つみたてNISAで購入した商品の95%は売らずに保有したまま。2020年12月末時点のNISA口座利用状況が発表

2020年12月時点のNISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの利用状況調査(確定版)が金融庁より発表されました。

2月に出た速報版の時点でつみたてNISAの利用者数が300万人を超えたことはわかっていましたが、さらに詳細のデータが公表されています。

個人的に注目したのはNISA口座もつみたてNISAも稼働していない口座がかなりあることですね。

また、つみたてNISAで購入した商品を売却する話も見聞きしたことがありますが、意外と長期保有されていることもデータでわかりました。

今回は金融庁が発表したNISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査を読み解いていきます。

なお、つみたてNISAってなに?どうやって始めたらいいの?って方はこちらの記事も合わせて御覧ください。

つみたてNISAとはなにか「おすすめの金融機関」「おすすめのアセットアロケーション」「おすすめ商品」「イデコとの違い」「NISAとの違い」などつみたてNISAについて網羅的にご紹介していますよ。
なお、2020年9月時点までの加入者資料ははこちらをご覧ください。

つみたてNISAの伸びがすごい

まずはNISAファミリー(つみたてNISA、NISA)の2020年12月末時点の口座数から見ていきましょう。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

口座数
NISA(一般・つみたて)合計1,523万2,308 口座
一般NISA1,220万9,886口座
つみたてNISA302万2,422口座

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020年12月末時点」より

ちなみに速報版のNISA(一般・つみたて)合計は1,523万9,727 口座でしたから、少しずれています、

その他の数字も多少違いますが、速報版は集計に誤りがあったんでしょうかね?

なお、速報版のまとめ記事はこちらでご覧いただけます。

注目スべきはつみたてNISAの伸びでしょう。

2019年12月時点では189万230口座でした。

ですから1年で約113万口座増えた計算となります。

結構な勢いで増えていっていますね。

つみたてNISAは1年で4,641億円利用される

次にNISAファミリー(つみたてNISA、NISA)の2020年12月末時点の買付額を見ていきましょう。

買付額
NISA(一般・つみたて)合計21兆7,075億2,671万円
一般NISA20兆9,460億9,834円
つみたてNISA7,614億2,837万円

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020 年12月末時点」より

こちらも速報版の時点ではNISA(一般・つみたて)合計の買付額は22兆215億2,961万円でしたから5000億円くらいずれてますね。。。

つみたてNISAの買付額が予想以上に増えています。

ちなみに2019年12月時点では2,973億1,278万円でした。

1年で4,641億円も増えているんですよ。

それだけ利用者も増えていますし、利用金額も増えているのでしょう。

年代別の口座数

次に年代別の利用者数を見てみましょう。

2020年12月時点NISA口座数

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020 年12月末時点」より

まずは年代別の口座数を見てみましょう。

NISAは50歳〜70最大が多くなっています。最も多いのは60歳代ですね。

対してつみたてNISAは最長20年という長い期間なのもあり、若者の利用が多いです。

30歳代が最も多く817,415口座。次いで40歳代、20歳代と続きます。

80歳以上で利用している方もそれなりに見えるんですね。

一般NISA年代別買付金額別口座数

次に一般NISAの年代別買付金額別口座数を見てみましょう。2020年12月時点NISA口座買付金額

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020 年12月末時点」より

注目すべきは0円の数です。

NISA口座は10.631,174口座ありますが、0円(全く買付していない口座)が5,781,586口座あります。

つまり、半分以上がNISA口座は持っているものの使っていないという結果に・・・

これはNISAは金融機関が一時期ノルマのために口座開設を稼ぎまくったという部分が大きいのかもしれません。

私も知り合いの銀行員に何度勧誘を受けたことか。。。

付き合いで口座は作ったけど使ってないという話なんでしょうね。

これは年代関係なく同じ傾向ですね。

20歳代でも502,573口座のうち307,195口座が0円と6割近くが使われていませんね。

次に多いのが100万円超〜120万円以下ですから、使っている人は限界近くまで利用しているということではあります。

つみたてNISA年代別買付金額別口座数

2020年12月時点つみたてNISA口座買付金額別口座数

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020 年12月末時点」より

次はつみたてNISAです。

こちらも3,043.502口座のうち、982,789口座は0円(全く買付していない口座)です。

割合にすると32%とくらいとかなり多いですね。。。。

ただし、NISAよりは利用されていない口座は少ない傾向にあります。

こちらも金融機関のノルマで口座を開設させられたけど利用していないという話がおおいのでしょうか??

年代関係なく同じような傾向にあります。

年代別の買付金額

次に年代別の買付金額を見ていきましょう。

一般NISAの年代別買付金額

2020年12月時点NISA年代別買付金額別

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020 年12月末時点」より

一般NISAは古くからある制度なのもあり、60歳代、70歳代の買付金額が多くなっていますね。

60歳代以降で買付金額の半分以上を占めています

また、やはりNISAですから上場株式の利用が多くなっていますね。

つみたてNISAの年代別買付金額

2020年12月時点つみたてNISA年代別買付金額別

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020 年12月末時点」より

つみたてNISAは口座開設者が20歳〜40歳代の比較的若い世代の加入が多くなっているのもあり、買付額でも大きくなっています。

つみたてNISAは40歳までで買付額で68%を占めており若者のための制度という感じになっています。

つみたてNISAは投資信託を前提と作られたような制度ですから大半が投資信託。

また、対象商品の多くがインデックス型の投資信託なのもあり、80%近くがインデックス型ですね。

2020年12月末の商品別残高

今回の資料で個人的に面白いと思ったのがこちらです。

2020年12月末の商品別残高が公開されています。

前述のデータは買付データでしたが、こちらはまだ保有している金額という事です。

一般NISAの2020年12月末の商品別残高

2020年12月時点NISA商品別保有金額別

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020 年12月末時点」より

今までの買付金額合計は2,094,609,834円でした。

2020年12月末では828,868,696円が保有されています。

つまり、約39%が売られずにまだあるということです。

NISA制度自体は2014年に始まり、基本的な非課税期間が5年であることを考えれば、意外と長期保有の方が多いということがわかりますね。

つみたてNISAで売られたのは5%だけ

2020年12月時点つみたてNISA商品別保有金額別

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020 年12月末時点」より

つみたてNISAはさらに長期保有の傾向が強いですね。

つみたてNISAの2020年12月末までの買付金額は76,142,837円でした。

2020年12月末時点での残高は72,325,733円と約95%が売られずにそのまま保有されていたということになります。

逆に言えば売られたのは5%だけということです。

つみたてNISAは20年という非課税期間がありますので、当然の結果といえば当然ですが、予想以上にうまく稼働していることがわかりますね。

ちなみに年代別で購入した商品をそのまま保有している割合を計算すると以下のようになります。

  • 全年代:94.9%
  • 20歳代:88.7%
  • 30歳代:97.4%
  • 40歳代:98.7%
  • 50歳代:97.03%
  • 60歳代:?
  • 70歳代:83.9%
  • 80歳代以上:81.7%

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査 (2020 年12月末時点」を元にお金に生きるで作成

年代でかなり差がありますね。

全年代だと94.9%でしたが、20歳代は88.7%と少し悪い結果となっています。

まだ、投資経験も浅いでしょうから暴落に耐えられずに売ってしまった人が多いのでしょうか?

40歳代の方は投資経験もついてきてお金に余裕もあるからか98.7%とほとんどの方が売っていませんね。

※なお、60歳代は商品保有金額が買付金額を超えるという意味のわからないデータとなっていました・・・データになにか変なのが入っているのかもしれません。金融庁さん修正をお待ちしております。

まとめ

今回は「つみたてNISAで購入した商品の95%は保有したままである。2020年12月末時点のNISA口座利用状況が発表」と題して最新のNISAファミリーの利用状況を見てきました。

非常にお得な非課税制度のつみたてNISAやNISAですが、活用している方は大いに利用、そうでない方は口座さえ開いていないという現状がわかってきました。

とくにつみたてNISAは多くの方が長期保有をしているという金融庁が意図した結果となっているのは大変喜ばしい状況なのかもしれません。

まだ、つみたてNISAをはじめていない方はiDeCoと合わせて初めての投資には大変おすすめですからぜひ活用してみてくださいね。

なお、今回の話の元資料になっている統計データはこちらからお読みいただけます。

つみたてNISA・NISAに加入するなら2社が有力

つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。

SBI証券

SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう

SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。

2021年6月30日から三井住友カードで投資信託が購入できるようになり、楽天証券と比較して負けているポイントがなくなりましたね。

なお、付与ポイントは楽天証券が1%なのに対して、通常の三井住友カードが0.5%、ゴールドカードが1%、プラチナカードが2%です。

現在最強と言ってもよいのがSBI証券でしょう。

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SBI証券
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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。

楽天証券

楽天証券最大のメリットは楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できることです。

楽天カードを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。

楽天カードを利用しているなら楽天証券がおすすめですね。

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楽天証券
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楽天証券

楽天証券はなによりも楽天カードで投資信託を購入すると1%の楽天スーパーポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。

この差はかなり大きく他の証券会社にはないかなりのストロングポイントとなりえるでしょうね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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