FPが実施するお金のセミナーや投資セミナーは危険?怪しいセミナーを見分けるポイント

読者さまからご質問をいただきました。

◯◯というファイナンシャルプランナーが実施するセミナーに奥さんが参加しています。これは危険なのでしょうか?
大変申し訳ないのですが、◯◯というファイナンシャルプランナーの存在を知らないですし、セミナー内容を聞いたことがありませんのでこの質問に回答することはできません。
ただし、一般論では語れますので今回はお金のセミナーや投資セミナーについて考えて見ましょう。
結論から言えばセミナーはピンキリ。やばいセミナーもあるので選別しろってことです。

怪しいセミナーを見分けるポイント

投資セミナーやお金のセミナーはそこら中で開催されています。

内容はほんとうにピンきりなんですよ。

中には低価格で優良なものも存在するとは思いますが、セミナー開催の目的が高額な詐欺まがいなバックエンドの商売にあるケースもあります。

ですからしっかり選別しないと危険なことになってしまうこともありえるのです。

そのポイントをご紹介しましょう。

セミナー開催の目的を考える

まず、セミナーといっても無料セミナー、有料セミナーで大きく話が違ってきます。

有料セミナーでそれなりの金額を取るケースならばそのファイナンシャルプランナーはそのセミナーで収益を得ようとしているわけですから怪しいというわけではありません。

しかし、無料セミナーや有料でもどう考えても採算が取れないだろう金額の場合はなにか他に目的があると考えるべきです。

無料セミナーでも商工会議所や商工会、県庁などの公的なところが会員や県民のために主催しているケースや主催者が集客のためにやっているケースもあります。

しかし、それ以外の場合は「保険の販売」、「投資商品の販売」、「住宅の販売」などが目的のケースが多いですね。

その目的があるのは知っていて必要な情報を得るためだけにセミナーに参加するのは構わないでしょうが、販売目的があるケースはちょっと注意が必要となります。

どうしてもバックになにかあれば、バイアスの掛かった情報となってしまいますからね・・・

絶対儲かるという言葉でたら帰ろう

また、やばいのは「絶対儲かる」とかいうようなケースです。

投資の世界で絶対というのはありえません。

そもそも絶対と謳って販売するのは法律上に問題があります。

それを平気で行うセミナーはおそらくやばい商品を売っている可能性がかなり高いです。

その言葉がでた瞬間に帰るのをおすすめします。

自分が理解できないものに投資をするな

この手の話にひっかからないために本サイトで何度も言及しているぜひ肝に命じておいていただきたいのは、世界一の投資家で投資会社「パークシャ・ハサウェイ」の会長兼CEO「ウォーレンバフェット」さんの言葉です。

何に投資すればよいかと絶えず質問を受ける。
それに対する答えは、誰の言うことも信じてはいけない。
あなた自身がよく知っているものだけに投資するのが、成功への道である

「自分がよく知っているものに投資をしなさい」

逆に言えば

自分が理解できないものに投資をするな
ってことです。
つまり、自分で考えて判断できる分野にしか投資をしないようにすれば、いくら買い煽ろうが回避できるんですよ。
セミナー講師が勧めていたからという理由だけでその株や投資商品などを買っちゃいけないんです。
まずは自分で考える癖をつけましょう。
記事も書いてますので合わせて御覧ください。

セミナーの主催者、講師を確認しよう

目的がセミナーでの収益でないなら、セミナーの主催者や講師の確認をしたいです。

セミナーを実施するなら主催者名(会社名)と講師名は記載があるはずです。(ないなら問題外)

まずはそちらを調べて見ましょう。

簡単な方法はいろいろな角度からググって(Google検索)みることです。

会社名
商品名
住所
電話番号
FAX番号
メールアドレス
講師の名前
社長の名前
担当者の名前

などなど。

すでに悪い評判が出回っているケースはこの段階で回避できるはずです。

電話番号が携帯電話のみだったり、メールアドレスがフリーメールの場合、怪しいポイントの一つです。

私が人事をやっているときは応募者のメールアドレスやメールアドレスの文頭で検索を掛けてみてましたね、

また、住所が分かればグーグル・アースやグーグル・ストリートビューなんかで見てみるのも効果的です。

WEBサイトやグーグルマップの口コミも参考になりますね。

WEBサイト
Google Mapsの口コミ

やばいところの場合はWEBサイトがたいてい突貫工事レベルです。

ペライチやJimdoなどで形だけ作っているケースも多いですね。

ググってもでてこないケース

中にはググっても出てこないケースがあります。

これは会社名等定期的に変更していたり、悪い噂が広まったら会社を潰して新しい会社を立ち上げたりするケースもあるからです。

それを外から判別するのは難しいですが、このような方法もあります。

1つ目は下記で会社WEBページのアドレスを検索(ドメイン検索)してみることです。

するといつ作られたドメインなのか、どこの国、おおよその地域、どこの会社、責任者などがわかります。

WHOIS検索

特にあまり直近に作られたドメインだとちょっと怪しいですよね。

また、法務局にいけば会社名と住所がわかれば登記簿謄本(登記事項全部証明書)をとることできます。

登記簿謄本を見れれば会社名、会社設立年月日、資本金、役員の名前、会社名の変更履歴なんかを知ることができます。

あまり設立が近かったりしたら怪しいでしょうし、役員の名前や旧社名でググるといろいろわかるケースが多いです。

消費者庁や国民生活センターで確認

また、消費者庁のWEBページ国民生活センターのWEBページ行って同様の例はないのかを確認するのもよいでしょう。

相談窓口や事例もありますので事前確認をおすすめします。

本当にFPなのかを確認

ファイナンシャルプランナーのセミナーならその人が本当にFPなのかを確認しておくとよいでしょう。

といってもファイナンシャルプランナーはちょっとややこしい仕組みなんですよ。

そもそも「ファイナンシャル・プランナー」という用語は一般名称

ですから資格がなくても名乗ることができるんです

ですからそれだけでは資格をもっているのかどうかもわからないという・・・

なお、「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士」は国家資格です。

しかし「ファイナンシャル・プランナー」という用語は一般名称なんですよ。

ややこしいですね笑

また、ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士といっても1級〜3級まであります。

さらに民間資格のCFP、AFPというのもあります。

ちなみにCFPとファイナンシャル・プランニング(FP)技能士1級が同じくらいの難易度で一番難しいです。

AFPとファイナンシャル・プランニング(FP)技能士2級は難易度が同じくらいと言われています。

ですからその人がどれにあたるのかは確認しておくと良いでしょうね。

ちなみにファイナンシャル・プランニング(FP)技能士の場合は検索する方法はありませんが、CFP、AFPは以下のページで検索が可能です。

CFPやAFPを名乗っているのに検索に引っかかってこない場合はちょっと怪しいのかもしれません。(検索避けができるようにしてあるかもしれませんが)

>>日本FP協会 資格認定会員検索



まとめ

今回は「FPが実施するお金のセミナーや投資セミナーは危険?怪しいセミナーを見分けるポイント」と題して怪しいセミナーの見分け方をご紹介しました。

なかなか選別は難しい部分もありますが、お金のセミナーや投資セミナーは怪しいものもたくさんありますのでしっかり見極めたいところですね・・・・

怪しいセミナーの見分け方をまとめると以下の通り

  • セミナーの開催目的を考える
  • 主催者、講師を確認する

もちろん中には良質なものもあるのでしょうが・・・

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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