企業の策にまんまとハマり、ポイント還元を意識しすぎて逆に損をしている残念な人たち

先日、知り合いの方からちょっと残念は話を聞きました。

小売店のポイントを貯めていて近くに同様のお店があるのに数十キロくらい先まで買い物に行っている
というのです。(もともとは近くにあった小売店だったそうですが、閉店して数十キロ先にしかないとか)
この手の話は本当に多くて、ポイント還元を意識しすぎて損をしてしまっている残念な人が増えているのです。
今回はこの件を元にポイント還元と節約について考えていきましょう。

ポイント集めを目的とするな

現在、様々なポイントの還元がそこら中で行われています。

多くの方がポイント還元を意識して買い物をしていることでしょう。

今回の話のようにポイントを貯めている方ここに行こうという感じですね。

これはこれで確かにポイントの面からみれば得をしているわけですが、もう少し大きな括りでみた場合に本当に節約になっているのでしょうか?

ポイントは企業のマーケティング策

ポイント還元を行うのは企業のマーケティングの一環です。

企業から見てポイントを発行するということはそれだけ利益が減ることになります。

しかし、それ以上に企業にとってなんらかのメリットがあるから実施しているわけです。

単に損をするためだけにやるわけありませんよね。

ポイント還元はもちろん、キャンペーンや商品の値付も同様で企業側が消費者心理や行動経済学なんかを駆使して自社が最終的に最も儲かるように仕組んでいるはずです。

そのため、多くの人がその策に見事にハマってしまっているんですよ。

ポイントはあくまでおまけ

そこでしっかり認識しておきたいのがポイントはあくまで「おまけ」であるということ。

しかし、今回の方のようにおまけのはずがそれを意識しすぎて「数10キロくらい先まで買い物に行っている」という行動になってしまっているのです。

ポイントは付いても数%でしょう。

多くは1%や0.5%です。

1万円買ったとすると1%で100円、0.5%で50円です。

近所で同じ商品が同額売っていた場合にそのポイント分と数10キロくらい先までいくガソリン代(車なら)や時間を天秤にかけて本当にどちらが得なのかを考えてみましょう。

このケースは節約のための手段の一つであるポイントが目的になってしまっているんですよ。

目的と手段を混同しないようにすることが大事なのです。


現金値引きとポイント還元でどちらが得か?

次に現金値引きとポイントがもらえるのどちらが得なのか考えてみたいと思います。

例えば家電量販店で10万円のテレビを買う場合に10%値引きの場合と10%ポイント還元の場合で考えて見ましょう。

現金値引きの場合

10万円の商品を10%値引きとなれば1万円分の値引きが受けられます。

つまり、このテレビは9万円で購入することになります。

値引率はそのままですが10%です。

ポイントの場合

ではポイント場合はどうでしょう。

10万円の商品を買うと10%のポイントが付きます。

なんとなく考えると値引きと同じ得したように感じるかもしれません。

しかし、そうではありません。

ポイントの場合には10万円で11万分買えるようになるに過ぎないのです。

つまり、値引率に換算すると9.1%です。

前述の現金値引きの場合にはそのまま現金で引いてくれていますので値引きは10%

つまり、現金値引きの方が得なんです。


ポイントは貯めた方が良い?すぐ使ったほうがよい?

もう一つ考えておきたい点があります。

それはポイントはすぐ使ったほうがよいのか、

それとも貯めたほうが良いのかってことです。

これは結論から先に行っておくとポイントはすぐに使ったほうが得です。

ただしこれには条件があり、ポイントをもらったときとポイントを使うときのレートが一緒の場合です。

例えばキャンペーン中にポイントを使えばポイントを2倍として使えますというのがあればポイントをその時まで貯めておくというのは戦略的に有りですね。

それではポイントはすぐに使ったほうが得な理由を見ていきましょう。

ポイントは値引きを先延ばしにしているだけ

ポイントの場合には値引きを先延ばししているいう側面もあります。

本来もらえる値引き(現金)をその会社に貸していると同じような状況となっているのです。

お金を貸せば利息がもらえますがポイントの場合それはもらえません。

例えば1万円分の現金値引き分を受けたときにその1万円を投資に回したとします。

1%の運用だとすると100円の利益を得ることが出来ます。

つまり100円得することになります。

ポイントだとその100円の得が受けられないってことですね。

かなり細かい金額の話かもしれませんが、こういうものの積み重ねが長い目でみれば大きく差がつくのです。

ポイントがなくなることも・・・

また、大抵のポイントは有効期限があります。

それを過ぎればそのポイントは使えなくなってしまいます。

私も先日数万円分のヤフーショッピングで貯めたPayPayのポイント(PayPayボーナスライト)の有効期限を忘れて失効するというミスをしてしまいましたね・・・

さらにポイントが急に改悪されるってこともよくある話です。

つまり、できるだけポイントは早く使っておいたほうが損せずに済むケースの方が多いのです。

また、ポイントを発行している会社が倒産したりすればポイントは消えてしまいますし、近くの店がなくなってしまえば使う機会がなくなってしまうでしょう。

origamiみたいなことが今後も起こる可能性はあるでしょうしね。

ポイントがあると判断がおかしくなるケースも

また、ポイントがあることで判断を間違えてしまうケースも多いです。

安い店とポイント還元の多い店

よくある判断ミスとして安い店とポイント還元の多い店の選択があります。

前述のように現金値引きとポイント還元が同じでも現金値引きがお得です。

ポイントが付かない店とポイントがつくお店でも価格差によってはポイントがつかない店がお得なケースも当然でてきます

そのあたりを冷静に判断できるようにしたいところですね。

ポイントがあることで無駄使い

また、ポイントが無駄使いを生むというのもよく言われています。

ポイントの有効期限が近いからとなにか買うものはないかと探したりすることがあると思います。

ポイントがなければ発生しなかっただろう買い物なのにです。

ポイントのみで払うなら問題ないでしょうが、追加で支払う金額部分をしっかり考えて判断する必要があるでしょう。

5倍ポイントデー

近所のドラックストアもポイント5倍デーになるとかなりの盛況となります。

そのドラックストアのポイントは通常0.5%ですから5倍デーは2%余分にポイントが付くことになります。

例えば5千円買い物したとすると2%還元が増えることで受けられるポイントは100ptです。

100ptのために大混雑して待ち時間が長い状態でいくのが賢明な判断なのでしょうか?


まとめ

今回は「企業の策にまんまとハマり、ポイント還元を意識しすぎて逆に損をしている残念な人たち」と題してポイント還元について考えてみました。

ポイントはあくまでおまけと捉えておくくらいがちょうどよいと思いますけどね。

なお、どうしてそうなってしまうのかは行動経済学で説明が可能だったりします。詳しくはこちらの記事を御覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ブログランキング参加中です

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村

フェイスブックページ、ツイッターはじめました。

「シェア」、「いいね」、「フォロー」してくれるとうれしいです

ポイント還元を意識しすぎて 逆に損をしている残念な人たち
最新情報をチェックしよう!