4)変更前の金融機関から「勘定廃止通知書」が届く
(5)新しい金融機関に申込書類に「勘定廃止通知書」を添付して提出
(6)新しい金融機関及び税務署での審査完了口座開設完了

順番に見ていきましょう。

※提出する書類の名称や請求方法は金融機関によって微妙に異なることがあります。

簡単に言えばまずは変更前の金融機関の口座を廃止した証明「勘定廃止通知書」をもらい、それを新しい金融機関からの申込書と一緒に添付して出す。

新しい金融機関でつみたてNISAの新規口座を開設する手続きを取るという流れですね。

詳しい流れはこちらの記事でも解説していますので合わせて御覧ください。

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つみたてNISAの金融機関を変更

口座切り替え(勘定変更)の注意点

ここからはNISAからつみたてNISAからへの口座切り替えの注意点を見ていきましょう。

変更時期に注意

前述したように1月~9月はその年の勘定変更も可能ですが、すでに一般NISAで取引がある場合は変更ができません。

10月〜12月はその年の勘定変更はできません。

来年分の変更の申込みとなります。

逆に言えば来年はじめからつみたてNISAではじめたい方は10月〜12月の早めに申し込みをしておけば、年初からつみたてNISAが利用が可能となります。

NISAですでに運用している資産の扱い

NISA口座で運用していた株などの資産はつみたてNISA口座へ変更しても非課税期間はそのまま利用が可能です。

売買益、配当金、分配金が非課税で運用できるのです。

金融機関を変更しても同様です。

2つの金融機関を使うのが面倒だって方は変更前に売ってしまうのも一つかもしれませんが・・・。

せっかくの非課税期間が生かせませんのでもったいない気もしないでもありません。

なお、それらの資産を変更前の金融機関から非課税のまま移管することはできませんのでお気をつけください。

どうしても移管したければ特定口座などの課税口座へは移せますがもったいないですね。

ロールオーバーができなくなる

NISA口座は最長5年間非課税で運用できます。

しかし、5年が満了する際に、翌年のNISA非課税投資枠にその金融商品を移して、非課税期間を5年間延長することができるロールオーバーという制度も利用が可能なのです。

つまり、最長10年非課税で運用ができるんですね。

しかし、これを利用するにはその非課税期間が満了する翌年時点でNISA口座を利用している必要があります。

また、同じ金融機関である必要があります。

ですからつみたてNISAへ移行したり、金融機関を変更するとロールオーバーするという選択肢がなくなりますからその点はご注意ください。

NISAからつみたてNISAへの切り替えまとめ

今回は「NISAからつみたてNISA口座へ切り替えする手続き方法(勘定変更)とその注意点」と題してNISA口座からつみたてNISA口座への切り替え手続きを中心に見てきました。

手続き自体はそれほど難しいものではありませんが、年に1度しか変更ができませんので慎重にご検討くださいね。

NISAとつみたてNISAはかなり制度が違いますしね。

つみたてNISA・NISAに加入するなら2社が有力

つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。

SBI証券

SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう

SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。

利便性で考えるならSBI証券でしょう。

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SBI証券
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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。

楽天証券

楽天証券最大のメリットは楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できることです。

楽天カードを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。

楽天カードを利用しているなら楽天証券がおすすめですね。

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楽天証券

楽天証券はなによりも楽天カードや楽天キャッシュで投資信託を購入すると楽天ポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。

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