新型コロナウィルスの影響が経済へ影響を及ぼしはじめてから数ヶ月が経ちました。
この間に株は大きく乱高下しています。
多くの金融商品がマイナスとなりましたね。(だいぶ戻しましたが)
しかし、実はこの間でもリターンが高い商品があるのです。
今回はそんなコロナ禍でリターンが高かった投資信託をご紹介しましょう。
意外な商品が並んでいますね。
コロナ禍でもリターンが高かった投資信託
それでは新型コロナウィルスの影響下でも強かった投資信託を見ていきましょう。
新型コロナウィルスは1月ころからニュースでも取り上げられ2月〜4月は金融商品にも大きな影響を与えています。
今回はその期間を含んだトータルリターンで新型コロナウィルスの影響下も強かった投資信託を考えて見ましょう。
なお、データはSBI証券発表2020年4月30日時点のものです。
5位:ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド
まずは三菱UFJ国際の「ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(愛称:ロイヤル・マイル)」です。売り上げラキングでは販売件数(週間)で278位とあまり注目されていない投資信託となります。
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンドは俗にいうアクティブファンドで選別された企業に投資をするタイプとなります。
しかし、地味に成績はよかったんですよ。
トータルリターン
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1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
本ファンド | 13.12% | 20.97% | 16.32% |
カテゴリー平均 | 9.77% | -8.19% | -8.09% |
直近6ヶ月のトータル・リターンでは20.97%とSBI証券の取扱投資信託商品では5位となりました。
直近1ヶ月のトータルリターン13.12%、直近1年トータル・リターンでも16.32%となっています。
特に6ヶ月のカテゴリー平均リターンは-8.19%ですからかなりの好成績なのがわかりますね。
運用方針
運用方針は以下のとおりです。
信託報酬率
信託報酬は以下のとおりです。
信託報酬が高めのアクティブ型ファンドですからつみたてNISAやiDeCo等の対象とはなっていません。
NISAでは購入が可能な投資信託です。
4位:FreeActive ゲーム&eスポーツ
4位はかなり意外な商品がランクインしました。
大和アセットマネジメントの「iFreeActive ゲーム&eスポーツ」です。
こちらは俗にいうアクティブファンドの中のテーマ型と言われるタイプで一定のカテゴリーの企業に投資をします。
「iFreeActive ゲーム&eスポーツ」は名前の通り、ゲームやeスポーツ関連ですね。
新型コロナウィルスの影響で自宅で過ごす時間が増えたことが追い風になったのでしょう。
トータルリターン
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1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
本ファンド | 6.47% | 22.06% | 28.18% |
カテゴリー平均 | 9.77% | -8.19% | -8.09% |
直近6ヶ月のトータル・リターンでは22.06%とSBI証券の取扱投資信託商品では4位となりました。
直近1ヶ月のトータルリターン6.47%、直近1年トータル・リターンでも28.18%となっています。
特に1年間のトータルリターンが素晴らしいですね。
運用方針
運用方針は以下のとおりです。
信託報酬率
信託報酬は以下のとおりです。
こちらも信託報酬は少々高めですね。
こちらもイデコやつみたてNISAでは現状対象となっていません。NISAでは購入が可能な投資信託です。
3位:iFreeNEXT FANG+インデックス
3位も大和アセットマネジメントの投資信託。「iFreeNEXT FANG+インデックス」です。
こちらはインデックス型の投資信託です。ただし、ちょっとニッチな商品となります。
対象としているベンチマークが「NYSE FANG+指数(円ベース)」なのです。
NYSE FANG+指数とは次世代テクノロジーをベースに、グローバルな現代社会において人々の生活に大きな影響力を持ち、高い知名度を有する米国上場企業を対象に構成された株価指数のことで具体的には以下の銘柄で構成されてます。
もともとあったFANGにいくつかの銘柄がプラスされた感じですね。ちなみにFANGはフェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグルの頭文字をとったものです。GAFAMと比較するとマイクロスソフトが入っていない感じですね。
Amazon(アマゾン)
Netflix(ネットフリックス)
Google(Alphabet:アルファベット)
Apple(アップル)
Alibaba(アリババ)
Baidu(バイドゥ)
NVIDIA(エヌビディア)
Tesla(テスラ)
Twitter(ツイッター)
トータルリターン
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1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
本ファンド | 17.47% | 29.25% | 21.16% |
カテゴリー平均 | 12.19% | -9.53% | -10.51% |
直近6ヶ月のトータル・リターンでは29.25%とSBI証券の取扱投資信託商品では3位となりました。
直近1ヶ月のトータルリターン17.47%、直近1年トータル・リターンでも21.16%となっています。
特に1ヶ月のトータルリターンが素晴らしいですね。
運用方針
運用方針は以下のとおりです。
信託報酬率
信託報酬は以下のとおりです。
こちらはインデックス型の中では少々高めの信託報酬となっています。
こちらもイデコやつみたてNISAでは現状対象となっていません。NISAでは購入が可能な投資信託です。
2位:楽天ボラティリティ・ファンド(資産成長型)
2位は楽天投資投資顧問の投資信託。「楽天ボラティリティ・ファンド(資産成長型)(愛称:楽天ボルティ)」です。
こちらはVIX先物を活用したボラティリティ関連指数などに投資をする変わった商品となります。
VIXは別名「恐怖指数」とも呼ばれ相場の先行きに不安が生じた時に数値が大きく上昇する特徴があります。
新型コロナウィルスの影響によりVIX指数はかなり動きましたからそれが追い風になったようです。
トータルリターン
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1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
本ファンド | -2.15% | 42.37% | 30.51% |
カテゴリー平均 | 1.% | -0.86% | -0.98% |
直近6ヶ月のトータル・リターンでは42.37%とSBI証券の取扱投資信託商品では2位となりました。
直近1ヶ月のトータルリターン-2.15%、直近1年トータル・リターンでも30.51%となっています。
直近1ヶ月はマイナスとなっていますが、6ヶ月は大きくプラスです。
この商品はうまく売り買いする必要があるかもしれませんね・・・
運用方針
運用方針は以下のとおりです。
信託報酬率
信託報酬は以下のとおりです。
成功報酬部分はハイ・ウォーターマーク方式を用いた方法となります。
簡単に言えば利益がでたら報酬もらうねってことです。
具体的にはハイ・ウォーターマーク(ファンドが決めた一定の金額)を超えた場合に、その超過額に11%(税抜10%)を乗じて得た額とします。
つまり、通常の信託報酬に一定の金額を超えた部分の超過額に11%の手数料が発生するということですね。
なお、こちらもイデコやつみたてNISAでは現状対象となっていません。NISAでは購入が可能な投資信託です。
1位:楽天ボラティリティ・ファンド(毎月分配型)
1位は楽天投資投資顧問の投資信託。「楽天ボラティリティ・ファンド(毎月分配型)(愛称:楽天ボルティ)」です。
2位の「楽天ボラティリティ・ファンド(資産成長型)」との違いは決算頻度です。
「楽天ボラティリティ・ファンド(資産成長型)」は年1回、「楽天ボラティリティ・ファンド(毎月分配型)」は年12回の決算となります。
一般的に毎月分配型の場合はその都度分配されますので効率はちょっと悪くなりがちですね。今回はその逆の結果となっていますが・・・
トータルリターン
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1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
本ファンド | -2.22% | 44.59% | 32.71% |
カテゴリー平均 | 1.% | -0.86% | -0.98% |
直近6ヶ月のトータル・リターンでは44.59%とSBI証券の取扱投資信託商品では1位となりました。
直近1ヶ月のトータルリターン-2.22%、直近1年トータル・リターンでも32.71%となっています。
直近1ヶ月はマイナスとなっていますが、6ヶ月は大きくプラスです。
資産成長型と比較すると1ヶ月はマイナス幅が広くなっていますが、6ヶ月と1年は成績が良くなっていますね。
運用方針
運用方針は以下のとおりです。
信託報酬率
信託報酬は以下のとおりです。
こちらも信託報酬の仕組みや率は全く同じですね。
なお、こちらもイデコやつみたてNISAでは現状対象となっていません。NISAでは購入が可能な投資信託です。
まとめ
今回は「コロナ禍でもリターンが高かった投資信託はこれだ。見逃せない意外な投資信託たち」と題してコロナ禍で成績のよかった投資支度をみてきました。
結構意外な投資信託ばかりが並んでいますね。どれもあまり人気がないところが面白いところでもあります。
4月末時点のランキングをまとめると以下の通りです。(ランキング順位は6ヶ月を基準としています)
1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
楽天ボラティリティ・ファンド(毎月分配型) | -2.22% | 44.59% | 32.71% |
楽天ボラティリティ・ファンド(資産成長型) | -2.15% | 42.37% | 30.51% |
iFreeNEXT FANG+インデックス | 17.47% | 29.25% | 21.16% |
iFreeActive ゲーム&eスポーツ | 6.47% | 22.06% | 28.18% |
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド | 13.12% | 20.97% | 16.32% |
インデックス投資が絶対という方もお見えですが、大きく相場が動くときはこのように大きく儲かる金融商品も出てきます。常にアンテナを貼っておくことも必要なのかもしれませんね。
なお、投資信託買うならこの2社がおすすめですね。取扱商品が多い、注文方法が多彩、手数料が安い、ポイントが貯まるなどメリットいっぱいです。
CHECK! SBI証券
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