先日、読者様から下記のご質問をいただいた。
今回はこちらの質問について解説をしていきます。
しかし、どうやってYou Tube株を買えばよいかわかりません。
You Tube株の買い方を解説してほしいです。
You Tube(ユーチューブ)といえば世界最大といってもよい動画共有サイトです。
最近は芸能人やブロガーがYouTuberに転身したりなど、YouTuber(ユーチューバー)の活躍も目立ってきていますね。
また、5Gという超高速・大容量の通信が2020年春から日本でも始まります。5Gが始まればYou Tubeはさらに大きな存在になるのは確実でしょう。
ですからそんなYou Tubeに将来性を感じるのも当然のことです。
しかし、結論から言うと
んですよ。
ただし、間接的に投資をする方法はあります。今回はYou Tubeに間接的ですが投資をする方法をご紹介しましょう。
You TubeはGoogleの一部門
実はYou TubeはGoogle(グーグル)の一部門です。
ですから上場はしていません。
さらにGoogleは持ち株会社「Alphabet(アルファベット)」の傘下(子会社)になります。
つまり、Alphabet株を買えばGoogleやYou Tubeに投資をしたことになります。
Alphabet(アルファベット)の概要
AlphabetはGoogle及びそのグループ企業の持株会社です。
本社はアメリカのカルフォルニアにおかれています。
アメリカのNASDAQ市場に上場しています。
Alphabetの主力企業であるGoogleといえば世界最大の検索サイトのGoogleはもちろん、グーグルマップ、Gmail、スマートフォンのOSであるAndroidとみなさんの生活にもかなり影響のある会社ですね。
もちろんYou Tubeも含まれています。
Alphabetに投資をするだけでこれら事業に投資をしたことになります。
Alphabet(アルファベット)の業績
Alphabetの直近5年の業績を見ていきましょう。
利益はそうでもありませんが、売上は恐ろしい伸びですね(笑)(積極的に将来に向けての投資をしているため利益は上がりにくくなっています)
ちなみにAlphabetは2019年12月時点で世界4位の時価総額(株価×発行済株式数)となっています。
世界4位の規模の企業でありながらこれだけの勢いで成長しているのがすごいです。
ちなみに1位はサウジアラムコ、2位はアップル、3位はマイクロソフト、5位はアマゾン・ドット・コムです。
Alphabet株は2種類ある
Alphabetは2種類の株が存在しています。
GOOGとGOOGLです。
2つの違いは議決権の違いです。GOOGL株(クラスA)は1株あたり1の議決権があり、GOOG株(クラスC)は議決権なしとなっています。(1株あたり10の議決権があるクラスBもありますが、創業者のみが保有)
基本的には議決権のあるGOOGL株(クラスA)の方が価値があるのですが、Google側が議決権のないGOOG株(クラスC)がGOOGL株(クラスA)と価格差があるようなら保障を約束しているためほぼ同じ価格で売買されています。
ちなみにどちらも現在配当はでていません。値動きもほぼ同じなのでどちらを買っても大差はありません。
Alphabet(アルファベット)株を買う方法
Alphabetはアメリカ市場に上場しています。
つまり、アメリカ株を買える環境を整えれば購入することが可能です。
ただし、ちょっとややこしい点もありますのでご注意ください。
アメリカ株を購入できる証券会社
アメリカ株を取り扱う代表的な証券会社の手数料は以下の通りです。
もともとはそれなりに手数料が高かったのですが、昨今の値下げ戦争でかなりお値打ちになっています。
為替手数料は掛かりますが、日本株を買うのとそれほど違わない状況となっています。
大きな差となっているのがSBI証券は住信SBIネット銀行を利用すると為替手数料が最安となる点でしょう。
為替手数料はかなり大きいですからこの点は大きなメリットとなります。
SBI証券で米国株を始めるならば住信SBIネット銀行の合わせて開設しておきたいところですね。
サクソバンク証券、DMM株は手数料が安い。しかし、大きな弱点あり
サクソバンク証券は最低取引手数料は少々高めですが、売買手数料、最高取引手数料ともネット証券大手よりも安くなっています。
ただし、サクソバンク証券は特定口座がつくれないんですよ。ここはちょっと障壁となる方がいるかもしれません。当然、源泉徴収ありにできないため、利益が出れば自分で確定申告をする必要がでてきます。これは地味に痛いんですよね、
また、SBI証券、マネックス証券、楽天証券はNISA口座でも米国株や海外ETFを買うことができますが、サクソバンク証券はNISAには対応していません。
これらの理由があるため、他の3社は比較にサクソバンク証券を入れてないですね・・・
また、DMM株はちょっと特殊で基準為替レートが公示レートを利用していますので実質的な為替手数料が高くなります。その点でどうかと言った感じになります。
アルファベットを日本の証券会社で買う流れ(SBI証券の例)
米国株を買う場合も、基本的には通常の国内株を買うのと大きくは変わりませんが、ちょっとした注意点がありますのでご紹介しましょう。
円をドルに転換
まず、米国株を買うためには「円」を「ドル」にする必要があります。
SBI証券内でも換えられますが、住信SBIネット銀行を利用するのが為替手数料が安くオススメです。連動しているため難しくもありません。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
Alphabet株を買う
SBI証券の米国株式取引で「Alphabet」と検索してください。
アルファベットC(GOOG)とアルファベットA(GOOGL)がでてくると思います。
前述のように議決権なしなのがAlphabetC(GOOG)、ありなのがAlphabetA(GOOGL)です。
買付を選択すると以下のような画面となりますのであとは通常の株注文とどうように選択するだけです。
日本の株と大きく違うは1株単位で注文できることですね。
SBI証券の場合には成行、逆指値も利用が可能です。
住信SBIネット銀行などを使って事前に外貨を保有している場合は「外貨決済」
まだ外貨にしていない場合は「円貨決済」を選択をします。
投資信託、ETFで間接的に購入する方法も
上記のようにYou Tube事業を行っているAlphabetに直接投資をする方法もありますが、もう少し大きな括りでAlphabetに投資をする方法もあります。
アメリカ株などに投資をする投資信託や海外ETFを購入するのです。
Alphabetを含んで投資信託やETFはたくさんあります。
特におすすめなのが以下ですね。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
バンガードS&P500ETF(VOO)
バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)
私は直接Alphabet株は買っていませんが、上記のバンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)やS&P500関連の投資信託を結構買っています。つまり、間接的にAlphabetm、You Tubeに投資をしているのです。
詳しくは以下の記事を御覧ください。
You Tubeに投資をする方法まとめ
今回は「You Tube(ユーチューブ)の株が買いたい。世界最大の動画共有サイトに投資をするにはどうしたらよいのか」と題してYou Tubeへ投資をする方法を見てきました。
結論としてはYou Tubeは上場していませんので、直接は投資はできませんが、Google(Alphabet)株を購入することで間接的に投資が可能です。
Alphabetはアメリカのナスダックに上場していますが、最近は日本でも簡単にNASDAQ株も注文が可能となっています。
また、アメリカ株に投資をする投資信託や海外ETFを買うことでさらに関節的に投資をすることが可能です。
You Tubeの将来性を感じる方は検討してみましょう。
なお、GAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、Amazon、マイクロソフト)、テスラに投資をする方法はこちらの記事を御覧ください。
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