お金を増やす方法は2つある
お金を増やすための方法は大きくわけて2つあります。
それは収入を増やすことと出費を減らすことです。
このサイトではここまで収入を増やすという観点のお話が多かったように思います。
そこで今回は出費を減らすことについてみていきましょう。
特にパーキンソンの法則とラチェット効果について考えてみましょう。
※加筆修正を加えました
パーキンソンの法則とは
まずはパーキンソンの法則からみていきましょう。
パーキンソンの法則は、1958年にイギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが「パーキンソンの法則 進歩の追求」の中で提唱した法則です。
大きくわけて2つの法則があります。
第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
言ってることは1も2もそれほど変わりませんが、特に第2法則がお金に大きく関わってきます。
パーキンソンの第2法則
パーキンソンの第2法則は「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」です。
簡単にいえば入ってくるお金が増えて来れば、支出の額も入ってくるお金まで増えてしまいますよってことです。
例えば給料が20万円の人の生活がカツカツであったとします。
その人が独立して月に100万円入ってくるようになったとしても、支出が増えて結局はお金が残りませんよってことです。
大切なのは、毎月の収入に応じて、支出をコントロールすることなのです。
ウォーレン・バフェットさん
世界的に有名な投資家のウォーレン・バフェットさんもこんなこと言ってます。
お金を使った後で、残った分を貯金するのではない。貯金したあとで、残った分を使うのだ。
金森重樹さん
また、ふるさと納税のみで生活をすることで有名になった金森重樹さんはこんなことを言ってます。
コップの中の水を飲むな。こぼれてきた水を飲め
言ってることは違いますが、方向性は同様です。
ラチェット効果
もう一つ支出関連で抑えておきたい理論があります。
それがラチェット効果です。
ラチェット効果とは
ラチェットとは歯止めの意味です。
ラチェット効果の言葉の意味的には
景気の後退期に消費性向が上昇することで、個人消費および景気全体が一方向に傾くことに歯止めが掛かること。
とされています。
これを個人に適用するとこんな感じです。
すごく事業に成功し収入が多い方がパーキンソンの第2法則にならいお金をたくさん使っていたとします。
そんなある時、事業に失敗し収入が激減したとしましょう。
しかし、過去のお金の使い方はなかなか変えられないということです。
これは実際多い話なんですよね。
特に過去一世を風靡した野球選手や芸能人が引退したり、人気がなくなってから破産するケースはこのラチェット効果によるものだといわれています。
つまり、生活水準を上げすぎると収入が下がったときに大変ですよってことです。
パーキンソンの法則、ラチェット効果に打ち勝つには・・・
それではパーキンソンの第2法則やラチェット効果に打ち勝ってお金を貯めるためにはどうしたらよいのでしょう。
大きくわけて2つが考えられます。
貯めるお金ははじめから除く
これは一番良い方法が収入から貯めたいお金をはじめから除いておくということです。
つまり、決められた金額の中で生活するようにする。強制貯金ですね。
そうすることで支出は増えていかないし、生活水準を上げすぎないということです。
そうは言っても人は弱いものです。
自分でやろうとしてもなかなかできませんよね。
だったら強制的にそれができる仕組みを作るのが1番です。
そんな仕組みはいろいろ用意されているんですよ。
その中でも私のオススメは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)と来年から始まるつみたてNISA、投信積立です。
会社によっては財形貯蓄などもあると思いますのでそれらもよいでしょうね。
ただ貯蓄よりも投資の方が有利なケースの方が多いですので前者の3つがおすすめですね。
支出を管理する
もう一つがお金の管理をちゃんと行うことです。
見える化することで無駄遣いは確実に減ります。
ただそうはいっても家計簿付けたりするのはかなり面倒ですよね。
そういうときは下記のようなアプリを使うとほぼ自動で家計簿つくれて便利ですよ。
家計簿アプリ「マネーフォワードME」は便利 「マネーフォワードME」なる家計簿アプリを使い始めて2年近くが経ちました。 これが本当に便利なのでご紹介します。 今まで私は家計簿なんてほとんどつけたことがありませんでした。 […]
まとめ
今回はパーキンソンの法則とラチェット効果を元に出費を減らす方法をみてきました。
みなさんお金の大事さはわかっているはずです。
しかし、お金が貯まらないのは人間の性質だとわかれば気が楽になると思います。
それに対抗するのはなかなか難しいです。
だったら仕組み化してあげるのが簡単ですよね〜
ぜひお金が貯まらないと悩んでいる人にこそ個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)やつみたてNISAに挑戦してほしいと思います。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
実は個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、加入するならSBI証券かイオン銀行、楽天証券、マネックス証券、松井証券の5択で決まりですね。
マネックス証券
その中でもマネックス証券 iDeCoが筆頭候補となります。
信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。
特に下記のeMAXIS Slim先進国株式インデックスが買えるのが大きいですね。
eMAXIS Slimシリーズについてはこちらをご覧ください。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス信託報酬値下げ すごいニュースがでました。 先日速報でお知らせしたEXE-Iつみたて先進国株にeMAXIS Slim先進国株式インデックスが対抗してきました。 今回はこの件をみていき[…]
また、最近、一番人気のひふみ年金もラインナップに追加されさらにスキがなくなりました。
松井証券
松井証券のiDeCoは取扱商品が12本と少ないですが、
マネックス証券と同様にeMAXIS Slimシリーズを取り揃え信託報酬が最安値水準となっています。
抑えるところは抑えた感じがあります。
最後発の強みですね。
また、1番人気のひふみ年金の取扱もあるのもポイント高いです。
SBI証券
次はSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」かな。
SBI証券はたくさんの運用商品があり、信託報酬も安いものも多くあります。
そのため選択の楽しさがあるでしょう。
また、ひふみ年金やジェイリバイブのようなアクティブファンド、iFree8資産やダウ、グローバル中小などの人気商品の取扱もポイント高いですね。
あとは確定拠出年金について古くから携わっており5社の中で1番の老舗で安心感が高いのも大きいと思います。
イオン銀行
イオン銀行iDeCoはたわらシリーズが充実していたり、ひふみ年金の取扱があります。
このあたりに興味持つ方は選択肢として全然ありです。
また、イオン銀行だけ他へ移るときの手数料が無料なのも個人的にポイント高いです。
楽天証券
楽天証券 確定拠出年金は楽天スーパーポイントがたまったり、セゾン投信なんかに加入できます。
また、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドといった人気商品の取扱も魅力です。
総合して考えるとこの5つのどれかに加入すれば後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですね。
また、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)については下記の記事も合わせて読んでいただくと理解しやすいと思います。
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