【半沢直樹】のおかしな点をまじめにツッコんで解説してみる。

2013年に大ヒットしたドラマ「半沢直樹」の続編が7年ぶりに登場してかなり高い注目度になっています。

前回は銀行が舞台でしたが、今回は証券会社が舞台となっており、株式投資が好きな方からすればかなり楽しめる内容となっています。

しかし、ネットでの評判をみると「あそこがおかしい」とか「ここが違う」っていうツッコミポイントが多々あり、そちらで持ち上がってる感すらあります。

特に金融機関勤務の方や株式市場をよく知っている方からすればツッコミポイント満載なんですよ。

個人的には半沢直樹はフィクションなので面白ければそれでいいじゃんと思いますけどね。

ただし、株の知識のない方が半沢直樹をみて勘違いしてしまう可能性もあります。実際に半沢直樹が放送されてから証券会社で口座開設する人が増えているという話までありますしね。

そこで今回は半沢直樹をみて私が感じたおかしな点をまじめにツッコんで解説してみたいと思います。

※ネタバレにならない程度でストーリーに触れていますのでまだ見ていない方はご注意ください。

ストップ安がない

株をやっている方の多くが気づいてしてきていた点からみていきましょう。

ストップ安がなかった

んですよ。

ネタバレになりますので詳細には書きませんが、ある会社の業績不振が報道され株価が暴落します。

それによりその会社の株は600円前後から120円前後まで株価が暴落しました。

これ株を知らない方ならそういうものだろうと捉えると思いますが、実は現実ではありえません。

制限値幅があり、そこで止まる「ストップ安」という制度があるためです。

制限値幅とは

株の世界では異常な暴落や暴騰を避けるために株価が一日で上下できる幅に制限が設けられています。

それが値幅制限です。

具体的には細かく株価毎に決まられており、今回のように株価が600円のものならば100円が制限値幅となります。

つまり、500円〜700円までしか株価は動かないのです。

ストップ安とは

ストップ安とは制限値幅いっぱいまで下がることです。

株価が600円のものならば500円がストップ安です。

その日はそれ以上下がることはありません。

逆に制限値幅いっぱいまであがることをストップ高といいます。

今回の半沢直樹では1日で600円から120円まで下がっていましたので株のルールを知っている方からすると疑問が生じてしまったのです。

おそらく、展開をわかりやすくするためにそういう風に演出したんでしょうね。

ちなみに下記記事でも紹介している私が好きな株式市場を舞台にしたドラマ「ビックマネー」も制限値幅なかったですね。

その方が株をやらない人からしたらわかりやすいんでしょうね。



ザラ場に大きな買収発表

次は

ザラ場に大きな買収発表をした

ことです。

ザラ場(場中)とは株式相場が開いている時間のことです。

ちなみに平日の9:00〜11:30、12:30〜15:00の計5時間がザラ場となります。

こちらもネタバレになりますので簡単に概要を書くだけにしておきますが、株価が下がるのを阻止するために場中(14:30くらい)に大きな買収を発表して株価を吊り上げるのです。

これも現実的にはまずありえない話なんですよ。

重要な発表は15時以降

今回のような大きな買収など株価に影響が大きい事案に関してはザラ場が終わった15:00以降に発表することが通例となっています。

決算発表なども基本的に同じですね。

一般的なセオリーとして株式市場の影響を考えて好材料は週初め、悪材料は金曜日の15:00以降にすることがほとんどなんですよ。

ですから今回の半沢直樹の展開もちょっと疑問に思う方もいたようです。

こちらも展開を早くするためにそういう流れとしたんでしょうね。

ただし、これ要請があったり、通例となっているだけでそう決まっている法律があるわけではないようです。

ですから全くないとは言い切れないってことですね。

今までにザラ場に大きな買収発表をみたことはありませんが・・・


社内ぐるみで妨害工作?

個人的に一番これがやばいと思ったものです。

金融庁の調査を社内ぐるみで妨害

こちらもネタバレになりますので詳しくは書きませんが、半沢直樹がバレたら業務停止命令くらうような行為を行っており、それを調査するために金融庁が監査に入ります。

それを妨害するために社内全体で関連する書類をシュレッダーにかけたり、ファイルを全消ししたりします。

これもどうなんだ。。。って感想を持った方も多いようです。

もし同じ状況でも通常は関わるのは数人

私も証券会社に勤めていた経験があるわけでもないので内情はわかりませんが、もし同様のことが起こっても金融庁の調査を妨害するのを社内一丸でやることはないと思われます。

証券会社内で疑問に思う従業員も現れるでしょうからそういった方にリークされる可能性を考えるからです。

もみ消すにしても数人が極秘裏に行うでしょう。

これも会社の一丸具合を演出するためにやっているんでしょうね。

池井戸作品のドラマ化は全部こういう感じの社風ですからね・・・

ハッキングしてファイルを消すのも・・・

さらに隠していたファイルがバレそうになったら関係する会社にお願いしてハッキングして消すということが行われます。

これもそのファイルが消す状況をその会社の全社員が見守るという演出が行われていました。

いくら会社のためとはいえ、金融庁が監査に来ていて調べたいファイルをハッキングして消すのを全員が見守り、うまく消せたら大歓声というのは通常ではありえませんね。

そもそも他の社員は事情すら知らないはずですしね。

これも社員一丸の良い会社というのを演出したいのでしょうが・・・


決算書をザーとみてなにがわかる?

また、ある会社の決算書を見ているシーンも疑問を持った方が多かったです。

あんな決算書の見方で何がわかるの?

って感じですね。

私も決算書の分析をよく行いますが、電卓片手かエクセルです。

半沢直樹がトンデモなく暗算能力が高いのかもしれませんが・・・

買収価格を考えるのは決算書だけでは無理

また、決算書だけで買収価格に疑問をもつシーンがありました。

基本的に決算書は現在の財政状態、経営状況、お金の流れなどはわかりますが、企業の将来性などは反映されません。

買収価格の部分に大きいのはむしろ企業や商品・サービスの将来性なんですよ。

それを見ずに買収価格に疑問を持つのはちょっとおかしな気はしましたね。

これも半沢直樹の優秀さを表すためでしょうが・・・

本当にあんな感じでわかるなら今の会社を辞めてベンチャー投資事業でも始めた方が良いでしょうね。

なお、決算書の見方はこちらの記事を御覧ください。

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まとめ

今回は「【半沢直樹】のおかしな点をまじめにツッコんで解説してみる。」と半沢直樹で疑問が出ている内容について簡単なツッコミと開設をしてみました。

半沢直樹はあくまでフィクションですからだいぶデフォルメされていることを承知で楽しみましょうね。

半沢直樹きっかけで株を始める方はその点はあらかじめ知っておきましょう。

なお、今から株式等を始めるならネット証券NO1のSBI証券がおすすめですよ。

手数料の安さ、取り扱いの商品の多さ、注文の種類の多さなど他社と比較してもメリットが大きいですね。

SBI証券
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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れています。
なにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。利便性で考えるならSBI証券でしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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